DC専用道路?開通
宮城県名取市の「なとりりんくうタウン」の幹線道路となる県道大手町下増田線が14日開通した。国道4号方面から同地区へのアクセス向上が期待されるが、28日に大型商業施設「ダイヤモンドシティ(DC)・エアリ」が正式開業すると、買い物客らの車で周辺一帯が渋滞するのは必至とみられ、同地区の道路環境は依然、不安定な状況が続きそうだ。
昨日の河北より。地図はこちら。
DCが、協定を一方的に反故にして2月開店を強行することから、道路の方も無理やり間に合わせた感があります。大店立地法による意見聴取手続きにおいても、県・名取市・岩沼市・商工会(仙台の商工会議所も)からも様々な意見・要望を受けても、結局対策といえば鉄道オープンまで臨時駐車場を設けることと、名取・館腰駅からのシャトルバス運行位でしょうか。鉄道オープンまで開店見合わせるようにとの要望は当然のように無視ですから。大店立地法の限界がここにも垣間見れるようで。これでも県からの勧告なしというのは、県が関係している臨空都市開発の目玉企業に対しての遠慮なのでしょうか。
名取市もせっせとDCアクセス道路を税金で整備(区画整理部分以外)。DCから上がる税収もあるでしょうが、DCが栄えるほど増田の商店街からの売り上げにかかる税収、固定資産税は低下し、トータルではどうなるのか。臨空開発全体で見れば、住民増加による市民税収のUPはそこそこ見込め、小中学校も既存の学校(増小、下増小、増中)で対応できることから、NT開発の当事者自治体としてはうまくマネジメントしていると思いますが。
企業立地が進んでいないあすと長町に対し、なとりりんくうタウンは、鉄道開通も含めて企業進出動向は順調のよう。住宅販売も始まりますし。幹線道路もあっという間に開通です。秋に通った時から考えると信じられませんが(それもあり、あすとの大通もやろうとすればやれるけど、ドラリオンにあわせてわざと遅らせるのではないかと勘繰ってしまう)。
年末の愛島バイパスもだけど、一体だれのために道路を作るんだろうねぇと思ってしまいます。これらの幹線道路があっという間に麻痺してしまうのだから、郊外型大型店というのは恐ろしい。ソフトオープンと称する実質的開店まであと1週間ですね。
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