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2013年11月10日 (日)

仙台市地下鉄の動き

2年後の東西線開業を控えていますが、南北線も存在感が増しています。

一時期、団塊の世代の退職や少子高齢化もあり、通勤通学客の減少に歯止めがかからず、ピーク時の一日17万人近い利用客から、徐々に減り始め、H23年度は大震災の影響もあり14万人台にまで減りましたが、昨年度の利用者は意外にも反転急増し、最盛期に近い1日16万人のレベルまで戻したようです。

各駅ごとの乗車人員(PDF注意)

確かに、ラッシュ時でも体感的にも余裕があった長町付近からの朝の北行きが、最近混んでいるなぁと感じていました。以前は8時前に乗ると、座席こそ埋まっているものの、立ち客もまばらだったのが、最近はそれなりに立ち客もいて、さらに8時過ぎのに乗るとけっこう圧迫感があるほどの混み具合に戻ってきています。

 

 南方面は、あすと長町開発などによる人口増で、全体のパイは増えていながらも、JR太子堂駅の開設と、空港アクセス線の開業によるJRの本数増加で、特に地下鉄富沢駅と地下鉄長町駅で駅利用者が食われているのがデータでも明らかでしたが、この両駅でも回復基調です。

 

 長町駅については、JRと地下鉄の乗り換え駅であり、6年前に両駅間を2,3分で結ぶ立派な連絡通路が完成していましたが、仙台駅に比べて地下鉄⇔JRの乗り換えの便利さが周知されてきたか、朝夕の乗り換え客も増えている印象で、実際にJR、地下鉄とも長町駅の利用客は伸びています。

 通勤・通学でも朝の時間を数分でも短縮できること、また空港アクセス線に乗り換える時などは、特に荷物の多さを考えると、長町駅乗り換えのメリットは大きいかと。

 

 過去記事:地下鉄長町駅新出入口(2007/8/1)

  上記の各駅ごとのデータを見ると、震災の前の年度と比較しても、南北線のほぼ全駅で伸びています。

 

 やはり、アパートを利用したみなし仮設住宅が市内全域に広がっていることの影響で、南北線全線だけでなく、JRの近郊の利用者も増えています。

 さらに、南北線・東西線沿線を中心に、今後災害公営住宅が3000戸以上建設されます。

仙台市交通局にとっては、南北線利用者が増加に転じたのは大きいでしょうし、もちろん東西線の利用者増も図れるとあって、嬉しい悲鳴なのでしょう。

東西線の駅名決定

その東西線ですが、仮称だった仙台駅以外の各駅名がほぼ決まりつつあります。

仙台のバス停名は、施設名をやたらつなげて長ったらしいのが多い(例:「東北公済病院・戦災復興記念館前」)反面、地下鉄南北線の駅はあまり文字数の多い駅名にはしない原則でしたが(一番長いのが「勾当台公園」)、東西線は文字数が多いのはタブーにはしないようです。

例えば、(仮称)動物公園→八木山動物公園、(仮称)一番町→青葉通一番町など。

 

 動物公園の利用者だけが使うわけでないから、八木山という地名を付けるのは当然だろうし、一番町も4丁目は勾当台公園が近いので、バス停と同じ青葉通一番町というのも至極妥当。

まだ正式決定には至らなかった(仮称)国際センター、(仮称)卸町→やまと卸町を含めると、全体的に文字数は多いなぁと。

 やまと卸町は横浜市営地下鉄の「伊勢崎長者町」のように、2つの町名を無理やりくっつけた感がありまくりなので、これは再検討して欲しいとは思います。ひらがなにというのは、合併自治体の地名みたいで、嫌だなぁ。大和町では、「やまと」か「たいわ」か分かりずらいからなのでしょうが。

 

 なお、特定の学校施設の名前は付けないということから、某高校OBからの組織票による改称要望ははねつけた模様。それは当然だけど、とばっちりで東北大絡みの「青葉山」と「川内」も仮称の駅名そのままになってしまいました。

 この両駅は、実際に東北大関係者はもちろん、学会や入試他来訪者の利用も多いでしょうから、せめてもう少し分かりやすく”副駅名”をつけるなど、来学者が迷わないような配慮が必要でしょうね。他都市では、名古屋はずばり「名古屋大学」、福岡でも福岡大学に直結する「福大前」など、分かりやすい駅名もありますし。

 

イクスカに決定

来年度にまずは南北線で導入が決定している、地下鉄・バス向けのICカード乗車券の名称が、「イクスカ」に決定したとのこと。

 

 いつものように、何でも「伊達政宗」にちなんで「ダテカ」になるという大部分の予想に反して、方言にちなんだこの名称に決まったようです。というのも、「ダテカ」を含め、応募での上位3件の案はすべて商標登録されていたとか。まぁ、くすぐったいような名称ですが、他都市ではもっと恥ずかしい名称もありますし、慣れるでしょう。

 

 IC乗車券導入は当然嬉しいことながらも、JRのSUICAとの相互利用の実現、およびカードのプレミア分の扱いが気になる。

 

 例えば、ハイウェイカードは5万円で8千円のプレミアがついていましたので、有効期間なしでそのプレミア分の恩恵を受けることが出来ましたが、そのハイカがETC化で廃止された際には、一定期間内に利用した金額に応じてポイント還元となり、かなりのヘビーユーザー以外は大幅なプレミア分の恩恵を受けることができなくなりました。

 

 ETCでは、別の通勤割や休日割などの恩恵も大きいので、それほど不満は出ませんでしたが、今回のジョイカード(5000円に500円のプレミア)と、バスカード(5000円で850円のプレミア)が廃止されるとなると、かなりの不満が出ることになるでしょう。おそらくETC方式で、ポイント制というのが現実的かな。同じ1枚のカードで地下鉄もバスも(将来JRも)利用できることとなり、非常に利便性は上がりますが、消費税での運賃UPも確定的な中、2重の運賃UPは痛い。他都市では、どのように対応しているのかが参考になるのでしょうか。

 

 

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コメント

某校OBの所で、苦笑してしまいました。
やりそうな気がする。
ですが、バス停ならともかく、都内でもJRだと高校が駅名ってあんまり無いような気がします。
それにしても、八木山は通学でも一気に便利になりますね。
高校時代、通学には難儀したものでしたが。

投稿: | 2013年11月12日 (火) 02時25分

長町駅の利用者増が主に乗り換えによるものであれば、従来の仙台乗り換えをしてた人が「移動(シフト)」するわけですから、仙台駅の伸びがダントツであることの説明がつきません。


駅の利用者数の増加は地下鉄のみならずJRでも顕著です。
私は、仙台市の社会増が東京23区に次いで全国2位だったことが主因だと思います。
復興支援という名目で企業は雇用を増やした結果、仙台市の生産年齢人口は大きく伸びていますからね。それが駅の利用者数増加に直結したと推測します。


もちろん、貴方のおっしゃるような乗り換えをされるようになった方も中にはおられるのでしょうけれど…。
発想は面白いと思いますが。

投稿: | 2013年11月12日 (火) 02時52分

>>東西線駅名について
9月の河北記事によると、仮称駅名以外を求める票数で、八木山動物公園を上回る数が入っていました。あからさまな組織票に感じたので。
八木山からの通学環境は大幅に変わりますね。ただ、八木山"へ"は、工大はともかく、向山も城南も地下鉄沿線とは言い難い場所。西高も駅から坂を遥かに降りた場所だし、自転車とバス中心なのは変わらないかなとも思います。
なお、東北大を名称に入れた方がと思いながら、東西線沿線だけでもキャンパス最寄りが4駅
(片平C:青葉通一番町駅、川内南C:国際センター駅、川内北C:川内駅、青葉山C:青葉山駅)にまたがってるから、余計に混乱してしまうかな。いかに東西線が東北大のために作られた?かが実感できます。

投稿: S-Watcher! | 2013年11月12日 (火) 22時01分

>>長町駅乗り換えについて
増加の要因についてはごもっともです。被災者及び復興関係者の市内移動、転入による
人口増は目覚ましいものがありますしね。
ただ、「長町駅の利用者増が主に乗り換え」であるとまでは言ってませんよ^^;
前後も含めて改めてお読み頂ければ幸いです。
そもそも、長町駅の増加数は数百人、仙台駅は数千人で、増加の内訳も不明ですので、このデータから相関関係の有無を論じるには厳しいかと思います。

投稿: S-Watcher! | 2013年11月12日 (火) 22時57分

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