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2013年5月26日 (日)

岩沼市訪問

ちょっと、今日は岩沼方面へでかけたついでに、岩沼市長年の2大懸案事項?と言われており、ともに昨年度完成した図書館と東口駅前広場に寄りました。

岩沼市立図書館

 岩沼駅近くに移転新築した岩沼市民図書館に寄ってみました。以前の図書館は現在の市役所横にありましたが、一昔前の図書館という感じで、蔵書数も少なくあまり利用する気の起こらない感じでした。

 

南隣の亘理町は20年近く前に亘理駅の東口にふるさと創生を元手に建てたお城の外観の悠里館に町レベルとしては立派な図書館を完成させており、岩沼では”市なのに、亘理の図書館の方が立派”ということで、図書館の整備についても長年の課題であったようです。

  一方、北隣の名取市も岩沼と同じような感じで、さらに震災で被害もあり、名取駅前の再開発地に移転という話がありますが、岩沼の方が先に立派な図書館が完成しました。

 

Img_4417

 正面はガラス張りで非常にモダンな建物です。

場所は、岩沼駅東側(徒歩5分位の場所)で、岩沼小学校の南側ですが、幹線道路に面しているわけでもなく、非常に意外感がある場所に移転していました。

 仙台へのJRでの通勤通学者が多い土地柄であり、岩沼駅に近いことで利便性は上がったといえるでしょう。一方当然ながら車社会なので、駐車場もしっかり確保してあります。

大きな地図で見る

中は、印象としては、コンパクトな作りで、書棚が高く多少圧迫感があること、子供向けの絵本などが充実している印象を受けました。蔵書数はこれまでの12万冊から20万冊(目標)へ増やすようで、同じ東北本線沿線の仙台市の太白図書館と同規模の蔵書数になるようです。

岩沼駅東口駅前広場

 こっちも、仙台駅以南でのほとんどの駅前広場が整備済である中、東北本線と常磐線の乗り換え駅で昔からの交通の要衝である岩沼駅正面の駅前広場だけが、整備から取り残され、駅舎は立派ながら雑然とした、市の玄関口としては恥ずかしいような状況でした。なお、岩沼駅の裏側の西口はだいぶ前に整備済でした。

整備済の駅前広場(JR沿線)

 長町駅(東西)、太子堂駅、南仙台駅(東西)、名取駅(東西)、館腰駅(東西)、岩沼駅(西のみ)、槻木駅(東西)、船岡駅、大河原駅、逢隈駅、亘理駅(東西)、浜吉田駅

 整備前だと、駅を降りて真正面に飛び込んでくるのは、良く言うとレトロな駐輪場や旅館や看板類。コンビニ(ローソン)や、多少の飲食店はありながらも、本屋も数年前に閉店し、あと周辺に居酒屋が点在しているような感じで、竹駒神社の玄関口として、それより毎日の通勤通学の拠点としてはちょっとイメージは良くありませんでした。

 岩沼市としても、何十年も前からの懸案事項であり、バブル期は再開発ビル等も視野に入れた検討も行った経緯もありながら、駅前の地権者との協力が得られず、ここまで長引いたようですが、今回の計画は、あまり無理をせずに現実的なところで進めた印象です。

 それが、整備後は、

Img_4430
<駅の北東側から>

Img_4428

<駅を降りて正面>

駅前広場の中心部に、イベント広場と自家用車駐車場を設けています。あと雨に濡れないように駅舎前面に屋根の設置と、タクシー・バス乗降場、自家用車乗降場と、オーソドックスかつシンプルな構成。

 タクシープールは、駅前に「いなり」と「きくや」のの基地があったので、駅前広場内にはそれほど大きなものを設けなくともよかったようです。

 この駅前広場整備にあたって、もう一つの懸案事項(駅前の一方通行状態)は改善されなかったようで、そこは残念なところ。また、他市町の駅前広場に必ず設置されている駐輪場が設置できていないところは、既得権というか、これまで整備が難航してきた経緯を証明するようなものなんだろうなと思いました。同じ岩沼駅でも西口には1回100円の公共駐輪場が設置されているのに。

岩沼駅前広場整備計画(PDF注意)

   ↓

http://www.city.iwanuma.miyagi.jp/kakuka/040300/documents/seibikeikaku.pdf

 

駅前がきれいになっても。。。

 

 これは、名取駅東口駅前広場の時にも思ったことですが、整備に伴う立ち退きで従前の店舗が閉店し、整備後には店が消えてしまうことが多いこと(特に本屋)。名取駅前では昔あった本屋が閉店したり。今回の岩沼駅でも、本屋(ブックスカンノ)は整備前に閉店してしまいましたが、ローソンが立ち退きで閉店してしまい、駅内に一応NEW DAYS(JR系)はありますが、大手系コンビニが岩沼駅周辺から消えてしまいました。

 それは、長町駅でもあり、一連の再開発が始まる前はトーコー内(現たいはっくる)とその向かい側(今のサイゼリアあたり)、森民ビルのアイエ書店と3か所の本屋があったのが、全て消え去ってしまいました。一時期たいはっくる内に本屋が復活していましたが、それも太白図書館の影響なのか、早期に閉店することに。

名取駅は、市の再開発をからめて、駅前通り沿いの商業機能の整備を進めるようですが、岩沼駅前は、駅前広場のみを整備しても、残りの土地は従前地権者の土地で、低未利用地であることは変わらない。景観的に。。。という点はそれほど改善されず、さらに店もなくなり単に通り過ぎるだけの場所になってしまうのはもったいないところです。

 

 一応、駅前広場整備にかからなかった場所に、飲み屋等は残っているようですが。

Img_4423

 90年代は、仙台駅に次いで県内JR駅では2番目の乗降客数(最盛期 乗降1万6千人/日)を誇っていましたが、団塊の世代の退職や学生の減少等でここ10年ほどは漸減しており、一方空港アクセス線開業の影響があった名取駅や順調に周辺開発が進む南仙台駅に抜かされ、あおば通駅開業もあり、現在では順位を落としています。

 とはいえ、1万3千人/日ほどの乗降客数がありますし、賑わいを創出するような、店舗の誘致などを行わないと、せっかくの玄関口の整備が片手落ちになってしまうような。もちろん、過去の困難な経緯は承知しているので、駅前広場がきれいに整備されただけでも市としては大変な努力だったのでしょう。

 

 旧ローソン跡地で建築中の建物があるなぁと思ったら、マンションのようでした。

Img_4429

 せめて、1階に店舗が入ればと思いますが、岩沼も完全車社会なので、駅前の商業ポテンシャルの低さはいかんせんともしがたいのかもしれません。一方通行が改善されなかったこともありますし。そこがしいて言えば残念に感じたところです。

 

 

 

 

 

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