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2006年1月 1日 (日)

仙台初売



 最近、ネタもないし、忙しくって。。。と思ってたら、年を越してしまいました。


もう明日は初売りですね。


 数年前までは、「元旦開催」と「二日開催」で、毎年のように議論がありましたが、最近は仙台市内は「二日初売り」の原則は守られ、元旦は一部大型店で通常営業をするということで落ち着いています。


 持論としては、「正月なんだから元旦位みんなでゆっくりしようよ」っていう古い?考えなんですが。なんか最近の流通業の姿には、人間らしい生活習慣を破壊しかねない恐ろしいものを感じてしまう。



 某大手流通業者は、「消費者の利便性」を謳い、24時間営業化とか、元旦営業も含めた年中無休化とかに血眼になっていますが、これって、従業員のことを全く考えていない勝手な考えなんだよね。同じ人が消費者でもあり従業員でもあるという二面性を持っているケースも多くなっているし。「深夜営業は時給が高い」と進んで希望するケースもあるだろうけど、ほとんどの人は、「勤めていた店が営業時間を延長したor元旦も店をあけることになった」とかで、仕方なく働きたくない時に出社を余儀なくされるケースが多いよね。



 昔は、コンビニとか鉄道などの一部のサービス業だけが、大晦日とか正月に動いていて、


あとの業界は、「みんなで休もう」的な不文律がありました。よって普通の家庭は正月はゆっくり過ごすことが当たり前でした。


 公共交通機関でも、仙台ではバスも大晦日の夕方以降は全便運休とかで、「不便になるけど仕方ないか」と思っていたけど、最近は消費者重視の掛け声の中、日常と同じように過ごせるのが当たり前という考えが強くなってきました。



 今は正月はみんな揃ってということが難しくなっていますね。うちの実家の話でも、母ちゃんは近くのスーパーに朝から出勤とか、元旦初売りのために弟は6時出勤だったとか。元旦とか深夜出勤を余儀なくされる人はまだ一部でも、家族単位で考えれば、影響を受けない家族の方が珍しくなっているのかと。


元旦初売・通常営業


 昔は、元旦に届く大量のチラシを長い時間かけて吟味し、2日or3日の初売りでの戦略を練ったりということが楽しみでした。今では仙台市以外では元旦初売りが当たり前で、大晦日のチラシや新聞広告もチェックしなければなりません。


 元旦初売りでも、元旦当日にチラシ配布のケースも多いし、ゆっくりと見る余裕はありません。自分は”二日の街中の初売りに行く派”ですが。



 また、「元旦通常営業」というのもありますが、確かにちっちゃなスーパーやコンビニが店を開けるのは消費者にとっても足りない食材や酒を買いに行ったりということができるので便利な面もありますが、なんでジャスコとか大きなSCまでもが店を開ける必要があるのかが理解できません。



 競争社会ではありますが、ある程度のルールは必要。結局チキンレースで乗り遅れることを恐れて各社とも売り上げが上がるか分からない元旦営業を横並びでせざるをえない状況になっています。



 一番むかつくのが、「消費者の利益云々」言っているイオンの社長は、正月に働いている訳ないだろ?多くの従業員ののんびりした正月を破壊し、消費者を追いたて自分のところで買い物させようとする。本当に利己的なやつらだと思います。



 あと、仙台初売りってやっぱり祭りなんだよね。商工会議所の肩を持つわけではないけど、元旦は休んで2日にそのエネルギーを爆発させるからこそ、あの賑わいと特別感があるのだと思う。元旦も店を開けているんだったら、日常と変わらないじゃん?と思います。


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