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2007年1月15日 (月)

仙山線新駅とどんと祭

 日が変わってしまいましたが、今日はどんと祭に行ってきました。待ち合わせ時間まで2時間ほどあったので、時間つぶしで北山駅で降りて、貝ヶ森を通って福祉大新駅の辺りを散歩しながら、大崎八幡神社まで。

北山駅について

 あのあたりは車ではたまに通るものの、歩いたことはなく、道も分かりにくく土地勘はあまりないエリア。北山駅も降りたのは初めて。物凄いところにあるもんだ。駅前の道路は車が通れない。駅舎もこじんまりとしたもの。もちろん自動改札はあるものの、通路はかなり狭く、JRとしては必要最小限ということで整備したのだろう。ホームも1本しかなく、東照宮駅と同じで上下線が同じホーム。まるでローカル線。本数的にも確かにローカル線だが。

Kitayama

国鉄末期で、仙山線の増発とともに、国見駅と同時に請願駅として開業したこの駅。

元々の駅設備は各1億程度の寄付金などで作ったもので、両駅とも必要最小限の設備で、ホーム1本の無人駅として開業したはずなのに、両駅とも、近隣は住宅地。国見はさらに某大学の開校で利用客が急増。国見は交換設備の設置やホーム増設、改造、駅舎設置などでJR側でそれなりの投資を強いられたようです。北山も自動改札化の際に駅舎を設置し、結果的には両駅とも今は有人駅に。もちろん利用客の増加でJRとしても喜ぶべきことではあるものの、これに懲りたのか、最近の新駅の立派なこと。といってもJRでは金はほぼ出さず、自治体や区画整理側、周辺受益者に出させるパターンで、1駅10億円がオーダーに。最初から立派な駅を作ってもらうという方針に変わったようで。国鉄末期に新設の上記2駅と逢隈駅などの時代は1億程度。それと比べると10倍程度になっています。小鶴新田駅、国府多賀城駅は両駅とも10億程度のオーダーで特に国府多賀城は建設費負担でもめたという報道があった。3月開業の太子堂駅は12億、福祉大新駅は11億。福祉大駅を除くと区画整理絡み。福祉大はイメージアップ兼ねて出してくれましたが、なかなか単に周辺住民から寄付とかで集められる水準ではなくなってきています。ハードルが高くなってきたと。

 福祉大前駅観察

 その福祉大前駅ですが、だいぶできあがっていました。

Newstation

これは下の道路をまたいて建設されているホーム。北山とは全然違い、風除けのフェンスや屋根があるような感じ。ホームは北山と同じ1面で上下線兼用とのことですが、さすが11億!でもあえて以前から必要性が論じられていた交換設備を設けないところは、これ以上乗客が増えた場合でも増発する気がないのでしょう。JRは。

見た目は、長町新駅などに似ている感じ。地形から高架駅っぽく見えます。

この駅の南隣には、駅隣接の福祉大ビルが建設中。まさにステーションキャンパスですね。Collegebuild

 この福祉大駅。北山からわずか1キロほど。これまででも福祉大へのアクセスは目の前まで行くバスか、北山駅から10分少々とのことで、仙山線も使えていましたが、道の分かりづらさもあり、より近いところに大学名を冠した駅を作った方がという判断になったのか。確かにこの位置だと駅の南側に大学、幼稚園などの関連施設。駅の北側方面には福祉大球場などのスポーツ施設と、付属の福祉施設などがあり、ちょうど要の位置に新駅は位置することになります。

 ただ、大学へは車がぎりぎり1台通れるような細い道を左折して5分ほどの距離。着いた先は大学の裏門で正門まではさらに数分かかるようで、新駅側に新たな正門を作るなどしないとちょっともったいない。新駅と大学の直線距離はかなり短いのに、間の複雑な地形や住宅地が入っていることで、直接結ぶことはかなり厳しそうです。

 この駅は大学が全額出した請願駅ですが、もちろん周辺住民にとっても非常にうれしいもの。この辺はバスはそこそこ便利ですが、都心に抜ける道路がぎりぎり片側1車線程度のものであり、今日はどんと際渋滞でほとんど車が動いていませんでしたが、普段の朝晩もかなり混雑するのでしょう。それを考えると、本数は1時間3本程度といえ、仙台駅まで15分程度で行けるようになるのですから。

貝ヶ森団地について

 特に北側の貝ヶ森団地などにとっては、団地内の貝ヶ杜小も母体校の国見小に統廃合される方針が決まったばかりであり、団地内の少子化も進み、団地内の活性化に非常に寄与するものと思われますが。最近この市民活動を知りました。団地に隣接したJRが所有していた林が売却され、住宅地になるようですが、この住宅地開発に対して反対しているようです。

運動のきっかけについて、ちょっと引用しますが、

ここの緑地は25年前は国鉄の所有する国有林でした。
そのために当時の不動産は分譲の際に
森として残ると私たち住民に説明しています。


それを信じて私たちは今まで暮らしてきました。


この場所に変化が起こり始めたのは今年に入ってからです。
来春この近くにJRの新駅が開業することになりました。
そのためにここの緑地は駅近の土地に。
そしてJRは公開入札をし、この土地はある会社に落札されました。

とのことです。

 このような問題は、非常にデリケートなものです。確かにその現地やその森も見てきました。この団地は周辺と比べて道路規格も高く(歩道が整備されている)、中心に立派な中央公園もあり、その隣に生協もあるなど、これで駅ができれば申し分ない環境に思えました。多少通過する車は多いとはいえ、静かな良好な住宅地です。

 この町内会は100世帯以上いるのに、小学生がいる世帯は3世帯という高齢化が進んだところ。この住宅開発でエリア内に新住民が入ってくることで、子どもの数も増え、人口の増加で店も便利になるなど、これだけをみると反対する理由はないように思われます。ただ普通の考えだと近くに駅ができたら便利になるのが当たり前ですが、古くからの住民は車を使うのが当たり前になっていて、駅ができてもあまり鉄道に移行しないというデータもあります(市営南北線開業後の調査による)。移行するのはバスを使っていた住民や、鉄道を当てにして引っ越してきた人がほとんどとか。そうすると、駅ができると新しい住民も増え、騒がしい環境になるとか、これまでの30年近くかけて築いてきたコミュニティが破壊されるように思う人がいるのかもしれません。

 ただ、思うのは25年間も森が緑のまま守られてきたのは幸せなことだということです。分譲時の約束といっても、その分譲主の土地ではなく、その当時国鉄がそう言っていただけであり、JRに移行し民間所有になった今、新駅も開業し駅の利用客を増やすための取り組みも必要で、これは仕方ないのかなと感じます。分譲マンションのセールスでも、「南側はしばらく何も建ちませんから、眺望や日当たりを享受できますよ」と口約束のセールスをしても、数年後に別のマンションが急に建って環境が激変する例もあります。この例で先に建っていた方が文句をつけても、自分のマンションのせいで日陰になった戸建て住宅地があるかもしれません。これは榴ヶ岡の某紛争のケースを思い起こさせます。

 このエリアだけでなく、高度成長期前は仙山線の北側は広大な緑豊かな丘陵地帯でした(もちろん自分はその時代は知りませんが、団地開発以前の航空写真を初めて見た時は信じられませんでした。ここまで緑豊かだったとは)。それが今は水の森公園や台原森林公園位しかまとまった緑はありません。この貝ヶ森団地も緑を破壊して造成分譲された住宅地ということです。もちろんこれ以上の森林破壊はやめようということは否定できませんが、ちょっと考えさせられるものでした。

どんと祭

 夕方からは大崎八幡神社へ。物凄い人でした。昔、鎌倉の鶴岡八幡宮に初詣に行った時を思い起こさせる人の数。仙台周辺の神社の初詣よりも人が多いのではと思うくらい。特に燃やすものは持ってきませんでしたが、火にあたり出店をのぞいて、参拝しという流れで2時間ほど過ごしました。自分は大崎八幡のどんと祭は初めて。テレビでは何度も見たことがあったけど。裸参りはすごいね~。自分だったら職場で参加しろといわれても絶対拒否するだろうが。

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