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2005年2月 5日 (土)

宮城県400億の財源不足




 宮城県の2005年度予算編成で、三位一体改革の影響に伴い2年連続で大幅な財源不足に陥ることが4日、分かった。一般財源ベースでの不足額は、04年度の約300億円を上回る400億円程度となる。このため、貯金に当たる財政調整基金類をほぼ取り崩すほか、赤字県債である財政健全化債、30年ぶりに発行する退職手当債などの各種県債で急場をしのぐ(2/5河北)。



 原因は、1年前の地方交付税闇討ち削減を引きずっている面もありますが、10年前からの公共施設整備のための県債発行により、財政の弾力性がなくなっていることが大きいです。


 浅野知事が宮城球場改修への県費投入をあれほど拒んだ理由として、これほどまで厳しい状況のようです。



 もちろん人件費など、構造的な支出も大きいのでしょうが、


宮城県の予算8100億円(来年度)って、同規模の他県と比較して少ないようです。


例えば、宮城の周辺県の人口(2003年度末)と県予算を比較(2002年度)



 宮城県(235万) 8,042億円

 福島県(212万) 9,730億円
 青森県(149万) 8,885億円
 岩手県(141万) 8,857億円
 秋田県(118万) 7,450億円
 山形県(123万) 6,401億円


 宮城は、県並みの権限をもつ政令市仙台市を含んでいることと、


県土の大小で必要経費も違ってくることも考慮する必要がありますが、


人口が同規模の福島よりも少ないのは仕方ないものの、


人口が宮城の6割程度の青森・秋田が、宮城よりも多いのは不思議。


宮城県は人口規模で15位なのに、財政規模は22位。


(尚、同じ政令市を抱える広島県は人口が12位で財政規模が13位でほぼ一致。よって、政令市を抱えているからという理由だけでは説明できないようです)。



 東北以外で、北海道が別格で東京に次いで2位の予算規模であることは仕方がないものの、その他にも人口規模と予算規模が比例していない県があります。



 新潟県(248万)1兆2,581億円
 島根県( 76万)  6,518億円
 鹿児島県(177万) 9,719億円 

 新潟、島根、鹿児島などは、やはり強大な権力を持つ政治家を輩出した県といえるでしょう(鹿児島は離島振興の分もあり)。これらの県は地方交付税を多めに貰っていて、既得権として定着しています。


 最近都道府県知事会が運動している「税源委譲」については、損得がはっきりと分かれるといわれていますが、以上の県が抵抗勢力になるのでしょう。


こういうのを比較すると、釈然としない面もあります。


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