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2006年7月13日 (木)

公立高校学区制撤廃へ


 昨日のニュースに続いて、今日審議会が行われたらしく、


結論は、3%枠の緩和措置なしで、一気に全県一学区にという答申が出ました。


 


 自分としては、生徒が減っており、県周辺部では定員割れの高校が過半を占めているような状況で、頑なにベビーブーム世代の受験競争対策もあり導入された前近代的な学区制は緩和すべきという意見だったのですが。。。


 この答申は、もちろん賛成なんだけど、ここまで一気に針が振れることについては意外な感が。


予想では、ここまではっきりとした結論にはならないと思っていたので。


 個人的には、「仙台の南北学区統合&全県を3学区程度に整理」というのが現実的な線かなと思っていた。そうなると、どこで線引きするかでもめることになるし、


共学化の「公立高校が男女の性差で、受験者を制限すべきではない」という理屈との整合性から、「公立高校が居住地の差で、受験者を制限すべきではない」という解釈で全県一学区になるのはある意味必然でもあるのか。


 3%枠なんて、気休め&ガス抜き以外の何者でもないし。



 今の学区制の問題は、「仙台の南北学区格差&仙台以外の学区での受験高状態」だったので、今回の答申を受けた全県一学区で、ある程度は不満が解消されるのではないかと思う。


仙台の南北学区格差


 仙台の南北学区格差については、地下鉄もない50万都市時代に引かれた線引きに縛られていることでの問題であるから、単純にこの線を取っ払ってしまえばいいだけの話。


今の学校配置を考えると、例えば南学区の一高、二女の方が、仙台駅にも近く、地下鉄からのアクセスが良いことから、泉方面や仙石線方面からの通学がしやすいことの矛盾解消にもなる。今後東西線も開業すると、さらに学校選択に関しては選択肢が広がるのかと思う。まぁ、高校生でも男は殆どチャリ通であんまり変わらないだろうけど、女の子にとってはけっこう大きいと思われます。


 これで、住居選択の際に北学区ばかり選ばれるという、人口配置上の格差も、多少は解消されることになるでしょう。中学校の学区間格差は残りますが。


 とにかく、全国に対抗できる超進学校的な選択肢を作ることは必要です。


トップの学校が頑張れば、全体の底上げになるし、首都圏などからの移住者の方が不満を持たない程度のレベルの学校というのは政令指定都市として存在するべき。今まで宮城の教育意識が低すぎたので、普通のレベル程度には底上げされれば。


 



仙台以外の問題


 仙台以外の問題については、進学実績はその地域の人口比例みたいな結果になっていて、石巻がやや頑張っているけど、その他の拠点校は東北大に数人がせいぜいみたいになっている現状からすると、仙台一極集中防止という目的からとはいえ、あまりにも中途半端な状態。進学したい生徒が学区制のために、夢をかなえられないような環境ではやはり可哀想。静岡や長野のような教育レベルの高い県で、10万人規模の中都市の高校でもかなりの進学実績を上げているところでは学区制も機能するけど、宮城では。。。


高いレベルでもまれたいと思えば、気仙沼方面以外からは仙台の高校に通えることになり、首都圏の私立や県内私立高の進学コースを選ばなくとも済むことに。


もちろん、私立高校にとっては死活問題でしょうが、それは各自の努力でカバーできるはず。受験者数>公立高の定員 であり、全県一学区になっても理論上私立高校に入学する生徒数は変わらない。それこそ、古川学園みたいなやり方で普通の成績から難関大学に続々合格というやり方を取れば、生徒は集まってくるだろうし。



 なによりも、亘理・山元は仙台の学区で、同じ程度の距離の柴田・大河原・鹿島台からは学区外になってしまうという境界部での不公平感の解消は大きいのかも。


 仙台以外の学区の拠点高だった学校については、共学化で進学希望の生徒が集約され、進学を目指す環境はよくなると思うので、仙台の学校には負けないという意識で頑張っていけば、少なくとも別学時代より悪くなることはないでしょう。


共学化との整合性


ちょっと、これは難しい問題。


 全校共学化の方針のもとに、2010年までにナンバースクールも含めて共学化のスケジュールは出来ています。



 来年には二高が仙台のナンバースクールの中で先行的に共学化され、
二高のトップの位置は揺ぎ無いものになるでしょう。
二高はバランスの取れた良い学校なので、今の校風も維持しながら、
今後も宮城を代表する高校として存在することを望みます。
 某市長他ある意味超個性的な方々を多数輩出し、
伝統にあぐらをかいている某高校が、名前だけでのうのうと一番の座に
返り咲くことはちょっと。。。

弧客の椅子

校風考えると女の子は入りたくもないだろうけどね。
 その点からすると、校名変更は必須だと思いますが。
二高も全県一学区の割を食うのは可哀想。
女子高は当然のように校名変更になるのだろうし。


 他のナンバースクールも全て共学化されますが、そうなると共学の進学校(普通に頑張れば国立大に進学できる学校)が5~6校存在することになり、その学校間の差別化はどのようになるのかな?と。もちろん立地での差別化、伝統とかもありますが、全県一学区と共学化がほぼ同時並行的に実施されることで、今後の学校選択が非常に難しいことになりそうです。まぁ仙台でのナンバースクール神話を打破するためにはこのくらいの劇薬が必要なのかもしれませんが。



 思ってもみなかった全県一学区の方向で進むことが決定したことで、ちょっと理想のイメージは変わってきます。


 南北学区制前提では、成績が上だと自動的に別学しか選べないような状況だったから、不公平感なくすためにも男子校も女子高も共学化はしかたないと思っていたけど、学区制撤廃で一気に学校選択の選択肢が増えるのであれば、一高、二高、一女、二女の中から男子校、女子高をひとつずつ残してもいいのでは。こうすれば共学と別学好きな方を選ぶことができるので(また、三女のような別学高であればそれとは別に残すべきだと思う。三女を希望する生徒は他の同レベルの共学も選べるのに、女子高を選んだのだから)


 これについては、何度も同じこと書いてるけど、



[県政]新知事について

別学別学言っている方々に対しての懐柔策にもなるし、


本当に成績上位者の中で別学が支持されていたのかどうか、選択肢がないから仕方なく別学に行ったのでなないのか?が判明するしね。


  


 


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