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2013年8月20日 (火)

八木山の将来 その2(地下鉄は来るけれど)

八木山編、続きです。

地下鉄東西線の活用

 これらの道路整備も、現在進められている地下鉄東西線の平成27年度開業を見越したものであることは間違いなく、現在駐車場ビルを含めた工事が行われている(仮称)動物公園駅を中心としたアクセス改善のためであります。

 当然、バス路線も再編され、動物公園駅から

1)長町南駅とを結び、両地下鉄駅へのアクセス路線(長町八木山線•芦の口経由)

2)ひより台・山田自由が丘方面へのフィーダー路線(川内旗立線•八木山南経由)

が新規に誕生し、1)については、現在の西多賀中や西多賀商店街経由の路線からある程度本数がシフトすることになるでしょう。

2)も、現在の長町南駅行きの路線からある程度シフトすることになるでしょうが、2)の路線は宮交なので、すんなり動物公園駅を発着点にしてくれるかが疑問です。都心直行で地下鉄と対抗するような形になるかもしれません。

 

地下鉄はできるけど。。。

 駅ができる場所は、八木山のてっぺんに近い市民センター付近。傾斜地であり無理なく徒歩でアクセスできるエリアは極端に狭いです。高齢化が進んでいるので、既存住民にとってなおさら駅まで歩きは厳しいのでは。

 加えて、反対方向は自然保護の対象となっている青葉山からつながる緑地帯。ここを開発できないというのは、何か政治的な理由があるのでしょうか。そこに立地している某学校の存在も無視できないのか。ちょっともったいなさすぎる。

この立地条件は、南北線の旭ヶ丘駅(西側が台原森林公園)に似ていますが、違うのは、東側に広がる南光台・鶴ケ谷の住宅地からは、旭ヶ丘駅が最寄になりますが、動物公園駅の場合は、反対を下って行けば南北線の長町南駅にもアクセスできること。

 

 わざわざ、バスに乗って地下鉄駅に向かうかというと、これまでは最寄バス停から時間はかかっても都心へ直通できたエリア。運賃のUPとともに、かなりの乗継抵抗が生じることが予想されます。

 特に、緑ヶ丘線は、これまでも都心直行路線はかなりの遠回りをしていたので、動物公園駅‐長町南・長町駅を結ぶ小型バスでの運行にシフトすると予想しています(現在の恵和町線の延伸)

 

 それに、東西線に乗り継げば仙台駅まで13分といっても、目的地は仙台駅周辺とは限らず、勾当台公園周辺にということであれば、長町南駅までバスに乗って南北線に乗り継いだ方が便利となり、東西線を積極的に利用できる範囲は極端に狭い

 

 また、地下鉄の恩恵を受けない、向山、八木山緑町・香澄町エリアのバス通りは、これまでバスが数珠つなぎで来ることも珍しくないほどの高頻度運航で、1時間あたり昼間でも10本以上は運行していますが、八木山南団地からと緑ヶ丘線の分がなくなるだけで、本数は半減します。青葉城址循環も残るかどうか。もしくは、仙台駅と動物公園間はある程度は残すのでしょうが、減便は避けられないでしょう。

 沿線には東北工大、TBC、城南・向山の両高校と、大口利用の施設が多く、神社前バス停付近は銀行、スーパー、飲み屋、ドラッグストアなどを含めた商店街が形成されており、沿線人口も結構あるので、この区間の減便は結構影響が大きいと思えます。

 うち、東北工大は地下鉄駅まで歩ける場所ではありますが、これまで目の前にバス停を利用できたのに、バスが減便されたからといって地下鉄駅まで10分かけて歩くかと言うのは微妙。市交通局の学生向けのフリーパスは、バスのみだと月5千円ですが、地下鉄も利用できるタイプは現在月1万円。そうすると、少なくなったバスに乗客が集中し、増便を強いられる可能性も高いのではと思ったり。

 

 なので、素直に地下鉄駅の開業を喜ぶことができるのは、動物公園駅至近の人以外は、橋ができて行き来できるひより台・山田自由が丘方面の住民の方だけということになりかねないのが悲しいところ。

動物公園駅付近の方でも、仙台駅までの運賃は現行料金体系でも290円になり、現在のバス料金250円or290円と比べても安くなるわけではありません。消費前UPに伴う値上げもありますが、それとは別に初乗り220円に値上げという噂もあり、そうなったら南北線利用者にとっても痛いです。

 

 

駅周辺の再整備

 動物公園駅自体は、動物公園駐車場も兼ねたパークアンドライド用駐車場が併設されますが、現在の駐車場料金は1日400円なので、値上げはできないでしょう。400円であれば、バスを乗り継ぐよりも車で駅まで乗り付けた方が便利だし、得と感じるぎりぎりの料金かもしれません。それでも地下鉄で往復600円+駐車料金400円で1000円であれば、街中へ車で乗り付けたくなるかな。複数人であればなおさら。

 

 駅近隣に商業施設が集積するればまた違うのですが、これは全く期待できない。その土地もないし、コンビニができるかどうかというレベル。南北線でも泉中央は別格として、南の終点富沢駅では20年以上経って、区画整理の進行もあり、スーパーや飲み屋が並びはじめ、ようやく街らしくなってきましたが、動物公園駅では既存宅地の建て替えによる新陳代謝の促進位しか期待できません。

 

 パンダもおそらく立ち消えでしょうし、地下鉄の開業効果はゴールデンウィーク位になるのであればちょっと悲しい。別にこの近隣諸国との関係からすると、パンダはどうでもよいとは考えていますが。

 

 しいて言えば、高台で非常に眺めが良いという条件を生かし、90年代になってからほぼ途絶えてきたマンション開発があれば、けっこう魅力的かもとおもいます。駅近くであれば十分可能性はあります。

 

 せっかくできる地下鉄東西線と、付随する都市計画道路の整備。このプレゼントを生かして、八木山が住みよい街として復活して欲しいと思っています。これだけ都心から近い住宅地が活力をなくしていくのはもったいない。

 日赤病院という基幹病院もあるし、286号や長町方面へのアクセスも改善されるので、住みよい地域として復活できる力はあると思います。

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