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2013年10月 1日 (火)

南の副都心長町雑感

先日、泉中央を取り上げました。理想的な副都心開発として、不動の人気を誇っていますが、一方、南の副都心長町。あすと長町をはじめ、このブログでも良く取り上げていますが、言わずと知れたザ・モール仙台長町とララガーデン長町のコラボで、商業施設の規模的には泉中央を圧倒しています。

 いわゆる下町がベースであり、長町商店街の存在など、多様性はやはり魅力。

 長町南駅周辺:モール、ララガーデン、区役所、のびすく、郵便局

 長町商店街(長町駅西口):たいはっくる(図書館・楽楽楽ホール・市民センター)

 あすと長町(長町駅東口):ヨークタウン、ゼビオアリーナ他スポーツタウン、コーナン

                  (予定)IKEA、市立病院、イオンタウン、ヤマザワ)

と、東西1.5km、南北1km程度の範囲で考えると、概ねの機能が揃っており、利便性は高いまでも、歩いて回るにはちょっと厳しい距離。自転車か車で回るのが適切な距離感で、やはり泉中央と比較すると、コンパクトさに欠ける部分はあり。

 

 複数の地下鉄・JR駅の存在と、開発時期の違いが、このような分散型の開発となったことで、一極集中型の泉中央と異なる経緯をたどったのは承知ながらも、ちょっと残念。地下鉄からバスへの乗継機能が長町南駅メインとなり、長町駅と中途半端な役割分担になってしまった面も含め。

あすと長町の将来

 震災後、急激に建物の建築及び進出計画が目白押しのあすと長町ですが、開発当初は泉中央を凌駕するような副都心をイメージしていながらも、現時点では単なる市街地内のロードサイド集積地にとどまっています。

 在来線や新幹線の車窓から見ると、確かにクレーンが立ち並び伸び盛りの街としての勢いは感じながらも、多くの空き地と低層のスーパー、ホームセンター等が目立つ状況をみると、こんなはずではなかったと思ってしまうこともあります。

 先月の河北新報の1面コラムでも、このあすと長町開発の行く末を揶揄していて、同じような思いを持っているのかと思ったところでした。

 もちろん、周辺住民にとっては便利な商業施設が集まっていることは事実です。

 また既存のゼビオアリーナは、89ersの本拠地かつライブなどのイベントも開催可能な東北ではオンリーワンの施設だし、来年夏頃にはIKEA仙台が長町駅前に、地区の北端には仙台市立病院が完成し、これまでのロードサイドの街とは性質が異なる賑わいがもたらされることは確実。

 複数のデベのマンション開発も競うように進み、災害公営住宅の建設による人口増も見込まれ、将来性は約束されていながらも、玄関口である長町駅東口のあの殺伐とした光景を目の当たりにするとがっかりしてしまう。泉中央駅前のペデストリアンデッキと商業施設群のバランス・景観の良さと比較するとなおさら。

一方、長町南駅は、目の前にモール、ララガーデン、区役所とさまざまな建物に囲まれ、便利ではありますが、ちょっと空間的なゆとりがないのが残念。

泉中央も、地下鉄開業前の開発当初の、区役所とイズミティ21しかなかった時代も知っているけど、地下鉄延伸と同時に駅ビルと、ペデ、ヨーカドーがオープンしたように、時代背景もありスタートダッシュは凄い勢いでした。97年には仙スタ(現 ユアスタ)、99年にはセルバと順調な成長が。周辺の郊外型低層商業施設もこの20年間で徐々に高度利用への移行が進んで、土地がないと言われている状況。セルバ南側など残りの駅前街区も開発計画が練られており、成熟に向かっていながらも、まだまだ勢いはあります。

一方、長町駅東口目の前の一等地は、計画されている郊外型スーパー(着工予定時期を過ぎていますが、現時点でまだ更地状態)が10年以上はあり続けるでしょうし、大街区で確保したことが裏目に出てしまった感が。泉中央駅の西側のようにある程度中小規模の地権者の土地が存在した方が、雑多な賑わいが生まれ、街にとっては面白さが生まれたと思うと残念。結果論であることは承知で。

 好きな商業デベではないけど、大通りを挟んだ場所のイオンタウンの開発が少しでも駅近にふさわしい機能を兼ね備えたものになってくれることを期待するのみ。

賑わい軸も。。。

市立病院と杜の広場から南下するように構想されていた歩行者専用通路”賑わい軸”。  そういった雑多なヒューマンスケールな機能を担うはずでしたが、IKEA部分で完全に途切れてしまうことは確実となりました。一応南側のヨークタウン部分はこの歩行者軸も意識したつくりになっていましたが。

 歩いて楽しい街になっているかというと、特に長町駅と仮設住宅群の間を埋める大街区のロードサイド店の集積しているところは、殺伐感が否めず、当初の都市計画はなんだったの?状態ではあります。

 

健康・スポーツの街

 現時点の街のコンセプトとして、少なくとも地区北部の杜の広場周辺は、市立病院・ゼビオ関連施設を中心とした医療・福祉・健康(スポーツ)をキーワードにした施設が集積し始めました。

 現在、建設中の市立病院の他にも、その病院との連携を期待した高齢者住宅とクリニックモール、福祉施設、薬局が集まってきています。ゼビオ関連施設の方では、ジム、フットサル・テニスコートなど”やるスポーツ”、ゼビアリでの”見るスポーツ”の機能が有機的に配置されています。

 杜の広場を中心に週末を中心に様々なイベントが行われるようになってきました。今週末は、タイフェスティバル、来週末は89ersのホーム開幕戦がありますし、コンスタントな活用で賑わいをもたらしてくれればと思います。(なお、よさこいは、長町駅西口広場で開催)

 

 都市基盤整備にせっかくの莫大な投資を行っているのだし、単に○○が次々と進出ということで喜ぶだけでなく、このあすと長町がもっと仙台という都市にとって、有効な活用がなされればと切に感じる次第です。

 

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