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2014年1月 6日 (月)

三陸道4車線化進む その他補足

 またまた、今朝の河北から

 進む三陸道4車線化 14年度中に6割完成

三陸自動車道仙台港北-桃生豊里インターチェンジ(IC)間の4車線化工事は2014年度、松島北-石巻北IC間の21.2キロが開通し、計画延長(52.6キロ)の約6割の整備が完了する。仙台市と宮城県石巻市が全線4車線で結ばれるのは15年度の予定。

 東日本大震災の復旧、復興工事関連車両の増加に伴う交通渋滞の緩和に加え、県内の産業や観光の振興の弾みになると期待されている。
 4車線化工事は12年7月、利府中-松島海岸IC間(4.0キロ)で完了し、使用が始まった。本年度中に松島海岸-松島北IC間(7.5キロ)が完成する予定。
 14年度は松島北-石巻北IC間(21.2キロ)で工事が完了し、4車線化区間は計画全体の62%に達する見通しとなった。
 15年度には、残る仙台港北-利府中IC間(7.8キロ)と石巻北-桃生豊里IC間(12.1キロ)が相次いで開通する。
 4車線化工事に伴い閉鎖していた松島大郷ICの出入り口のうち、石巻方面の出入り口の利用は昨年12月25日に再開した。仙台方面の出入り口の再開は今月24日。
 三陸道は復興道路に位置付けられ、2車線区間の建設工事も進む。15年度は登米東和-志津川IC間(11.1キロ)が開通する予定。
 三陸道は宮城県道路公社が利府中-鳴瀬奥松島IC間、国土交通省がそれ以外の区間をそれぞれ管理している(1/6河北)

20140105023jd_4

                             

着々と進む三陸道拡幅

 震災復興絡みで進められている三陸道の4車線化について、2014年度中に利府中ICと石巻北ICとの間の4車線化が完了予定とのこと。

  一番ボトルネックになっている仙台港北IC-利府中ICは、北部道路からの合流もあり拡幅の優先度は高いながらも、完成は2015年度。

 三陸道(2車線)+北部道路(1車線)三陸道(1車線)

 で、よく渋滞が起こっている場所なので、あと2年以内には拡幅が終了し、スムーズになります。この区間の多賀城ICも完成するのかな。震災前はこの区間は10年位かけて拡幅する予定だったので、震災のおかげで早まったということになり複雑な気分ですが、便利になるのはうれしいところ。仙石線の全線復旧と同時期に完成ということになります。

 南部の常磐道は

  一方、北の方ばかり拡幅が優先されているけど、同じ津波被災エリアの常磐道(宮城県南)は、東部道路の岩沼ICから常磐道の山元ICまで片側1車線の暫定開通のまま。翌年度に山元ICから相馬ICまで開通し、現開通区間も含め南相馬から仙台までが高速道でつながりますが、ここは原則有料区間。

 三陸道の有料区間はともかく、石巻以北の無料区間が交通量が多くて拡幅されるのに、常磐道の有料区間が片側1車線のままというのも、そもそもの受益者負担の考え方からすると、変な話に感じます。復興道路としての位置づけがこじつけに感じるだけに。

 なお、常磐道の原発事故による通行止め・工事ストップ区間(南相馬-広野)も、工事再開され除染が進み、近い将来常磐道が全通することになっています。原発の廃炉等の車両の行き来のために活用されるとはいえ、徐々に進む現地帰還される方も含めた一般車も通行可能になるのかな。通過するだけだとあっという間の時間とはいえ、線量を気にする一般車がどの程度利用することになるのか。産業用の利用がメインになるのでしょうが、相馬・南相馬の方々はいわきまでの直結交通手段という選択肢が確保されるので、待ち遠しいところでしょう。どのような活用がされるのかが興味深いところ。

(1/11追記)

原発事故で通行止めが続いている区間のうち、広野―常磐富岡が2月中に開通と国交省から発表とのこと。分かりやすい開通見通し図が河北にありましたので使わせてもらいます。

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東北大雨宮キャンパス売却

 

同様に、本日の一面トップ記事だった「東北大学雨宮キャンパスの売却」については、某雑誌情報で1月末入札というのは既報でしたが、片平キャンパスの移転・売却が断念された現在、中心部に生まれる広大な土地は最初で最後になると思われるので、周辺部の機能を補完するような、高感度な商業施設・サービス施設の集合体+マンションを希望。詳しくは過去記事で書いているから省略しますが。

参考記事

 東北大雨宮キャンパス跡地の方向性決まるH25/4/20)

 仙台空港24時間化について

 空港民営化のシンポジウムで村井知事がこの24時間化に言及していたことを、先日の記事にしたところでしたが、改めて今日の記者会見で言及していたことを夜のNHKニュースで知りました。

 宮城県の村井知事は記者会見で、今後、航空会社からの要望があれば仙台空港の24時間化を検討する必要があるという考えを示しました。
(
途中略)
一方、村井知事は、仙台空港について「経営がうまくいっている航空会社に、仙台空港を拠点空港として使ってもらうことが重要だ。そうなれば24時間化に向けて、県としても応分の負担をしながら実現を目指していきたい」と述べ、今後、航空会社からの要望があれば、仙台空港の24時間化を検討する必要があるという考えを示しました(以下略)。(1/6 NHK仙台)

 航空会社が求めれば検討するという条件付きであり、県から積極的に進めるというスタンスは見せないようです。周辺住民の反応を様子見するためかなと感じました。

 県のプロジェクトがらみで住宅地を造成した美田園には新住民が多いし、住人がいる場所では24時間化となると最も影響を受けるエリアです。

 そもそも24時間化しても、深夜にバンバン離着陸するような多くの便が設定されることは考えられず、それは羽田は別格として、格上都市の関空、中部、新千歳などの既存24時間空港を見てもわかるところ。

  東京以外の地方都市にそんな需要はないし、ましてや仙台では。少なくとも、非常時の遅れにも対応できるように実質6時23時を可能にし、LCCの拠点化に必要な就航時間の拡大を図ることが主目的ながらも、インパクトを高めるために24時間化をぶち上げて、仙台空港への注目を集めることを狙っているのだろうかなと。

 また、旅客600万人だけでなく、貨物5万トンも民営化の達成目標なので、国際貨物専用便の就航などを目指す場合、24時間化は武器になりえますが、これは、必ず反対運動がおこり、一筋縄ではいかない話なので、動きを注視していきます。でも民営化にあたって空港価値の向上が図れるから、知事はやりたいだろうなぁ

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