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2005年1月31日 (月)

久米島キャンプ出発



 今日の夕方以降のニュースでは、楽天のキャンプ地久米島入りのニュースが、地元ニュースだけでなく、全国スポーツニュースでもトップ扱いでした。


 ニュースで仙台空港からの出発の様子を流していました。流石に月曜の朝8時過ぎの出発ということで人はそれほど多くありませんでしたが、11月の分配ドラフト後に、選手一同仙台入りした時の閑散とした出迎えを考えると、あれから3ヶ月で、イーグルスが仙台の球団として認知されてきたことを感じます。


 毎日のように、地元ニュースでは楽天イーグルスのニュースが流れない日はなく、選手も各局のインタビューに登場し、選手の顔やこれまでの実績、キャラクターなどがだんだんと分かりつつあります。


 この楽天狂想曲はしばらく続きそうですが、この50年ぶりの新球団が仙台に誕生したこと、それをリアルタイムで味わうことができることは素直に喜びたい。


 ただ、これを一過性のブームで終わらせてはいけない。市民でチームを育て、短期的な結果で一喜一憂するのではなく、暖かく見守っていくことが大事です。


 こういう姿勢は、もちろんベガルタも一緒です。


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広島のアイデンティティ



 今回は、広島編の最後です。


仙台は、50年ぶりの新球団楽天の誕生で沸いていますが、広島には50年以上前に誕生したカープがあります。


カープの本拠地、市民球場


 先日広島に行ったとき、一番見たかったのは市民球場でした。もちろんオフシーズンであり、球場内部には入れませんでしたが、スタンドの間から内部を見ることができました。


仙台で言ったら勾当台公園内にあるような、立地条件抜群のこの球場。


宮城球場よりは多少新しいものの、1957年完成のこの球場は、度重なる修復などで外観はそれほど古さを見せないものの、内部は雨漏りがひどく、また観客席はベンチシートが多く、アメニティ度は低いようです。


 それに、12球団一狭い球場で、特にセンターは他球場よりも6mも狭く(116m)、それをホームアドバンテージに、ホームランバッターを量産してきました。


 


 都心のど真ん中に位置する抜群の立地条件はすばらしいものの、旧宮城球場のように老朽化で他球団の選手からも嫌がられ、昨年の一リーグ騒動の際には、球場の古さやマーケットの狭さから、消滅球団の候補にも挙げられるほどでした。


 数年前から広島では、市民球場の移転建て替えの動きがあり、一時は別の場所へ屋外型天然芝スタジアムの建設が決まりましたが、コンペに参加した外資の会社の撤退で、建て替え計画は白紙に戻り、今は市民球場現位置建て替えを目指し、ニュースで有名になった樽募金が街のいたるところで行われていました。


カープの存在感


 このカープ。昨年の観客数が12球団最小です(確かに少ないようですが、カープは水増しをしない球団として有名です。逆に支払う球場使用料が入場者数で上下することから、意図的に「水減らし」をしているとも噂されるほど。ですから、実際には水増しの醜いオリックスがダントツで最下位だと言われています)。


 広島人は、地元に球団があることが当たり前すぎて、球場に行かないのかと思っていました。それに、ホームゲームはもちろん、ビジターのゲームでも殆んどの試合が地元局で生中継されているため、家で見るのが当たり前というところもあるのかなと。



 しかし、それもありますが、単純な理由ではないようです。


学生時代の友達と広島の街中に飲みに行き、連れられていった店が野球鳥でした。


http://olive.zero.ad.jp/tanuki/info/map/yakyudori/index.html:title



 ここは、焼き鳥の店でしたが、メニューを見てなんだこりゃ!?


メニューの種類ごとにカープの選手の名前がつけてある。。。


一番高級なのは佐々岡(合鴨)1000円、ちなみに楽天に移籍した玉木は白ネギ。。。微妙な存在。


また、ビールは「カーブ」、日本酒は「シュート」など、とことん野球及びカープにこだわった店で、シーズン中には店内のプロジェクターで中継が見れたり、スコアボードが設置してあったりとすごい店でした。


 この店は、広島人であれば知らないものはいないという店のようで、オフシーズンにもかかわらず、にぎわっていました。


 


 その後にのみに行ったバーで、地元のおっちゃんや、バーの奥さんとも話になり、「カープは人生そのもの」と、熱く語っていました。子供の頃から親や回りの影響、テレビ等でカープは身近で空気のような存在であり、広島人にとっては”ブーム”とは無縁で、かけがえのないものと。


シーズン中の朝のあいさつは、もちろんカープの試合内容。結果だけでなく、勝因・敗因、監督の采配、隠れた好プレーなど、皆が評論家のようになるらしい。


試合を見に行く、行かないは関係なく、老若男女皆カープのことを自分の身内のように気にかけているようです。


 カープが経営危機で昔樽募金をしたり、球団創設25年目での苦節の初優勝、80~90年代の黄金期、ドラフト逆指名導入後の低迷期 という歴史を皆が共有し、ちょっと成績が低迷した時でも、チームがあることの喜びを味わい、見捨てることはありえないとの姿勢を感じました。


 それは、今回の市民球場建て替え樽募金に精神が受け継がれています。



サンフレッチェ


 これは、Jリーグのサンフレッチェにもあてはまることのようです。確かにサンフはまだ10年ちょいの歴史であり、J初年度にリーグ優勝したものの、後は振るわず、H15年には一度J2落ちを経験しました。しかし、ここで広島人の地元愛精神に火がつき、観客動員はそれほど減らずにサポートし、無事一年でJ1復帰した昨年は、観客動員が以前J1にいた時に比べても激増したようです。


 だから、地元の人はサンフレにもやさしい愛情を注いでいるようです。



野球か?サッカーか?


 広島では、カープか?サンフか?という不毛な選択を求める空気はありませんでした。



 まず、カープが一番。しかし、サンフももちろん応援するって感じ。
それは、広島で頑張っているチームなのだから、当たり前。
 両チームとも経営に苦しみながら、うまく両立しています。

 ブームとは程遠い、地元に本当に根付いている様子がわかりました。



 一方、他の野球、サッカーを持つ先輩都市では、概ね野球が優勢で、サッカーは影が薄いようです。阪神がある関西、ダイエーがある福岡、中日がある名古屋では、完全に野球チームの方が圧倒しています。


 札幌では、一大ブームを巻き起こし、Jの地域密着の優等生と呼ばれたコンサドーレがありますが、J2降格後の資金難による低迷と同時に、日ハムが移転し、新庄効果とプレーオフ進出争いで、移転一年目で形勢が一気に逆転してしまいました。コンサもJ2にしては上位の、平均約1万人という観客動員を記録していますが、2001年の最盛期と比べたら半分以下に落ちています。



 強ければ客は集まり、弱ければ客は減るのは、プロスポーツであれば当たり前ですが、ここまで急に増えたり減ったりするのは、やはりブームの要素が大きいです。


もちろん、札幌は他都市と比べてチームの歴史が短いですが、本来の地元密着型プロスポーツの意義からすると、まだ成熟していないと感じます。



 一方仙台のベガルタは、『札幌化』におびえているところがあります。


つまり、札幌のコンサが歩んだ道を一年遅れでたどっていると。



 札幌は、2000年J1昇格、2002年J2降格、2003年J1復帰失敗、2004年日ハム進出とJ2最下位転落
 
 仙台は、2001年J1昇格、2003年J2降格、2004年J1復帰失敗、2005年楽天進出と・・・

シーズン前の時点では、マスコミの報道と市民の期待については、楽天に大きく差をつけられていますが、今年のベガルタの戦力は昨年に比べたら間違いなくアップしており、十分昇格争いに食い込む力を持っているのは幸いです。


 ただ、何度も言うが、不毛に「ベガルタはもうだめだ」とか「ブームは終わった」と言って悦に入っているアホはいる。


 逆に楽天に対しても期待感は大きいが、未だ「ライブドアが。。。」なんてグジグジ言っている方々(流石に最近減ってきましたが、年末まではけっこういました)。「楽天の運営方針が気に食わない」と揚げ足取りばかりしている方もいる。


 また、両方に無関心な方々も多いです。



 ブームがあるのは、最初は仕方ない。


とはいえ、ベガルタは終わったブームを振り返り、将来の市民の支持につなげるか。


楽天はこれから来るであろうブームを、ブームで終わらせないためにどうするかをを考え、両チームとも仙台市民にとってかけがえのない存在にならなくては、もったいないと思います。



原爆と広島の気質の関係


 広島では、もちろん原爆ドームと平和記念館に行ってきました。


これは、爆心地に近い広大な平和公園内に位置しています。


 原爆ドームももちろん初めてでしたが、やはり目の前で立ち尽くしてしまいました。


コンクリートと鉄骨むき出しの迫力と、ものすごい存在感。


 中心部に通う広島人は、毎日”アレ”を見ているわけです。


これが広島人のココロに影響を与えない訳がない!


 それに、記念館を見学して、かなりの衝撃を受けました。これは筆舌に尽くし難い。


原爆で祖父母が亡くなったり、後遺症に苦しんだ方は身近にたくさんいるはずで、やはりその重みが”ヒロシマ”という都市の気質を形作っていると感じました。


 その原爆投下から今年で60年。当時は放射能の影響で「75年は草木も生えない」とも言われた広島が、100万人以上の立派な大都市として復興し、存在しています。


 その復興のシンボルとして創設された「カープ」と「市民球場」。



 広島は、地道に這い上がってきました。


確かにこの街は、表面的な華やかな部分はあまり見えません。


逆に言うと、「中身がある街」。


別に、東京を追って、無理に大都市になろうとしている訳ではない。


着実に階段を上ってきた印象があります。


福岡のように、背伸びしてシャカリキに開発に夢中になっているようなところはない。



 路面電車が残っているのも、「便利で市民に密着しているものだから、活用していこう」という精神がなければ、他都市のように簡単に廃止されているはず。


カープにしてもそう。弱くても見捨てない。


 ドン臭いところはあるけれど、他の大都市とは一線を画していて、妙に落ち着きを感じました。



仙台が学ぶところ


 仙台は、急激に都市化してきた都市です。


高度成長期以降の急激な人口流入で、一気に郊外化が進み、都心の人口は激減しました。それにともない、仙台の街が持つ、伊達政宗以降の歴史的な遺産がだんだんと失われつつあると思います。また、歴史的な背景を持つ都心に住む住民が減ったことで、都心は単に働く場、遊ぶ場となり、市民の意識からも遠くなりつつあります。



 もちろん、仙台は背伸びして来た都市で、まだまだ都市機能として足りないものは多く、それは着実に整えていかなければならない。


 とはいえ、仙台独自のアイデンティティを失ってはいけない。


単にミニ東京を目指すのでは、人は集まってこない。仙台の独自性を残しながら、いろんな足りないものを整備していくべきでしょう。



 昨日取り上げた「セントラルパーク構想」にしても、歴史的なエリアを再認識し、市民のいこいの場にしていこうというものですし、そういう都市の背景を市民一人一人が理解しながら生活すれば、仙台という街がもっと奥行きのある魅力的な街になる可能性があります。 



 最後に、東西線とケヤキ並木について



 地下鉄東西線は、仙台のシンボル、青葉通のケヤキの伐採などの問題があります。
これは、青葉通を避け全て南町通経由にすれば、ケヤキの伐採は避けられると
思っており、疑問に感じていました。しかし、排ガスにさらされ過酷な環境に
おかれているケヤキは、いずれ植え替えが必要なことを考えると、
地下鉄建設に伴うケヤキの植え替えは良い機会なのかもしれません(と思うしかない)。
 東西線については、ここが自分的に最も気になる点です
(全面的に賛成な訳ではないが、ここで計画をストップすることの悪影響が大きいので、
建設するべきなのかな・・・)。


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2005年1月30日 (日)

都心のオアシス



 今日は、昼から定禅寺通メディアテークで行われた「百万人のセントラルパークフォーラム」に行ってきました。


 テーマは、都心から近接しているのにも関わらず、市民にとって隔絶された空間とも言える青葉山や広瀬川、西公園一帯の歴史的、景観的な役割を再認識し、ニューヨークのセントラルパークのような「仙台市民にとって身近な空間」とするための意見交換や、市やNPO団体の取り組みの紹介などでした。


 何か難しく感じますが、一言で言えば、


『仙台市民よ、広瀬川や青葉山に目を向けてくれ!』ってこと。


そのために、色々な活動をしている団体があるようです。


 確かに、都心の駅前や一番町にいても西公園って遠いし、まず七夕前夜祭の花火の時以外には行かないですよね。さらに、広瀬川も車で渡ることはあれど、近くでゆっくりと観察することはあまりない。確かに、仙台の都心が広瀬川の河岸段丘上にあるため、都心付近の広瀬川が市街地と同じレベルではなく河岸がガケのようになっており、近づき難いイメージがあります。


 また、広瀬川を大橋で渡った西側の川内・青葉山地区なんて、恐れ多くて近寄れないようなイメージってありませんでした?


東北大、宮教大、県美術館、国際センター、スポーツセンター、二高、市博物館、青葉城跡・・・観光客か大学の教授・学生の縄張りみたいで、よほどの用事がないと確かに行かないところ。


 でも、このエリアは、伊達政宗が400年前に青葉城を築いてからの仙台のルーツとも言える歴史があるところで、政宗が広瀬川を挟んで城下を見渡したところ。


昔の仙台の中心地であり、都心に近いのに非常に環境が良いエリアです。


ここを東北大学や観光客に独占させるのは確かにもったいない!


市民も集えるような、都心のオアシス的な身近な空間として再整備を目指しているようで、これについては良い考えだと思います。



 これは、地下鉄東西線の西公園駅、国際センター駅が整備され、それに合わせて、西公園や川内地区の再整備を行うようです。現時点では青葉台行や青葉城址循環などのバスが通っている地区でありますが、気分的に仙台駅や一番町からは遠く感じます。地下鉄が通れば、市民がもっと行きやすくなるのでしょうか。


今は山の上の孤高の存在ってイメージの東北大学も、”仙台の財産”であり、市民と近い存在になっていけばと思います。



 追廻住宅の立ち退きによる公園化の話も、かなりもめているというニュースを前に聞いたことがあり、なかなかすぐには進まないでしょうが、市民が身近に楽しめる親水空間ってやっぱりいいものです。


 横浜の山下公園のような空間が理想ですが、仙台都心には海は無いかわりに広瀬川という美しい川があり、この空間を活用していくべき。先日行った広島の平和記念公園は川で挟まれた中州にあり、都心の近くのセントラルパーク的な空間として存在感がありました(ここは、原爆ドームや平和記念資料館などがあり、別の意味で市民にとって重みのある空間です)。



広島平和記念公園


http://www.hi.hkg.ac.jp/peace/jp/peace.html



 仙台にとって、この歴史的な重みのあり、緑あふれる広瀬川周辺をもっと生かしていければと感じました。


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100円パッ区

 今日、メディアテークへ仙台駅前からの行き帰りに、寒いし迷わずバスを使いました。

 やっぱり、100円で行けるというのは良い!

メディアテークはしょっちゅう使いますが、駅前から10分程度で行けるしバスを使う場合が多いです。道が混んでいる時は地下鉄使いますが。

 この100円パッ区は都心部といわれる区域の大部分をカバーしており、市交通局(及び宮交バス)にしては”使える”施策です。

100円パッ区適用エリア

http://www.city.sendai.jp/toshi/koutsukikaku/100enpac/maps/kuikizu.jpg


仙台駅前の100円パッ区乗車バス停

http://www.city.sendai.jp/toshi/koutsukikaku/100enpac/maps/noriba.gif

 もっとPRすれば利用者が増えると思うのですが、ただ経路やバス停が複雑です。仙台駅前に戻る時は問題ないけど、仙台駅前から使う時は、どこのバス停を使えばいいのか慣れない方には難しいと思います(これはバス全般に言える話ですが)。

特に仙台駅前のバス停群は40番位まであり、案内板を見ても複雑で厳しいことが、慣れている人しか使っていない印象を感じる理由でしょう(こんなに便利で安いのに)。

乗客数は、170or180円⇒100円へ値下げ以前の1.5倍程度で、収入的には落ち込んでいるようです。

 福岡の西鉄バスでは、仙台と同じように、既存の都心区域を全て100円に
していますが、違うのは既存路線に加えて100円の循環バスを新設し、
博多駅、天神、キャナルシティなどの主要施設を5分間隔で回っていること。

 市営地下鉄とは真正面から競合していますが、
経営体が違うために積極的に100円運賃をPRし、
循環バスの停留所も分かりやすいところに設置しているようです。
そのため、値下げ前の約2倍の客数を確保し、運賃収入もプラスとのこと。

西鉄100円バス
http://www.nishitetsu.co.jp/bus/100/

 100円パッ区に絞った、分かりやすいバス停・行き先案内看板を設置すれば利用者は増えるのでしょうが、あまりPRしすぎると地下鉄の勾当台公園までの利用者が減ってしまうのが問題なのかも。同じ市交通局がやっていますから、これは難しい問題です。

まぁ、自分が便利に安く使えているんだからいいんだけど。


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2005年1月29日 (土)

仙台と広島(市内交通編2:JRの利便性)



 広島編の続きです。


 広島は、仙台と同じように、広島駅から4~5方向にJR路線が伸びています。


大動脈となるのが、山陽本線で複線電化の立派な幹線(東北本線に匹敵)。


その他、昔の軍事都市呉とを結ぶ呉線(仙石線に匹敵)、市北部の市内交通を担う可部線(仙山線に匹敵)、広島県の山間部とを結ぶ芸備線(常磐線に匹敵?)があり、山陽本線以外の3路線は全て単線です。



広島都市圏の路線図(地価分布図)


http://www.misawa-mrd.com/data/pdf/b_hiroshima.pdf


ちなみに、仙台都市圏の路線図(地価分布図)


http://www.misawa-mrd.com/data/pdf/b_sendai.pdf


 両都市の地価分布も興味深いものがあり、海と山に挟まれ平地が狭い広島は、


平野と丘陵地の境目の仙台よりも地価が高いのが分かります。


広島の方が市街地がコンパクトにまとまっている印象です。


 また、JR路線は両都市とも同じようなものですが、


仙台の方が断然鉄道空白地帯が広いです。


これは、広島が仙台よりも海側に市街地があるため、


そのように感じる部分があります。


これは、地下鉄東西線によりある程度はカバーされるはずですが。



 行く前は、広島都市圏のJRはかなりやる気がなく、京阪神を重視しているJR西日本から放置されているということを聞いていました。


 いわば、JR東日本が首都圏や新幹線を重視し、仙台を放置しているように。



 仙台は、自動改札及びSUICAが導入されたのに、広島では未だに自動改札さえ導入されず、広島駅でさえ未だヒトが改札口に立っているとか(これは、良い意味で懐かしさを感じました)、電車は京阪神地方のお下がりばかりで、新型の電車は全く導入されていないということを聞いていたからです。


 また、広島市内なのに、可部線の末端区間が廃止されるなど(仙山線の愛子以西が廃止されるようなもの)、ひどい状況なのかなと思っていました。



 しかし、実際に行ってみて、印象は変わりました。


「こりゃ便利だ。仙台ボロ負け」。広島が便利というか、仙台のJRが不便過ぎ!



●本数の違い


 両都市の中心駅の各JR線時刻表を比較してみました。


違いが一目瞭然です。似通った性質の路線ごとに(番号)を同じにしています。



広島駅の時刻表
(1)山陽本線(岡山方面:東)
  http://ekikara.jp/newdata/line/2701052/34103011/up-1_1.htm
(2)山陽本線(岩国方面:西)
  http://ekikara.jp/newdata/line/2701052/34103011/down-1_1.htm
(3)呉線
  http://ekikara.jp/newdata/line/2701221/34103011/up-1_1.htm
(4)可部線
  http://ekikara.jp/newdata/line/2701311/34103011/down-1_1.htm
(5)芸備線
  http://ekikara.jp/newdata/line/2701361/34103011/up-1_1.htm


仙台駅の時刻表
(1)東北本線(福島方面:南)
  http://ekikara.jp/newdata/line/1301142/04101011/up-1_1.htm
(2)東北本線(一ノ関方面:北)
  http://ekikara.jp/newdata/line/1301142/04101011/down-1_1.htm
(3)仙石線
  http://ekikara.jp/newdata/line/1301331/04101011/down-1_1.htm
(4)仙山線
  http://ekikara.jp/newdata/line/1301341/04101011/down-1_1.htm
(5)常磐線
  http://ekikara.jp/newdata/line/1301241/04101011/up-1_1.htm


 各線とも、仙石線を除いて、広島の方が本数も多く便利なのは一目瞭然です。



 広島では、山陽本線と呉線で、概ね30分間隔で快速が走っています。とはいえ、各駅停車もかなりの本数が走っていて、快速通過駅でも10~20分間隔。


仙台のように、”快速通過駅は30分待ち”というふざけたことはないようです。


(仙台では、長町、南仙台、東照宮、榴ヶ岡~中野栄のように市内の利用が見込める駅で、このようなことを平気でやっています。)


 仙台では、仙石線が唯一合格点で、ダイヤも微妙にパターン化されています。しかし、上述の昼間の時間帯に30分待ちが平気であります。


 これは10~11時台の仙台駅発時刻ですが、



10時台:10快 21 36 51
11時台:10快 21 36 51

 つまり、快速通過の榴ヶ岡~中野栄に行くには、10時51分の後は11時21分まで30分間電車が来ません。


快速と各停の時間差もあり、このようなパターンダイヤを組んでいるようですが、はっきり言って意味がありません。



 また、広島では呉線や可部線のように、行き違いが必要な”単線”のローカル線でも、昼間でも1時間3~4本は確保しています。ラッシュ時では10分間隔で運転しているのは驚愕ものです。


(同じ単線の仙山線では、単線で増発できないという言い訳ばかりで、前回改正で対山形輸送を犠牲にして近距離区間の増発が行われたことは評価しますが、それでも昼間は1時間2~3本、ラッシュ時でも1時間3~4本のみ。これはやる気の違いと言わずに何といえるでしょう? 



 広島では概ねダイヤがパターン化され、本数も多いので、時刻表が無くても利用しやすいと思います。実際何回か使いましたが、適当に駅に行っても10分以上待つことは皆無でした。仙台では、もう信じられないランダムダイヤ(30分間隔の後に5分間隔で電車が来るようなのはザラ)。時刻表を見ないで電車に乗ることは怖くてできません。


 一度パターン化しても、数年で滅茶苦茶になり、パターン化の意味がなくなります。


東北本線の上下線然りです(まだ小牛田方面はましですが)。



●車両の違い


 仙台では、30年以上走っているようなオンボロもまだかなり残っていますが、一部新型の電車も導入されています(ドアチャイムがうるさいロングシートタイプ)。


 広島では、確かに車両は新型は皆無で、仙台のオンボロ並みかそれよりも古いものが走っていますが、それでも内部が改装され、普通列車でも特急に近い座席に交換されて、長く乗っても疲れない座席になっています(一部昔の仙石線に走っていたようなロングシートの電車も残っていますが)。


 


 また、編成両数ですが、山陽本線では4両が標準(朝夕ラッシュ時は一部8両)、


その他の路線は2~4両が標準と、仙台と比較して編成が短い印象を受けましたが、その分本数が多く、待ち時間が少なかったため、不満はありませんでした。



 仙台では、仙石線のみが4両で統一されていますが、他の路線はバラバラ。


2・3・9両のもたまにありますが、4・6・8両が主流です。ただ、乗客数や時間帯を無視して昼間に漫然とガラガラで6両で走らせたり、ラッシュ時に4両が来て大混雑のようなことを平気でしています。


 仮に、昼間に1時間に1本6両の電車を走らせるのであれば、3両にして30分間隔で走らせるというような広島のような考えが、仙台にはないようです。


逆に、仙台近郊では新型車導入の際に、本数はそのままに、一便当たりの編成が6両から4両に減らされるようなこともよくあります。



 仙台(JR東日本)では、走らせてやるから、勝手に乗れ。嫌なら乗るな。
っていう姿勢がにじみ出ています。首都圏でもJR東日本はそういうところは
ありましたが、あちらは利用者の絶対数が異なり、また私鉄との競争もあり、
本数はもちろん5~10分おきに確保され、あまり不満は感じませんでした。
 仙台では、仕方なく通勤通学で電車使っている人以外は車が当たり前。
 さらに、しょっちゅう風、雪、、雨、人身事故、挙句の果てに
昨日のように車両故障のように週一のペースで遅れや足止めがあり、
遅れる理由や運転再開時間も放送せず、駅員は「わかりません」の一点張り。
 これを長年続けているのだから、仙台圏ではJR沿線が好まれなかったのは自業自得。
ただ、都市圏内の自治体や沿線住民にとっては、不幸以外のなにものでもありません。
多少の努力で、使いやすい交通機関になるのに、このように放置されているからです。

 広島では、山陽本線宮島方面で私鉄の広島電鉄と、可部線で新交通のアストラムラインと2方向で健全な競争があり、呉方面でも高速バスと競合しています。


そのために殿様商売は出来ず、乗客本位の姿勢を見せています。



 一方仙台では、他の鉄道との競争はほぼ無し(地下鉄と競合する長町・北仙台がありますが、都心から近すぎるためか、JRは全く競争の姿勢を見せておりません)。


 高速バスと競合する山形は、仙山線の設備の貧弱さを理由に競争を放棄。


同じく高速バスと競合する福島へは、複線の立派な設備があるのに、「在来線を便利にすると、並行する新幹線の乗客が減る」と、申し訳程度に快速を数本作ったのみ(それも普通列車を快速化したため、通過駅の長町・南仙台などの利用者を無視)。


往復割引切符は出したものの、本数がバスとは勝負にならないため、ここもまともな競争になっていません。



 確かに、仙台では、都市圏の主要JR駅を自動改札化し、SUICAまで導入したおかげで、


確かに便利になりました。ただし、JR東日本にとっては駅員の省力化と窓口対応時間の短縮が主目的であり、利用者にとっては諸刃の剣のようです。


 公共交通機関っていうのは、SUICAのようなソフト面の改良も重要ですが、一番大事なのは、利用者が交通機関を信頼し、利用できること。運行本数の確保や遅れの少なさなどは、SUICAなんかよりも当たり前のことです。


 仙台のJR線では新駅の設置にも消極的であるし(少なくとも仙台駅近辺で新駅を必要としている場所は5箇所以上あります)、古い駅舎が放置されていたり、何より基本的なサービス精神の欠如など、利用者の立場に立っていないことが明らかです。



 先日、仙台市は、地下鉄東西線の準備工事に着工したというニュースがありました。


 このように競争相手が出てくれば、JRも多少動くことになるかもしれません。


 例えば、2年前に話が出た仙台-長町間の新駅の設置、貨物線の旅客化、並行する仙石線の強化などです。


 これは、いくらこれまでJRに陳情しても全く進まなかったことですが、JRとしても競合路線が出、商売になることが分かれば、多少やる気になるのではと思っています。


 仙台市としては、貨物線旅客化や本線への新駅設置により、連坊・薬師堂付近で東西線と競合することになり、複雑かもしれませんが、都市圏全体への便益を考えると、競争によりプラスの効果が出てくると思います。



 東西線については、確かに採算性や機種、ルートに疑問は残りますが、ここまで先送りされ、整備が20年遅れた東西軸。このタイミングで着工しなければ、永遠に出来ないでしょう。仙台の都市内交通網の空白域を埋める役目を果たす重要な路線になるので、ここは凍結はすべきではないと考えます。見直しをしている時間はもはやない。


 地下鉄が2路線できれば、仙台の都市圏の中でも地下鉄が面的に重要な役割を果たすことになり、JRにとっても刺激になり、サービス向上が図られることを期待したいです。


 また、仙台近郊のJRは2年後の空港アクセス鉄道開業時から、ある程度サービスの改善が必要になります。空港線乗り入れによる仙台-名取間の本数増、山形方面への乗り入れとスピードアップが必要になり、それに合わせて動きがあるでしょう。


 広島でも、このように改善されたのはここ数年のようです。



JR西日本広島支社長のインタビュー


http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/interview/In04041801.html



 これをみると、仙台でも可能性があると思いたいです。 


 


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2005年1月28日 (金)

J試合日程発表



 本日、ベガルタ2005シーズンの試合日程発表がありました。


前半分に関して、試合会場と試合開始時間が発表されています。


  ↓


http://www.vegalta.co.jp/games/league.html


開幕戦は徳島!


 開幕戦は、昨年末から情報が出ていましたが、


3月5日 新加入の徳島ヴォルティス戦が仙スタであります。


 ベガルタは、仙スタ開幕は比較的相性が良い印象があります。


たまたま?開幕ダッシュに成功したJ1の2年間は、寒い時期にもかかわらず仙スタ開幕です。開幕からどん底の連敗を記録した2000年と昨年は両方とも神奈川でボロ負け開幕。


(2000年は、平塚で湘南戦、1-4。2004年は三ツ沢で横浜FC戦。 0-4)。


そいえば、自分自身開幕戦は、J2に上がってから2001水戸戦以外は全部行ってます


(2勝3敗)。


 今年は、JFLから新加入の徳島です。


ブランメルがJFLに新加入した10年前の時点では、JFLでもはるか格上のチームでした(当時はヴォルティス徳島)が、親会社の大塚製薬がJ加盟を断念したため、大塚製薬の企業チームとして10年間JFLで地道に活動してきたチームです。



 その間にブランメル-ベガルタは、J準加盟、無理な補強による昇格失敗、
仙スタオープン、チーム存亡の危機、ベガルタとしてJ2加盟、低迷、
清水監督就任、2000年浦和との死闘、J1昇格、開幕破竹の5連勝、
泥沼19試合勝ち星無しの末降格、
甘くなかったJ2と本当に密度の濃い10年間を経てきています。

 徳島にも、これから様々なドラマが起こると思いますが、
地元にプロチームがある喜びや悲しみを味わい、生活の一部にしてもらいたいと思います。


 とにかく、新加盟のチームに負けるわけにはいかない。


去年のような言い訳はもう聞きたくはありません。


日程雑感


 ホームゲームは均等な間隔で開催してほしいです。


3週間もホームゲームの間隔が空くこともザラな半面、ホームゲームが連荘で開催されることもザラ。



ホームで連続開催の例


9 04月30日 土 14:00 湘南ベルマーレ


10 05月04日 水・祝 16:00 モンテディオ山形



24 08月03日 水 アビスパ福岡


25 08月06日 土 サガン鳥栖



29 08月31日 水 徳島ヴォルティス


30 09月04日 日 モンテディオ山形



42 11月23日 水・祝 水戸ホーリーホック


43 11月26日 土 京都パープルサンガ



 中2日、3日で対戦が、4回もあります。


GWの連続ホーム開催は大歓迎ですが、他の時期は何とかならないのでしょうか?



また、43節、最終節は、ホーム京都戦⇒アウェイ福岡戦。ここが名実とともにヤマでしょう。


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全試合仙スタ開催!



 また、試合会場は、全試合仙スタのようです。


浅野史郎の強引な”宮スタ押し付け”を今年はかわした模様。


これはJ2では当然の話です。


それに、芝や観客席の手入れも満足にしないスタジアムを使えっていうのはありえません(今、必死で芝の植え替えとピッチの拡張をしているようですが、観客席まで手は回らないでしょう)。今年は浅野さんの頭は楽天一色だから、ゴリ押しはしなかったのかもね。


その代わり、川淵キャプテンに日本代表戦の開催を要望しているようですね。。。


ベガルタは関心なしですか。そうですか。その方がいいかもしれません。



 まぁ、前半の成績に応じて大詰めの時期に1試合位は検討してもいいかもしれませんが、これはハンドレッド側の判断であり、県から「無理やり使え」って言われて使うのは本末転倒。



 もし宮スタ使ってあげるのであれば、観客席のカビ取りを県への条件にしてね。シャレにならんから。宮スタの座席はヒンジ部に水がたまり、蒸れる構造になっています。あれは、せめて仙スタのように折りたたみは避ければ清掃は楽だったのにねぇ。


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ホームゲームの競合度チェック



 さて、仙台では、今シーズンベガルタと野球で忙しくなりそうです。


(自分はベガルタ中心です。楽天は数試合程度でしょう。)


掛け持ち派にとっては気になる、ベガルタホームゲーム開催時の日程競合度のチェックです。



 5節 04月02日 土 14:00 横浜     13:00西武         ⇒同時間帯開催


 7節 04月17日 日 14:00 鳥栖     13:00日本ハム(ビジター)       


 9節 04月30日 土 14:00 湘南     13:00西武        ⇒同時間帯開催


10節 05月04日 水 16:00 山形     13:00ロッテ(ビジター)    ⇒テレビ競合可能性あり


12節 05月14日 土 14:00 甲府     16:00阪神(ビジター)    ⇒テレビ競合可能性あり


15節 06月04日 土 14:00 札幌     13:30ヤクルト(ビジター)   ⇒テレビ競合可能性あり


17節 06月18日 土 19:00 水戸     13:00日本ハム(ビジター)


20節 07月09日 土 19:00 京都     13:00ロッテ       ⇒ハシゴ可能


22節 07月17日 日 18:00 草津     13:00日本ハム(ビジター)


24節 08月03日 水 19:00 福岡     18:15ロッテ(ビジター)


25節 08月06日 土 19:00 鳥栖     13:00ソフトバンク      ⇒ハシゴ可能


27節 08月20日 土 19:00 横浜     13:00ロッテ         ⇒ハシゴ可能


29節 08月31日 水 19:00 徳島     18:00日本ハム    ⇒同時間帯開催


30節 09月04日 日 19:00 山形     13:00オリックス    ⇒ハシゴ可能


33節 09月24日 土 昼  湘南      13:00ロッテ        ⇒同時間帯開催




●平日


 楽天もベガルタも基本的にナイター(ベガルタは2試合のみ) 



●週末


 楽天は、ほぼ昼間開催。


 ベガルタは、6月中旬までと9月中旬以降は昼間開催。


       6月中旬~9月中旬はナイター開催。



 まったくの同時間帯開催は4試合。そのうちただでさえ集客が難しい平日ナイター同時開催は8月31日(水)にあります。


 楽天が昼、ベガルタが夜の同日開催は4試合。ハシゴは可能だけど、あえてハシゴする人は少数派でしょう。2試合見るのはよほどのこと。金もかかるし。



 よって、野球とサッカーのシーズンがかぶる15試合のうち同日開催は8試合で、結構多い印象を受けます。コンサと日ハムのように、基本的に同じ札幌ドームを使うのであれば物理的に日程がかぶることが少なくなりそうですが、仙台では予想通り両球団で調整はしていないようです。これは何とかならんのかねぇ。


 


 尚、ベガルタホームで、楽天がビジターも6試合あり、楽天の昼間テレビ中継とかぶる可能性が高い試合は3試合。


 「楽天戦のテレビ中継を見るから仙スタ行かない」というライト層がどのくらいいるのかが心配ですが。


 とにかく、楽天はプレーオフに絡む可能性は10%以下で、秋以降はベガルタの昇格争いの方に注目が集まる可能性が高いと思いたいので、競合は杞憂になるでしょうが。


ホンネとしては、楽天もベガルタも共に健闘し、高いレベルでの競争になれば。


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2005年1月27日 (木)

平日はナイター、週末はディゲーム



 パリーグの、試合開始時間付きの日程が発表されました。


      ↓


http://pacific.npb.or.jp/pacific/nittei2005_1.html


 


 楽天ホームゲームの試合開始時間は、山形開催は18時半ですが、


ホームスタジアム(フルスタ:まだ違和感ありあり)では、



 平日(月~金) 18:00開始
 週末・祝日   13:00開始 
のようです。

 例外は、
 開幕戦     18:10開始(セレモニーの都合?)
 交流試合巨人戦 18:00開始(テレビ中継の都合?週末ナイターはここだけ)



 分かりやすいといえば、わかりやすい。


公共交通機関の改善状況が見えないから、


平日は、なるべく18時に早く試合開始し、なるべく早く終わるようにする。


週末は、東北各地から客を集めたいので、昼間開催なのでしょう。


 これは、夏場でも徹底されていて、週末ナイターはありません。


これは、ベガルタ側にも好都合です。ベガルタは6~9月にかけては、週末のゲームはナイター開催ですので、うまく住み分けがなされ、野球⇒サッカーのハシゴもできる。



 ただ、裏で聞いた春先のベガルタの日程と比較すると、4月だけでまともに試合時間がかぶるのが2試合あります。こればかりは仕方ないが。



 ところで、楽天は東京感覚で日程を決めているというのが分かります。



それは、



 東北では、完全週休二日制は未発達!
土曜日働いてる人結構多いよ。

ってこと。



 ベガルタの試合でも、夏場はナイターだからいいけど、春と秋の試合は土曜日昼開催がけっこうあり、年チケ買っても仕事でこれない人が意外にいます。



 これってホント見逃しやすいんだけど。自分自身も以前首都圏で働いていて、”完全週休二日制当たり前”の環境で生活していたから、最初はびっくりしました。


 公務員とか、電力・銀行などの比較的大きな企業では完全週休二日制は導入されていますが、土曜に働くのが当たり前のところも多く、それを考えると、少なくとも夏場の土曜日はナイター開催の方が良かったと思いますよ。



 楽天自身も、今年が終わって実感するでしょう。


『郷に入りては郷に従え』


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イースタン日程発表



 そいえば、2軍の日程も発表されています。


     ↓


http://www.npb.or.jp/schedule/index.html




山形県内で楽天43試合 イースタンリーグ日程


 プロ野球イースタン・リーグの今季試合日程が25日、発表された。新規参入の東北楽天ゴールデンイーグルスは、本拠地山形県内のホーム戦を43試合、同県以外の東北では1軍の本拠地・フルキャストスタジアム宮城で5試合、秋田県内で2試合が組まれ、計96試合が予定されている(1/26河北)。




 1年目は、1軍と一緒で本拠地密着ですね。2軍も、東北各県での開催は殆んどなく、山形県内で43試合。宮城(フルスタ)で5試合とのこと。


日ハムが気を使ってか、楽天戦を秋田県内で2試合実施するようですが、こんなもんなんでしょうか?



 おそらく、他県で開催しようにも、交渉する時間が少なすぎて、出来なかったというのが真相だと思います。だから、これは来シーズン以降に期待。


 第一、宮城での1軍63試合も多すぎるけど、山形での2軍43試合も結構多いよね。『東北楽天』ですから、来シーズン以降はもう少し東北各県で試合を行っていければと思います。



 さて、山形でどのくらい観客動員できるのか?


野球ですから、平日の3連戦とかも平気であります。


天童のモンテ戦では、平日ナイターで2~3千人というのも平気であります。


野球は3連戦で分散するので、平日は1~2千人程度。休日は3~4千人程度になるでしょう。他チームの2軍もそんなもんでしょうし。



 ここまで山形(というかホーム)で2軍戦が行われるとは思っていなかったので(半分程度、東北各県を遠征で回るのかと思っていた)、この日程を見せられると、確かに仙台で1軍と2軍両方を抱え込むよりは、2軍を別の都市に設置したことが良い選択だったのかなとも感じます(2軍観客動員の面でも)。



 仙台と山形は、高速バスの増便が行われるほど、緊密化が進みつつありますし。


 


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合併前は何でもあり?

 宮城県栗原郡10町村の合併で4月に「栗原市」となる栗駒町が、今月1日付で臨時職員11人を正職員に採用した問題で、栗駒町を除く9町村長は26日、同県築館町で会議を開き、「採用は認められない」と確認。大関健一栗駒町長の責任で具体的な解決策を示すよう文書で要請した。一方、栗駒町はこの日、今回の採用に理解を求めるチラシを町内全戸に配布。9町村との認識の違いがあらためて浮き彫りになった。(1/27)。

 4月で栗原市に合流する、栗駒町での話です。

このエリアでは、10月のblogでも取り上げたように、合併前の駆け込み公共施設建設なども行われていますが、駆け込み採用まであるとは。。。


 何のために合併するのかを全然認識していません。この町長は。

昨日は、他の9町村への説明から逃げ、仙台へ急遽出張したとか。

この方は、あと2ヶ月で失職するのは分かりきっているので、町長の辞任とかでお茶を濁されても意味がありません。

 公務員は一度採用すれば、簡単にはクビには出来ない仕組みですが、今回は認めるわけにいかないでしょう。他の9町村にとっても。



 これって、浅野知事ができることは、「指導」だけなんだね。

さすがに、人事は市町村の権限で、県が口出しできないことなのでしょうが、こういうことがあるから、地方の小自治体が批判されるのは仕方ないのか。地方自治といっても、性善説では処理しきれない事態。TVタックルのいい餌食になるよ。

 

 先日、瀬峰町での「任期12日のために300万かけて町長選挙実施」が某ニュースに取り上げられていましたが、ここまで続くとそういう悪習がはびこっている地域とのレッテルが貼られかねない。


 合併は、金銭的なメリット・デメリットで判断しがちだけど、

職員の交流や組織改変によって、悪い習慣が淘汰され、規模に見合った適正な組織になることも重要なことだと思います。


 何事も”刺激”が必要です。同じ組織に長くいると、前例主義で何事も判断してしまうから。さて、栗駒町長の判断はいかに?

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2005年1月26日 (水)

仙台⇔山形 高速バス増便




 仙台―山形間の高速バスを共同運行する山交バス(山形市)と宮城交通(仙台市)は27日から、平日は6往復、土・日曜・祝日は9往復をそれぞれ増便する。平日は68往復、土日祝日は61往復となる。平日は朝夕の通勤時間帯、土日祝日は仙台発の夕方の便を中心に増やした(1/26河北)。



 終バスの延長こそないものの、平日山形発の朝は5分間隔の時間もあり、7時台には何と9本!最終バス間際を除いて、待ち時間は最大20分のようです。仙台から県内の他都市へ行くより、山形に行く方が断然便利になっています。



 昨年秋の競合相手、富士交通撤退を受けて、値上げに走るか見ものでしたが、値段据え置きの上、さらなる増便を行ってきました。


 これは、富士交通撤退分の利用者が、既存2社連合に流れたのも理由ですが、増便による利便性の高まりが、利用者の増加に結びつく好例です。


また、楽天効果による一軍仙台と2軍山形のさらなる流動の増加を見込み、積極策に出ているのでしょう。これは電車と違い、バスの小回りが効く利点を生かしています。



 一方、JRは昨年10月のダイヤ改正で、仙山線の対山形輸送重視から、仙台近郊の仙台⇔愛子の都市内輸送にシフトしました。快速でも山形まで70~80分かかり、渋滞があるバスと同等レベルで、本数が一時間に一本では競合するのが難しい状況のようです。


 増発には、単線である仙山線の交換駅増設しかなく(複線化は非現実的なため)、


早急に取り組むべきでありますが、ほとんど動きはみえず、ほぼ都市間輸送をあきらめたようです。



 仙山線に限らず、JRの腰の重さが目立ちます。やはり、東京に本社があるJR東日本の限界なのでしょうか。首都圏輸送と新幹線重視で、仙台地域は合理化のためにsuicaを導入しただけで、最も重要なダイヤがおろそかにされています。


 JR発足時には仙台に「東北地域本社」が設置されており、それなりの権限がありましたが、「仙台支社」に格下げされてからは、権限が縮小され、合理化一辺倒になっています。



 対山形に関してはバスが断然便利ですが、冬のシーズンの高速道を走行することでの不安定性を考えると、JRもあきらめてほしくないです。


2年後に予定されている空港アクセス鉄道開業による、山形からの直通快速の運行が見込まれることを考えると、JRはこのまま引き下がるようなことはしないと思いますが、


現在の仙山線の設備では、都市間輸送と都市内輸送は両立できないので、すぐに設備改善に取り組まないと、意味のない空港直通になってしまうでしょう。



仙台⇔山形 高速バスダイヤ(宮交)


    ↓


http://www.miyakou.co.jp/bus/intercity/special/yamagata.html


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2005年1月25日 (火)

バロン合流



 寒い中、全体練習が始まり、地元メディアにも楽天にまけずにベガルタも取り上げられています。もっと情報量が減るかと思っていましたが、やはり監督のキャラクターやパワーは大きいようで、ベガルタにはこのような監督の方が合うのを実感。


 昨年穴となった外国人FW、また寿人の穴を埋めるべく、ブラジル人FWを2人獲得したわけですが、そのなかでも、日本でJFL時代から長年の実績があるバロンが合流しました。



J2仙台の全体練習が24日、仙台市泉区の泉パークタウン練習場であり、J1鹿島から加入したブラジル人FWバロンがチームに合流した。この日は軽めの調整にとどまったが、早ければ25日にも連係プレーに加わる予定。「25点は取る。得点王を目指す」と力強く誓った(1/25河北)。



 ニュースでも見たけど、日本語ペラペラ。。。


これは知らなかった。目をつぶって聞いたら、日本人と間違えそう。


一場よりもインタビューが滑らかなのには笑える。


 バロンはもう31歳で、昨年途中から所属したJ1鹿島で2得点の期待はずれの結果に終わりましたが、前半に所属したJ2甲府で14点取っている(ただし、下位専門だったって話も。ただ、去年のうちのFWは下位相手にも点を取れなかったから、それよりまし)ので、J2では期待してもいいと思います。


 もう一人のシュウェンクは未知数ですが、練習での動きを見る限りはそこそこ活躍できそう。また、大柴もバロンとは甲府や市原での相方であり、連携には問題ないことは心強いです。


 そうなると、昨シーズン芽が出かけた若手日本人FWの使い方が難しくなります。


万代、中原、関口。。。関口は今年は中盤前目での出場が増えそうですが、


万代と中原は出場機会が確実に減るでしょう。そのなかでいかにアピールしていくか。


腐らせないかが課題です。


 まぁ、都並ですから、その辺は気配りしてくれるでしょう。


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山形県知事選



 みごとに現職で4選を狙った高橋知事が落ちました。


やはり、全国的に多選批判、高齢批判の流れがあり、山形県民も変化を望んだのでしょう。周辺県では、宮城の浅野、岩手の増田、秋田の寺田、新潟の泉田と、若手の県庁出身ではない外様改革派知事(一部改革倒れの方もいますが)が揃っており、福島も風前の灯火ですから、これは起こるべくして起こった結果なのでしょう。


 高橋知事は、昨年11月に、「楽天2軍山形誘致」をトップダウンで熱心に進め、


見事誘致に成功しました。彼は昔からモンテディオサポからは「野球バカ」として不評で、昔からよくいる野球親父のようです(某仙台大手銀行の頭取にも通じる匂い)。


 本人は、この二軍誘致を成功させ「4選は安泰」と思っていた節があったようですが、


県民にとっては、県野球場や、天童の運動公園改修に「ポン」と気前良く数億円を支出するような、土建行政に嫌気がさしたというマイナス面があり、二軍誘致は必ずしもプラスには働かなかったのか。


 知事は東北大出身で、仙台に対してはそれほど対抗意識はなかった印象で、


最近の仙山圏連携にも貢献していた印象があります。


新しい知事になって、この流れが途切れないことを祈りますが。


で、



23日投開票が行われた山形県知事選で、4選を目指した高橋和雄知事(74)が落選したのを受けて、「高橋知事の似顔絵入り観光ポスターをどうしようか」と関係者がささやきあっている(1/25河北)。




 そいえば、こんなポスター作るって昨年聞いたなぁ。


宮城・山形の両知事が仲良くポスターに似顔絵で納まっています。


剥がすのはもったいないから、別に使えばいいじゃんと思いますが、


使うも剥がすも新しい知事の考え一つで、方針が決まるからねぇ。


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秋の宮城県知事選



 宮城の浅野知事も、他人事ではないでしょうね。


国政への転身の噂がくすぶっていますが、


11月に4選を目指す知事選があります。


どうなるかわかりませんが、


11月過ぎたら、ポスターにのっている知事が2人ともいなくなったりして。。。


どうなることやら。



 浅野知事も、プロ野球招致で名を上げましたが、


山形と違い、殆んど金は出しませんでした(球場周辺整備で2億円の支出。一方命名権+球場使用料で毎年1億円の収入)。さらに、ただ同然で球場も新しくなるんだから、この辺はうまいというか。



 ただ、10年以上もやっていながら、楽天以外前向きな目立った成果があまり見当たりません。


これまでの悪い慣習の調査を行い、公表・謝罪するという、県庁組織の正常化については、かなりの実績を残しました(カラ出張、食糧費、官官接待、県警捜査協力費の闇など)。毎週緊張感のある県政記者会見を行い、映像でも議事録としても県HPでみることが出来ることも評価できることだと思います。



また、お得意の福祉面では、「施設から地域へ」の方針のもとに、知的障害者施設解体宣言を行い、三本木への福祉中核施設群の建設凍結、県立こども病院の設置など、評価されるべきこともあります。


 ただ、それ以外には、この10年で進んだ県施設の郊外設置・移転(県立大学、県図書館、運動公園)などの、不便な場所への施設の設置など箱物行政により、県財政は危機的な状況を迎えます。もちろん、これらの施設の設置は、浅野知事の就任前からレールが敷かれていたものも多く、現知事にだけ責任をかぶせることはできませんが、


見直しをすることもできたはずで、結果的に追認した責任はあります。



 11年もやっていることから、お得意の福祉面でも、いろいろと黒い噂が流れるようになりました。マスコミへのイメージ作戦により、世間的には評判がいいようですが、福祉・医療関係の法人との癒着が指摘されたり、新鮮味がなくなりつつあります。



 仙台市長も勇退でしょうし、ゼネコン汚職後の12年が終わり、そろそろ新しい知事を迎えてもいい時期かなと思います。どんないい知事(市長)でも3期が限界かなぁ。



 


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2005年1月23日 (日)

『フルスタ?』




 プロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルスが本拠地とする県営宮城球場(仙台市宮城野区)の命名権(ネーミングライツ)について、宮城県の浅野史郎知事と楽天の三木谷浩史オーナー、人材派遣業「フルキャスト」(東京)の平野岳史社長は22日、仙台市民会館で記者会見し、命名権をフルキャストが取得、新球場名を「フルキャストスタジアム宮城」とする内容で基本合意した、と正式発表した。


 平野社長は「仙台市と同じ100万人を超える登録スタッフ全員で応援し、県や市、楽天とともに大きく羽ばたきたい」と強調。球場の略称は「名前が少し長いので、ファンに『フルスタ』と呼ばれたらうれしい」と話した。


(途中略)


 命名権の契約期間は3年、販売額は年間2億円で、フルキャストは基本的に契約を更新したい考え。新球場名は日本プロ野球組織(NPB)の承認を受けた上で、3月20日から使用される予定。 (1/23 河北)



 略称が『フルスタ』ですか。「味スタ」みたいですがそんなとこでしょう。


先に社長さんがマスコミに言っておかないと、


いつの間に、愛称がGS神戸みたいに『FC宮城』になったり、宮城が前面に出る愛称になったら、命名権に大金を投じる意味がないからね。


 知らなかったけど、フルキャストって、日雇い派遣業をやっている会社なんだね。


登録スタッフは、直前までどの会社に派遣されるか分からず、安日給でこきつかわれることもあるとか。


 その安日給で働いている登録スタッフにとっては、3年6億って複雑だろうな~。


「俺達が働いた金で~」みたいな。


 調べてみたら、会社としての噂もいろいろあるようですが、その業界は、どこも似たり寄ったりだから。。。


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県立高校共学化について




 宮城県議会の文教警察常任委員会は21日、県立高校の男女共学化凍結を求め、仙台市内の男女別学高校の同窓会などが提出した請願を採決し、県教委が来年4月に予定している仙台二高の共学化を1年遅らせることなどを求める付帯意見を付けて、可決した。賛否は賛成7、反対1だった。


 委員会採決を受け県議会は、2月定例会の本会議で最終的な態度を決める。請願が本会議で採択された場合、県教委の共学化計画に影響を及ぼす可能性も考えられる。



 自分の母校が変わってしまうのは確かに寂しいものです。


 とはいえ、県教委が、「全県立高校」の共学化を打ち出してから5年以上。


個人的には、共学なんてあたりまえのこと、何をいまさら。。。さっさとやれ!


って感じです。


だから、この反対請願はエゴに感じる面もあります。


それに、県外の共学高校が当たり前の環境の中で生活してきた方々にとっては、


”不思議な”状況であると思います。


 自分自身には影響はありませんが(高校に再入学するなんてありえないし)、


自分の子供世代には大きな影響があることですから、注視しています。





県周辺地域での共学化の意義


 今年あたりから本格的に県周辺部の拠点校から、男女別学校の統合や共学化が始まります。


 宮城県の進学率及び実績の悲惨さは、他県の高校出身の友達の話を聞いて本当に実感しています。


 例えば、他県にある石巻・古川高校クラスの、地域の拠点校と呼ばれる高校は、


東大や京大に毎年数人合格者を出し、旧帝大や東京6大学に1/3以上の合格者を出すのが当たり前のようです。


 それは静岡とか、長野とかの話。また、県庁所在地でなく、周辺の5~10万小都市にある高校です(その県では、全て共学校のようです)。


 別に別学が悪いというのではなく、人口が少ない地域の拠点校を男女に分けることが、それほど多くない進学意欲のある生徒が2つの学校に分散されるという弊害を生んでいます。


 話を聞くと、男子高・女子高に行きたくて進学するのではなく、「選択肢がなく、仕方ないから」という声を聞きます。その結果別学校に満足する生徒もいるでしょうが、全てではないでしょう。



    宮城のそのような周辺小都市の拠点校の場合、
近年では定員割れを引き起こしているところもあり、
   希望すれば殆んどが入れるというように、
さらに拠点校の価値が低くなっています。
    進学意欲のない生徒も一緒に入学してくることから、
   受験勉強を一生懸命するという雰囲気ではないと聞きました。
まぁ、足を引っ張られると。
    これは本人の意識がしっかりしていれば問題ないのでしょうが、
   それだけでかたづけられるような状況ではないようです。
 

    進学実績は、東大に1人でも入ったらそれこそ大ニュース。
   東北大に数人入れば御の字、
大部分は仙台の私大か専門学校にというもので、
   さらに女子高の方がやっぱり進学意識が薄い傾向なのは明らか。


  だから、せめて2つの別学校を統合共学化し、地域の拠点校として再構築することは遅すぎたくらいです。宮城では、佐沼高校のみが戦後まもなく共学化され、それなりの実績を挙げているようです。


 最近、県内の仙台以外の地域では、大学進学するのに地元高校では無理と、トップクラスの生徒が仙台や古川の私立校に流れる傾向があると聞きます。


 進学だけが全てではありません。部活とか友達との学校生活もとても重要です。


しかし、少なくとも「進学したい」という意志を持つ中学生が、地元の公立高校に進学でき、夢を実現できるような環境を提供することが義務といえるでしょう。



 ただ、女子高側にしわ寄せが多いのが、卒業生にとっては気の毒に感じます。
統合共学化の場合でも、女子高が男子高に吸収されるイメージがありますし、
共にそれぞれ共学化した場合でも、旧男子高の方がレベルが高くなり、
旧女子高は名前も変更になるし、レベルダウンしてしまうのは避けられないからです。
そのフォローは必要だと思います。

 とはいえ、これから高校に入学する生徒のことが一番大事。


卒業生が口を挟み過ぎるのはやりすぎではないでしょうか。


周辺地域の高校については、共学化に対しての大きな反対はないようです(白石高、白石女子高あたりでの反対の声が多少聞こえてきましたが)。


やはり、卒業生も、地域も危機感を感じているのでしょう。


これは単に、共学化しただけで全てが解決するわけではないのは言うまでもありません。


教育カリキュラムも、教師の姿勢についても、生徒の要求に答えるように、より良いレベルのものを提供する義務があると思います。それをしないと、意味がない。



仙台での共学化反対運動について


 周辺地域(いわゆる郡部と言われる地域)での共学化反対運動は小さなものなのに対して、


現在反対運動を行っているのは、仙台のいわゆる”ナンバースクール”と呼ばれる男女別学校の卒業生中心です。



 仙台では、南北2つの学区に分かれていますが、普通に大学進学の可能性がある高校は各学区男女それぞれ3校程度で、一応共学校の選択枝もありますが、トップはいずれも数字がつく別学校です。いわゆる国立大や東京6大学クラスに進学したければ、なるべく高いレベルの高校に入ろうと思う気持ちは自然です。


 その際、仮に共学に進学したくても、仙台では進学の可能性をある程度犠牲にしなければ共学に進学できません。その共学校は、仙台以外の拠点校と同程度の進学実績となり、やはり個人の孤高の努力がないと、目標の学校への進学は難しい環境です。



 はっきり言って、この「共学化反対運動」は、世間的には”ナンバースクールの卒業生のエゴ”で片付けられています。当事者以外では、話題に上ることもありません(これは事実)。



 ただ、彼らの主張している意見を聞くと、「なるほど」と思うことはあります。



(1)男子高・女子高生活には、共学では味わえない意義がある。
また、すばらしい?母校の校風を共学化で破壊することは許されない。

(2)宮城県が一方的に、卒業生の意見も聞かずに進めている。
一律の共学化反対であり、未来の高校生が別学校を選択できる仕組みを残すべきだ。


 自分は別学が絶対嫌で共学に行ったので、別学校の良さは分かるわけがありませんが、経験者が”すばらしい校風”といっているのだから、いいところはあるのでしょう。


 だから、(1)については、判断できませんが、(2)については、もう少し議論の余地があるのではないかと思います。話し合いが足りないとは感じます。



 とはいえ、話し合っての決定を前提とする場合、かなり困難な話しあいになるのは明らか。


二高の共学化一年凍結の決議が県議会でなされましたが、来年二高を目指している中学生女子は振り回されて可哀想。


また、学区制のあり方の議論なしで一律共学化の方針のもとに、、先に二高のみを共学化したら、一時的に一女の立場が中途半端になります。


一女も将来共学にするという方針だろうけど、旧男子高は名前が残り、旧女子高は名前が変更となれば、不公平感が募ります。


やるとしたら、福島県でのように、議論を尽くした上で、全体のバランスを考え同時期に行わないとまずいのではないか。


 


 南北学区制を残すのであれば、例えば北学区で二高が男子高のままになった場合、一女は共学化を選択するでしょうか?その場合、女子進学校の選択肢が無くなります。


個別の話し合いでの決着では、最適解は絶対得られません。男女それぞれの機会の均等を確保することが必要ですが、個別の話し合いではそれが保障されないし。


『なんでうちの学校だけ共学化されるんだ』と、反対派の中でも仲間割れするのではないでしょうか。で、全ての別学維持を目指す流れになる。


それが見え見えだから、宮城県側は頑なな『問答無用の一律共学化』を推進しているのだと思います(ただし、説明は絶対的に足りない)。



つまり、仙台の中で、進学校として、男子高、女子高、共学校の対等な選択肢を提供しようとすると、以下の選択肢しかないのかなと思います。


・南北学区を統合(学区撤廃)


・一高、二高のいずれかを共学化


・一女、二女のいずれを共学化


(ただし、男子高からの転換共学校との差別化のため、中高一貫校とする)  し、



・男子校(例えば、旧一高)


・女子校(例えば、旧一女)


・共学校(例えば、旧二高)


・中高一貫共学校(例えば、旧二女) 


 この4つを競争させ、公平に選んでもらうという


 


(共学化反対派は、『今の仙台では、進学校として、別学も共学も選べる』と言っていますが、伝統も異なり、明らかな序列関係がある中、対等な選択ができるわけではないことを棚に上げています(対等な選択ができるのは、三高と泉館山を選べる学力にある男子のみ)。


運動をしている彼らは主にナンバースクールの別学校出身であり、”共学に行きたければ、ナンバーよりも歴史のない共学に行けばいいじゃん”という傲慢さを感じます。


(注 一部の別学高では、本当に傲慢さなしで楽しく生きがいのある高校生活を送っているのは知っており、そのことを断っておきます。個人的にはその某学校は別学で残してもと思う)。


 


 今の宮城県及び仙台では、進学しようとして高校を選択する場合、レベルの低さとともにその選択肢が狭かったのが問題。


 他県からの転勤族が、別学があること、レベルの低さに驚き、子供を残して仙台に来るということもざらにあります。


せめてレベルの高い方へと、家族ごと引越ししてくる場合は転勤族が多いニュータウンがある『北学区』を選ぶようです。



だから、自分の考えは、



●卒業生より、今後の生徒が大事
~卒業生の気持ちは無視できないが、一番大切なのは、これから学ぶ子供達のこと。
●マンネリ感、特権意識の破壊
~伝統は不要とは言わないが、伝統の名の下にナンバースクールはあぐらをかいていないか?
だから、ドラスティックな改革・改変も必要だと思う。
それは、南北学区のトップの男女4校の進学実績を見ても感じる。
二高以外の進学実績は、政令市にある進学校の実績としてかなり物足りないもの
(二高はスポーツも頑張っていると思う。だから個人的には二高は評価しています)。
というか、県庁所在地レベル(水戸、山形、宇都宮)の進学校からみてもかなり
信じられないところがある。
トップが頑張れば、それに続く集団も頑張り、全体のレベルを引き上げる効果が
あると思うから、これらの学校には現在に満足して欲しくないと思いますが、
現在の実績では。。。(現役合格率が概ね1/4って・・・)
「一浪して東北大が当たり前」といわれているらしいが、
そもそも頑張れば東北大位現役で入れる実力を持つ生徒が多いのに、
「部活や学校生活をenjoyするから」という”言い訳”に思えます。
enjoyするのなら、勉強も両立できるはず。愛着があり、”チヤホヤされる上に、
ぬるま湯の環境だから”そりゃ心地いいはず。
昔聞いた話だが、一高は定期テストで校内順位を出さないとか
(ホント?今はどうか知りません)。そういうのはぬるま湯に感じます。

●話し合いを前提に進学校として別学・共学の選択肢を残す
~一律共学化にこだわらずに、一部の別学校を残してもいい。
その為に、県と各学校・在校生・卒業生で話し合いをして決定する。
今のような、共学校は2番手の進学校ということではなくて、
トップグループの進学校として、別学校と共学校の”公平な”選択肢を残すこと。


●学区制の見直しもタブー視しない
~学区制ができた35年前とは、仙台近郊の人口分布もだいぶ変わっています。
北学区:南学区=5:3位の比率になっているはず。北学区範囲は増加し、
南学区範囲は減少傾向。差は開くことが考えられます。
 上述のように、ニュータウンと転勤族の偏りのため、
南北学区の学力格差も著しくなっています。
この機械的に引かれた線のために、犠牲になっている人も多いはず。
(例えば、仙石線方面(北学区 塩釜・多賀城)からは、
北学区の二高・一女よりは、南学区の一高・二女の方が通学しやすい。
逆に、市中心部(北学区)からは、共学進学校を選ぼうとすると向山高よりも
遠い泉館山高になるなど。)


 浅野知事は、『県民の税金で運営されている公立高校が”性差”で入学を差別
されることはあってはならない』と言っていますが、
そもそも『県民の税金で運営されている公立高校が”居住地の差”において
入学を差別されることはあってはならない』とは思いませんか?
すごく言葉上も矛盾しているし、実際にもこの矛盾が生じてきています。


 確かに、普通科を全県一学区というのは、仙台の学校に生徒が集中してしまうなど、
問題もあるので、せめて仙台の南北学区は統合した方が良いと感じます。
トップグループの男子高・女子高・共学高が対等な立場で切磋琢磨して競争して行けば、
活性化にもなるし、互いの進学実績も上がります。
その中で、中学生は校風や部活動、進学実績を考慮し、選択できればベスト。




私学の共学化について


一方、仙台市内の伝統私立高校の話ですが、



小鶴新校舎が完成 仙台・東北学院中高 共学化も可能


 今年4月の開校を目指し、仙台市宮城野区小鶴地区への校舎移転を進めてきた東北学院中学・高校(青葉区一番町)は22日、新校舎の完成式典を開いた。 新校舎は普通教室や図書室などがある4階の教室・管理棟(約1万8000平方メートル)、約2000席の礼拝堂(6000平方メートル)、レスリング場や柔道場が入る2階の体育館(8000平方メートル)などがある。


図書室には和紙を挟んだガラス窓を導入するなど採光に工夫。将来の共学化にも対応できるよう女性用トイレも設けた。(1/21河北)



 仙台の私学高校は、以前は男子高・女子高で暗黙の了解で住み分けされており、共学の高校は殆んどありませんでした。


それが、10年前位からなだれをうったように、共学化が進み、今では多くの私学が共学化してます。


 残る数少ない高校の一つである、伝統校東北学院高でも、共学化を想定しているようです。



感じるのは、

何で私立高校の共学化は反対がないよね?


てこと。これは、経営の問題ですから、別学よりは共学化して多くの優秀な生徒を集めたいという競争意識のもとに進められています。


それには、卒業生が文句を言う筋合いがないってこと。


でも、公立高校の一部の卒業生は、共学化反対運動を行っています。


県立高校は、県立とはいえ各高校間の競争や、経営意識が必要なはず。


その点、各校が今後多くの優秀な生徒を集めるために、間口を広げ、競争することが必要と考えると、


「共学化やむなし」ではないのか?と思ってしまいます。



そう考えると、反対運動をする権利があるのか?という考えもできる。


とにかく、彼らの母校愛にはかないませんな。。。


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2005年1月22日 (土)

出陣パレード



 いやー、すごい人でした。初売り並の。


 でも、ユニフォームを着ていなかったことと、


選手達も早足、人も多かったので、


もうあっという間に通り過ぎてしまいました。


追いかけようとしても、人が多すぎて無理。



 分かったのは、駒田コーチ、岩隈、大島、磯部位。


ちょっと出遅れたから、田尾監督も見えませんでした。



 岩隈が近くで立ち止まったので、写真を撮れました。


いや~、確かに背が高い。


 そいえば、河北が配っていた楽天のロゴ入りの旗。
紙製で、かなりちゃちいものでした。
下にも落ちていて、危なく踏むところだった。。。

 

 街中は、ハレの場。

こういうパレードや祭り、イベントが街中のアーケードで行われるのっていい。

アーケードって時代遅れって言われたりするけど、

仙台にとっては、重要な装置ですね。

さらに、アーケード内に広場のような空間がさらにあればと思う。

今のアーケード内には、多くの人が立ち止まれる空間がないから。

勾当台公園でもいいんだけど、アーケードからちょっと離れてしまうから、

通りすがりにふらっと寄りづらいところがあるので。


 いつかは優勝パレードを見たい!


その前に、今秋のベガルタJ1復帰パレードを先に希望かな。


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2005年1月21日 (金)

フルキャストスタジアム宮城



 宮城球場の新名称が決まりました。



プロ野球パ・リーグの東北楽天ゴールデンイーグルスが本拠地とする県営宮城球場(仙台市宮城野区)の命名権(ネーミングライツ)販売をめぐり、宮城県は20日、有識者らによる「宮城球場ネーミングライツ懇話会」を県庁で開いた。購入に名乗りを上げた人材派遣業「フルキャスト」(東京)が販売先として妥当かどうかを審査し、了承した。


 非公開の会合で県は、公募に応募したのが1社だけだったことと、(1)球場名は「フルキャストスタジアム宮城」(2)販売価格は年間2億円(3)3年契約―といった応募内容を報告した。


 フルキャストが県営球場の名称として適格かを疑問視する声もあったが、財務内容などを審査した結果、会社や名称について「問題ない」との意見が大勢を占めた。(1/20河北)



 「フルキャスト」。。。初耳の会社です。


でも、東証一部上場の企業で、そんなにやばい会社ではないのでしょう。


 年間2億円も出して、命名権を購入してくれた企業なんだから、


文句いう筋合いでもないし、パチンコとかサラ金業界でなかったから良かったと思う。


「マルハンスタジアム宮城」とかってありえない。。。懇話会が許さないでしょうが。


 やっぱり、こういう募集に応募してくる企業は、これから知名度を上げていこうとする企業(またはブランド名)になってしまうのか(昔のオリックスみたいに)。


また味スタの味の素は知らない人はいないでしょうが、サブフィールドでは知名度の低い「アミノバイタル」の名前をつけ、宣伝を行っています。



ところで、こいつ何様のつもり?


   ↓



約30年間宮城球場のスコアボードのネーム板を手書きしてきた県野球協会の木村稔副会長も「長ったらしい。会社名がそのまま付いた」と不満げ。「名前が変わるのは仕方ないが、もっと親しみの持てる名前が望ましかった」と語る(1/20河北)。



 えらそうに、じじいがナに言ってんだか。


あなたの球場ではないでしょ。


名前も変わるけど、それ以前に球場の殆んどが作り直しで、もはや、あなたが選手の名前を書き続けた思い出の宮城球場ではありません。


 こういう老害は嫌い。手書きスコアボードを取り壊す時にはちょっとは同情したけど、ここまでえらそうだとムカツク。マスコミ出まくって勘違い気味。


 


 とにかく、このこの手の名称は慣れでしょう。


「東北楽天ゴールデンイーグルス」も発表から3ヶ月でだいぶ慣れたし。


 宮城球場の新しい歴史をが始まると思えば。。。


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2005年1月20日 (木)

仙台と広島(市内交通編1:路面電車と地下鉄)



便利な広島の路面電車 


 このように、デルタのわずかな平地に高密度に広がる広島の市街地ですが、


それを象徴するものが日本一の路面電車網でしょう(路線図⇒)* 



なんと、市内均一150円の安さ!(異なる系統への乗り換えもOK)


一日乗車券も600円。


どの路線も、数分おきに電車がやってくる。時には連続で。



これには感動しました。



 路面電車って、一昔前の遺物のようなイメージがあり、全国の大都市では広島と東京・札幌(1路線のみ)を除いて、


ほとんど廃止されていますが、


最近は、ヨーロッパでの路面電車見直しの流れから、日本でも、市民団体が都心再生の手段として高速路面電車(LRT)の導入に向けての運動を


盛んに行っており(ただし、路面電車の導入ありきで、広い視野が欠けている団体も多い)、国レベルでも”路面電車の再生”に向けての路線延長や停留所の整備などに予算措置がなされるようになってきています。



 広島でも、原爆を体験したものや、廃止になった他都市からの中古を購入したような味のあるオンボロも多いですが、


最近は新型の低床連接車(3両編成)を導入し輸送力を確保し、都心部のど真ん中を快走しています。


広島では、デルタ地形であり地盤が弱いことから地下鉄は困難、充実した路面電車網が発達し、市民に密着していることから、


これまで路面電車が公共交通の主役を務めてきました。


軌道敷に車を入れない方針を貫いたこと、経営主体が広電という民間だったこともあり、これまで様々な経営努力を行い、


近年は利用者も再増加しつつあるようです。


旧デルタの高密度市街地は路面電車沿線に広がっており、CBD(中心業務市街地)の広がりは仙台が上ですが、周辺の住宅市街地の密度や広がりは、


広島の方が断然上でした。延々と路面電車に沿って面的に、高密度な住宅市街地(仙台では北仙台付近が似ている)が延々と広がっていました。



都心部が元気で便利


 広島は、都心部のデルタ地帯が4つの区に分かれています(仙台のように都心と郊外がひとつの区にされているのではなく、


都心部の区と郊外の区ではっきりと分かれています。広島方式の方が実情にあっているような気がします)。


都心部だけでも4つの区に分けるほど、都心部の人口が多いことがわかります(尚、広島の区割は1つが若林区程度で人口は10万が基準です)。


それは、路面電車網が発達し、都心部のどこにいても交通が便利であることから、仙台のように極端なドーナツ化減少が起こらなかったものと


考えられます。さらに、マンションがあれだけ面的に林立していることから、人口増のあるていどは都心部で受け止めてこれたのでしょう。



また、広島では、軌道系の公共交通機関沿いに、各種公共・公益施設が立地しています。


車でないと行けないところってあまりないと感じました。


県庁・市役所・区役所はもちろん、各種病院、大学・高校・港・球場・コンサートホール・商工センター(卸町の広島版)・商業施設などが、


路面電車やJR、アストラム(新交通)沿いに立地しています。


 


 これって本来であれば当たり前のことなんでしょうが、仙台と比較するとうらやましい限りです。


郊外にも、長町のモール級の商業施設が南西・北・東に位置し、都心を取り囲んでいますが、


その郊外の巨大商業施設は全て駅に近接しています(もちろん大駐車場完備)。


電車でも、車でもどっちでも行けるっていう素晴らしさ。



市電から地下鉄への転換(仙台)


 仙台では、地下鉄開業と引き換えに、約30年前に市電が廃止されました。


乗ったことはないですが、路線図を見ると、都心を一周する環状線と、枝分かれする長町線、原町線、北仙台線、八幡町線があり、現在の広島に匹敵する路線網だったようです。⇒*


現在でも、市電が走っていた道路沿いは、仙台都心部の中でも明らかに風格がある市街地を形成しており、かつての市電の存在感を感じます。



 ただし、仙台は、都心部が狭く、高度成長期以降の人口の急増により、市電がカバーしていたエリアより外側での住宅団地開発が盛んに行われ、


人口分布が極端にドーナツ化してしまいました(これは都心部に多くの人が住んでいる広島との違い)。


 そうすると市電の営業範囲での人口の減少や車の増加により、軌道敷に車を入れざるを得なくなり、市電の定時性も失われ、邪魔者扱いと利用者数の急激な減少が起こりました。


そりゃ、仙山線北側の住宅団地の住民にとっては、市電は使いようがなく、直接バスで都心に入った方が楽だし、


 原ノ町線沿いは駅間の短い仙石線も併走、北仙台線と長町線は、泉方面に延びる地下鉄に代替されることで、廃止となったようです。



ただ、地下鉄がカバーできる範囲は狭く、また駅間の長さ、地下にもぐる煩雑さ、運賃の高さという問題点もあります。


旧市電沿線で、南町通~西公園通、八幡町方面は、地下鉄の恩恵も受けず、沈滞している印象です。


ただ、東西線の開業により、八幡町方面以外は救済されることになるでしょう(本来であれば、都心から八幡町、国見を通って中山方面に抜ける路線も必要ですが)。。



 地下鉄の欠点はありますが、、本数の多さと定時性、速達性は評価すべきです。泉中央から都心まで10分少々というのは、路面電車であれば不可能です。


最新のLRTの導入であれば、電車優先信号や、交差点の立体化により、ある程度は短縮されるとはいえ、路面を走る以上、定時性は保障されません。


都心部を地下にすると、結局地下鉄並みの建設費がかかり、乗降りの煩雑さなど、路面電車のメリットが小さくなってしまいます。


東西線建設に対しても、某市民団体が反対運動を行っていますが、LRTの欠点に目をつぶり、リニア地下鉄方式の欠点ばかりあげつらうような印象で、


公平性を感じないところが、支持を得られない理由なのでしょう(市当局の機種選定も公平性を欠いているという反論もあるでしょうが)。


実際にLRTを導入した場合については、広島が生きた手本だと思います。



広島のジレンマ


 広島では、このジレンマに苦しんでいるようです。


確かに路面電車は安くて便利です。ただし、スピードは路面を走る以上、電車優先信号はあるようですが、限界があります。バスより多少ましなレベルです。


広島は、都心部がJRから離れた紙屋町・八丁堀地区で、JRの広島・西広島・横川の各駅から路面電車に乗り換え、都心に向かう形です(路線図再掲⇒)* 



だからこそ乗り換えの利用者が多く路面電車が生き残ってきたのかもしれませんが。


まず、所要時間ですが、都心の紙屋町から、各JR駅までは通常時でも15分程度かかります(地下鉄であれば、5分程度の距離)。


仙台の一番町と仙台駅のように、簡単に歩ける距離というわけではありません。


つまり、仙台の地下鉄に例えると、仙台駅⇔北仙台位の距離を、仙台⇔泉中央と同じ所要時間をかけて走っているということです。 路面電車は乗降が簡単ということを割り引いても、JRターミナルまでの時間はかかり過ぎです。


さらに、朝夕のラッシュ時には、電車が数珠つなぎになり、また、バスと同様で車内精算が原則であるため、都心の停留所では物凄い混雑・混乱を招いていると聞きました。


また、乗ってみてわかったことで、座席が少なく、立つことが多い。これは新型電車の方がさらに席が少なく、詰め込み前提のようでした。



 それでも最大3両編成であることで、朝夕だけでなく、市民球場での試合前後などは、乗り切れずに積み残しが発生することがざらにあるようです。


特にナイターの後などは、帰路を急ぐ客が多いと思いますが、JRの駅までたどり着くのに一苦労で、さらに乗り遅れる可能性も高いです。


また、バスと同様で、23時過ぎで終電になります(早っ)。これは、時間がかかることから、概ね24時までに終点につくような設定にしていると感じました。



 このように、大量輸送に限界があることから、大都市交通機関としての適格性の問題もあるようです。


とはいえ、建設費や地盤の問題・民間である広電との兼ね合いから、地下鉄を建設することも出来ず、


路面電車を活用することや、新交通であるアストラムラインを延長する方針のようですが、


アストラムもゴムタイヤであり、重量制限があること、最高速度が遅いこと、など、建設費の割には効果が薄いという課題もあるようです。



 広島の公共交通は、都心部を網羅する広電、JR、新交通(アストラム)、民間バス4,5社がひしめき合っています。


互いの主体が競争しあうことにより、適度な緊張関係と役割分担がなされているように思えます。


ただし、鉄道については、経営母体も路線の規格もばらばらなため、一貫した交通政策が作りにくく、市の当局はかなり苦しんでいます。


もちろん、JR⇔広電、JR⇔アストラム、広電⇔アストラム 間の乗り換えでは別料金であり、利用者にとっても負担です。



 仙台も、広島も公共交通に関しては、一長一短のところがあります。


 仙台では、都心まで一本の交通機関で行けるというメリットはあります。


しかし、JRと市営地下鉄(それも今は一本)しかなく、バスも市バスと宮交バスのみ。利用者にとってメリットになる競争なんて、ほとんどありません。



どっちがいいのかな?と考えてしまいますが、広島の方が健全な競争が行われていると感じました。


それは、時刻表なしでも10分以上電車を待つことが皆無だったことです(広電も、JRも、アストラムも)。大都市交通機関としてあたりまえのフリクエンシーを確保していることは、素晴らしい!仙台は、まともに使えるのが地下鉄だけだからなぁ。


 


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2005年1月19日 (水)

仙台と広島(地形編)



 広島の位置する地形は、日本の大都市の中では独特です(他の都市は、東京・大阪・仙台など、広大な平野に位置することが多い)。


 市街地が、大田川他6本の川のデルタ地帯を中心に広がっています(地図)⇒*


平地がわずかで、平地部分は非常に高密度な市街地が広がっています。


都心の南側は広島湾。他の方角は山です。


仙台は広瀬川の河岸段丘上に都心が発達しており、西側に青葉山、南西側に八木山がありますが、


他の方角は緩やかな丘陵地や平地なのに対して、広島の場合は、海側以外はすべて山に囲まれています。


山間部の間や、山と海の間にある数少ない平地に鉄道や幹線道路が集中し、アメーバーのように市街地が広がっているため、


仙台のように、平地に広大な田んぼが広がるような光景は皆無です。


市街地のどこからでも、豊かな山及びNTが見え、一種独特の風景と感じました。


 もちろん、平地だけでは足りず、山を削っての住宅地開発も盛んに行われているようでしたが、


基本的に鉄道に沿って市街地が広がり、土地が足りずに山を削って住宅地を確保しているよう。


市街化の優先順位は ”平地→山”というのがはっきりと分かりました。本来はあたりまえなんですよね。 


(仙台では、平地よりも開発しやすい山を削って住宅団地が広がっている反面、


鉄道が走っている沿線が田んぼで残っていたりというアンバランスがあります。例えば利府の駅周辺には田んぼが広がっているのに、


駅からバスでしか行けないところに山を削った複数のニュータウンが立地しているように⇒


* )



 仙台と同じように海と山が近い都市とはいえ、広島はよりタイトな地形条件の中で発展してきたことがわかりました。


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2005年1月18日 (火)

一路西へ



 ここ数日間は、西日本の方へ滞在。


 滞在したのは、高松と広島でしたが、西日本は個性あふれる都市が多いなーと感じました。高松は3回目で、広島は、九州へ行くときに電車で通過したことはあったものの、目的地としては初めて。


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仙台と広島



 特に、広島については、仙台と同じ規模の政令指定都市であり、自然といろいろと比較しながら回ってました。


 「札仙広福」と呼ばれる都市の中でも、札幌や福岡は都市や道県の人口規模が段違いで、単純に比較できない部分が多いですが、広島と仙台では基礎的指標としては共通点があります。



仙台と広島の共通点


・100万規模の政令市(指定時期も9年違い)


・合併により政令市基準の人口を達成し、面積も同程度(広い山間部を含む点も)


・県の規模も似ている(広島県の方が人口は多いが、面積も広く、人口密度はほぼ同じ)


・同じ本州でともに拠点性では中途半端な存在(東京と札幌に挟まれている仙台と、大阪と福岡に挟まれている広島)


その他、


・近隣に、日本三景の観光地がある(松島と宮島)


・県レベルでは日本で一、ニを争うカキの産地


・山にも海にも近く、スキー場まで1時間程度。



 などがすぐに浮かびます。



 とはいえ、全然異なる点も多く、どっちがいいのかな?と考えることもありました。


比較しやすい規模のせいか、お互いの都市の良い点、悪い点が見えてきました。


広島は、個性豊かな都市で、回っていて飽きることはありませんでした。


初めての滞在でしたが、これまでの印象よりは、訪れての印象の方が上だったかな。


 


 この続きはぼちぼちと書いていきます。


 


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2005年1月13日 (木)

首都圏滞在中

 年明けからしばらく、東京・神奈川方面に所用で滞在しています。

あわただしかったのが、余裕が出来たので、年明け初の更新を。

以前しばらく住んでいたところですが、いろいろと仙台と比較してしまいます。


 仙台のいいところ、首都圏のいいところ、それぞれありますが、

首都圏は、このどこまでいっても街が続いているという感覚、車がなくても平気で生活できるという感覚がいいなぁとは思います。

 次の電車が10分後だと、がっくりしてしまったり、(仙台にいると、「10分後でラッキー」って気分)、急行と各停が接続しながら、あわただしく発車する様子。

郊外の駅を降りても、近くに店が集積していて賑わっている様子など。

この”エネルギッシュさ”ばかりは仙台で求めることは難しい。


 神奈川に住んでたときは車も便利に使っていましたが、繁華街に行くときは電車、郊外店やスーパー銭湯・旅行に行くときは車と、場所によって使い分けができたから、本当に便利な生活だったと思います。

仙台だと、そういう生活は地下鉄沿線だけ。


 とはいえ、住居費や駐車場代の高さは勘弁でした。

住んでいたところは、仙台でいえば緑ヶ丘のような急な地形のエリア。

毎日、最寄り駅からの急な階段を上り下りしてました。

それから考えると、仙台の住宅事情の良さを感じます(郊外駅前の利便性は別として)。  


 また、すぐに本物の温泉やスキー場にアクセスできるところは仙台のいいところ。

で、場所を選べばそれなりに首都圏に近い生活を送ることができる。

短い通勤時間、混まない地下鉄など、メリットも多いし、

物足りなくなったら、たまに東京へ新幹線やバスで行けば良い。


 自分にとっては、仙台はほどよく生活しやすい街だと思います。

とにかくあるものを楽しむことが大切だし、

本物の田舎と違ってそれなりに街の変化を感じることができる。

それに、今後はインフラ整備や都心の再開発、郊外の拠点整備などをリアルタイムに

見守ることができるし、楽天も来て、全国への話題が発信されるなど、面白い街になっていくことを期待しています。

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拠点開発プロジェクト(長町・仙台空港・仙台港)




 現在、仙台周辺では、都心部を補完する役割の拠点開発が、ほぼ概成しつつある泉中央に続いて、3箇所で行われています。


 それは、「あすと長町」「仙台港背後地」「仙台空港臨空都市」の3つです。


どの開発地も、区画整理事業を用いて実施され、平成20年前後に本格的な施設立地が始まります。



、同時期に土地の使用収益開始(土地が使えるようになり、所有者に固定資産税等がかかり始める)され、一斉に動き始めるものと考えられます。



 ただ、目的は様々、事業主体も3者3様で(長町は仙台市&都市機構、仙台港は宮城県&仙台市、臨空都市は宮城県&名取市&組合)微妙に重なっています。とはいえ、各プロジェクトはめいめい勝手に進められている印象を受けます。


どの開発規模もかなり大きいことから、共倒れが懸念されています。


 また、長町を除いて郊外に寄り過ぎ、都市型の再開発でなく、従来型の地域開発にとどまっている印象です。


本来であれば、長町のような立地条件の開発が、小規模でも進められるべきだと思いますが。



 それぞれのプロジェクトのうち、関連する臨空都市と長町を考察してみようと思います。



『仙台空港臨空都市開発』


 仙台空港のアクセス鉄道が2007年3月に開業するのにあわせて、県主導で2箇所で行われている臨空都市開発です。



県臨空開発担当課HP


   ↓


http://www.pref.miyagi.jp/rinku/



臨空都市のような拠点開発は、バブル期に他都市で計画され、総じて失敗している印象があります。


特に大阪の関空近辺のりんくうタウン。


 現在は、愛知万博を前に2月に開港する中部国際空港周辺、住民投票沙汰になった神戸空港&PI(ポートアイランド)第二期開発、などが進められていますが、いずれも3大都市圏であり、仙台で臨空開発が成り立つかという不安は非常にあります。



 もともと、他の拠点空港のように1千万人以上の利用者が見込める空港と異なり、仙台空港は300万人台であり、アクセス鉄道効果による東北の拠点空港化があっても、多くても4~500万人規模でしょう。


アクセス鉄道を作る目的は、『空港⇔都心部・周辺都市 の定時・短時間での直結』であり、空港と仙台都心が約20分で結ばれるということは、途中駅の臨空都市にわざわざ下車する必要って皆無です。



 臨空都市っていうと、ホテルの立地がイメージされますが、


成田のように、早朝に出発する便に乗るために、空港周辺へ前泊っていう客はまずありえないと思います。


海外への便は仙台の場合昼以降に出発する便が多いですし、仙台へ20分であれば、仙台駅周辺に泊まって、電車で移動となるでしょう。


 ですので、都市型ホテルの成立可能性は、他に大規模集客施設が出来ない限り、ゼロに近いでしょう。


ある意味、アクセス鉄道で直結する長町の方が、臨空都市の機能を持つ開発可能性が高いと思っています。


ホテルの成立可能性も高いでしょう。(長町との役割分担については、後述)



 これまでの計画では、名取市主導の関の下では、駅直結でダイヤモンドシティ(以下DC)の立地が決まり、アクセス鉄道開業とほぼ同時の2007年3月の開業が決定しています。



DCのHP


 ↓


http://www.diamondcity.co.jp/news/top.html



これは、イオンと三菱商事の合弁企業による商業開発で、ジャスコとデパートなどの複数核+専門店街の組み合わせで、商業面積は十万㎡以上が確実視されています。都心部商業と真っ向勝負という見方もあり、この時期から、本格的な商業戦争が開始されることになるでしょう。



 表面的には、「またイオンが郊外で好き勝手出店する」というイメージがあります。


都心部を破壊するような動きとも感じます。


また、4号バイパスは、麻痺することになるのは確実です。


現時点でも、中田~名取の大型家電店渋滞で、週末の午後などはかなり流れが悪くなっているところ、とどめを差すことになるでしょう。確実に岩沼方面からの移動に影響が生じます。


現在線路西側で整備が進められている県道仙台館腰線が4号のさらなるバイパス機能を果たすといっても限界があります。この対策として、東部道路から臨空都市へ直結するインター新設が事実上決定しているようです。


この話は、11月に行われたシンポジウムで聞いた話です。



 ただ、この出店で評価できる点は、


・鉄道駅前への出店


・仙台都市圏南部への出店 の件です。


●鉄道駅前への出店


~(仮称)関の下駅前への立地で、店舗と駅はデッキで直結されるようです。


大渋滞を発生させることは必死の立地ではありますが、これまで仙台都市圏北部へ立地していた中山店、利府店、富谷店とは異なり、


渋滞している場合、電車で行くという選択肢があることは評価できると思います。


 DCの場合、大都市圏中心の出店であることから、他店の立地をみても


駅へ近接した立地が多いです。兵庫の伊丹は駅と直結、広島のキリン工場跡地は新駅を設置して徒歩5分、福岡の糟屋では、既存の駅から徒歩10分です。名古屋近郊の木曽川SCも駅から近かったはず。


 まぁ、ターミナルでもない郊外駅前の店舗であれば、ここまで大きい必要はないです。


また、最寄り駅の電車の本数が一時間2本ですので、「ないよりマシ」のレベルではありますが。



●大型店空白域への出店


 これまで、仙台都市圏南部では、長町南のモール以外に目立った商業施設はありませんでした。北部では、泉中央のIY、セルバ、ダイエー、上記のジャスコ3店などが点在しています。これは、仙台都市圏の南北格差を象徴しているもので、ニュータウンの厚みと対応しています。



 つまり、南部は、東北本線沿いがそれなりに電車の本数があっても、買い物は都心かモールだけ。


不便で、垢抜けない印象があったことから、南部が住宅地として好まれない一因にもなっていました(もちろん、農地開発の難しさや遺跡の多さによる開発のし難さが根本にあります)。


 よって南北バランス上、あの位置に1つくらい郊外型大型店があってもいいかなという気もします(とはいえ、よりによってイオンか~と複雑)。


ただ、都心部や長町の大型店には、DCを打ち負かすくらいの気合を入れて、がんばって欲しい。



 そういえば、県主導の下増田が中華街&ウォールマートという大規模商業を集積させるプランがありましたが、ウォールマートの進出見合わせにより、撤回となりました。


 中華街への投資を募るホームページで、9月の時点で募集を停止し、場所を変えて長町で再検討するアナウンスがあり、現在、あすと長町の内部をターゲットに事業が再構築されているところです(これも詳細は後述)。



 交通面からいっても、あのエリアに2つも超大型店を立地させるのは無理ですので、ひとつになってほっとしています。DCはほくそ笑んでいるでしょうが。



 結局、自分の見方としては、臨空都市は名前だけで、結局はアクセス鉄道の利用者増を図るための単なる住宅地開発であり、鉄道駅に接した良好な戸建て住宅地の供給がなされるということが、今回の臨空都市開発の意義であると思っています。仙台近郊では、このような駅近の戸建て住宅地は少ないためです。富沢南と小鶴新田、西中田は戸建てには高額で、マンション、アパート中心。田子や国府多賀城、岩沼駅西など位。


 不便な仙山線沿線では愛子や陸前落合の周辺で建売がありますが、乱雑な町並み。


すると、戸建てを求める場合、ニュータウン的なところは、バスや車前提の郊外になってしまいます。



 臨空都市は、飛行機の騒音が考えられ、住宅地には?の面もありますが、


仙台空港は飛行機の本数も多くなく、また、名取・岩沼の既存市街地では騒音はさほど気にならないので、大丈夫かなと思います。


また、仙台駅まで直通で15~20分程の所用時間で、運賃も片道4~500円であれば、


泉・富谷方面のNTと比べても十分便利です。


1時間2本という本数も、郊外団地のバス本数と比べたら同等レベル。


泉が丘の友人と仙台駅前で飲んだ時、帰りの交通費が6~700円かかると言われびっくりしました。


富谷だったら、もっとかかるのでしょう。そういうところと比べたら、鉄道沿線の住宅地は需要があると思うのです。


 そんなところでしょうか。




『あすと長町』


 仙台市と都市機構(旧都市公団)が平成9年から事業を進めています。


91.5haもの、市街地内では最大級の面積の開発であり、今後トーキン工場が地区から除外されますが、約80haの面積が残り、それでも十分に大きな開発です。


 現時点では、地区北部と西台畑の戸建て住宅地の部分は完成し、住宅やアパートが立ち並んでいます。


最近、副都心大通線の舗装が一部始まるなど、徐々にまちの輪郭が見え始めていますが、大部分は造成中で、まだ実感がわきません。



都市機構の「あすと長町」HP


   ↓


http://www.ur-net.go.jp/east/enterprise/sendai/index.html



 今後のスケジュールとしては、


2005年12月 地区内第1号のマンション完成(住友)


2006年 9月 JR高架化完成&長町駅移転開業


2007年 3月 あすと長町まちびらき(地区北部の40ha)


2008年 3月 (仮称)JR南長町駅暫定開業(駅前広場は未整備)



 というのが、ほぼ確定しているスケジュールでしょう。


まちびらきの時点では、モールと長町駅を結ぶ長町折立線が、長町駅の東側~鹿又交差点付近まで延長され、また、4号が駅の西側から東側に振替えられ、長町大通線として幅50mの道路が整備されます。


駅前広場は1~2年程度遅れるでしょうが、駅の移動で地下鉄とJRとの乗り換えもしやすくなります。



 この時点で、ようやく新しい街が生まれる実感が出てくるのでしょう。


 駅周辺の大規模集客施設街区へできる商業施設も、まちびらきの時点ではオープンは無理でしょうが、2009年頃までには出来ると思います。



仙台中華街構想

 臨空都市のところでも書きましたが、空港と長町は電車でも車でも20分。


長町は臨空都市の役割を果たすことができる立地なのです。


 臨空都市で計画されていた中華街構想が、あすと長町内で再検討されていますが、


これは当然の話です。下増田のあの立地では厳しいと思っていました。


(9月にたまたま運営会社のHPを見たとき、「現在仙台市内で事業の再検討をしています」とのアナウンスとともに、


あすと長町のHPがリンクされていたので、やっぱりそうかと)



仙台中華街のHP


   ↓


http://www.web-china.jp/miyagi/indexj.htm



 魯迅との縁もあり、中国側が仙台に目をつけたという話もありますが、名取は仙台ではありません(名取から合併を断ったし)。仙台市内の方が適しているでしょう。


 また、横浜の中華街には何度も行ったことがありますが(昨日も行った)、


 雑貨やお土産をあさったり、肉まん食べながらぶらぶらするという楽しみ方もできますが、中華街って紹興酒かっくらいながら中華料理を楽しむことがメインです。


はっきり言って飲み屋街です。酔っ払って店をでると、日本にいることを忘れます。


そういうところが良い。


そこで、下増田の荒涼とした景色を見たら、一気に酔いがさめます。


帰りの交通のことを考えたら、気持ちよく酔えるか? 



 休日であれば、遠方からの観光客とかもあり、最初はそれなりに集客できると思いますが、平日は地元客中心です。(これは楽天のプロ野球と同じ!)


 平日のアフターファイブに下増田に行くわけがない。それも車で行ったら飲めないから電車で行くしかない。


それも1時間2本(各停のみ)。それも100店舗が集積する予定だったようですが、休日の集客を考えても厳しい規模です。



 その点、長町であれば、一番町や駅前からでも地下鉄一本で気軽に行けるし、


思い立ってから店に入るまで20分程度です。


JRも使えます。この立地であれば、平日も十分成り立ちます


(都心部からだったら、平日ナイターでベガルタを見に行く感覚と同じ)。


休日も、青葉城や松島、秋保観光や、楽天、ベガルタ観戦とも楽に組み合わせることができる立地だし、電車だけでなく、もちろん車でも観光バスでも南部道路のICも近いし、アクセスが便利な場所。


 新幹線の車窓からも見える場所であるし、在来線、特にアクセス鉄道の乗客にアピールすることができることから、遠方からの客へを考えたらベストの立地のはずです。



 また、中華街ということで、見逃すことが出来ない点があります。


それは、



中国人が集まって住むから「中華街」。単なるレストラン街やフードテーマパークではない。



ことです。


つまり、横浜も、神戸も長崎も、中華街には中国人のコミュニティがあり、集まって住んでいます。


また、飲食店や雑貨店など様々な店舗が連なり、お互いに競争して非常に活気があります。



 この点を忘れると、



中華街=中国料理店が集まっているところ

という誤った認識を持つことになります。


このような施設は、立川駅ビルの「立川中華街」、台場の「お台場小香港」などがありますが、いずれも、単なるフードテーマパークです。


コックや店員はそこへ通勤してます。



 しかし、仙台中華街構想は、本物の中華街を作ろうとした構想です。


つまり、日本に住む中国人2世、3世や、本国から経営者を呼んで、中国人コミュニティを作ることが前提の中華街です。中国本土からの投資を募るということはそういうことです。



 計画が長町に変わり、ビル型の施設に変更になりそうですが、それでも、建物内に住居が予定されており、当初のコンセプトは変わらないようです。



 そうすると、中国人子弟の受け入れ態勢がどうなるのかが気になります


(地元の公立学校に入るのか?横浜では2つの中国系学校がある)。


治安も気になるところ。だから、仙台市はそういうバックアップをしっかりしてほしいと思う。



 下増田は県中心の開発、長町は市中心の開発であり、言わば、仙台市が宮城県から核施設を奪ったという構図にもなるのか?


いつも、市は県にいじめられているし。



 そう見ると興味深い。もちろん、たまたまなのは分かってますが。


 


 まぁ、中華街の話はここで終わり。



長町の開発の意義

 仙台の南の拠点です(副都心という言い方はもはやそぐわない)。


北の拠点である泉中央と対になるべき街。


南部方面の交通ターミナル・・・



 というのが、これまで言われてきたもの。



とにかく、最低でも泉中央レベルには発展してもおかしくない街です。


 泉と比べて、周辺の住宅団地の厚みが薄いことや、都心への近さ、JRだと途中駅であることなどで、これまではいまいち拠点性が薄いという認識でしたが、これからの10年間で物凄い変化が起きるでしょう。



 泉と比較しての強み



<交通>
・JRと地下鉄の2つの鉄道が選択可能
・空港アクセス鉄道の乗り入れ
・仙台空港への近さ&新幹線駅への近さ
・仙南のJR沿線後背圏の広さ
・東北道・東部道路へのアクセスの良さ
<その他>
・長町商店街の存在
・地形のフラットさ

などがあげられます。



<交通面のメリット>


●JRと地下鉄の選択可能


 自分が一番重視するのは、選択の自由。これは移動面でも重要で、鉄道路線が複数選択できるという点は仙台圏では稀な立地です。


仙台駅周辺や東口行くんだったらJRで180円。


一番町や広瀬通の近辺に行くんだったら、地下鉄で240円。


加えて、ここはバスもそれなりに本数があります。大学病院方面から直通で使うことも出来たり。


仙台駅からは220円なので、実は地下鉄よりも安い。


(また、宮城球場に行くときは、JR経由だと190円!他にも、塩釜方面などJR沿線への移動でメリットがあります))



同じような条件は、仙台では北仙台駅のみ(ただし、仙山線は時刻表必須で微妙)。このメリットは、首都圏に住んだ経験から感じるものです。



 ちなみに、泉中央はもちろん地下鉄のみ(仙台駅まで290円)。


バスは本数はあるものの、確か360円程度で、対等な選択肢にはなりにくいところ。



 また、現時点では、


~運賃は安いが、本数がランダムで使いにくいJR


~本数が多く信頼できるが、運賃が高い地下鉄


という一長一短の関係ですが、2年後のアクセス鉄道開業により、JRは、基本的に毎時2本程度の増発が行われます。



つまり、現在の昼間は、


~東北本線 2本/毎時


~常磐線  1~2本/毎時 で、3~4本/毎時 という使いにくい状態ですが、



+空港線各停  2本/毎時で、5~6本/毎時 となり、概ね10分おきの運行が期待されます。



 現在のみすぼらしいJR長町駅から、高架化された立派で存在感のある長町駅に変身し、長町の中心駅はJRの駅になるでしょう。特に再開発地域側からのアクセスは、JRの方が便利になります。そうすると、心理的なものもあり、JRの利用者の方が増える可能性が高いです。



市交通局にとっては痛手でしょうが、開発の進行につれて利用客の総数は大幅に増えるでしょうし、地下鉄とJRの駅が近く、乗り換え易くなることから、地下鉄側も利用者増加のメリットがあり、南部の拠点乗り換え駅という認識が深まることになるでしょう。


 たとえば、空港から泉方面への客は、乗り換えの不便な仙台駅ではなく、


長町で地下鉄に乗り換えるとか。



 乗り換え客が増えると、駅周辺の人の流れが増え、周辺は活性化します。そうすると、飲食店などを中心とした、幅広い活性化効果が現れるでしょう。泉中央駅西口で起こっているような、飲み屋、飲食店の増加が長町駅周辺でも起こるとか。



●高速交通機関へのアクセスの良さ


 


 重複しますが、2007年3月にアクセス鉄道が開業し、長町駅には毎時2本停車します(快速は長町通過)。元々、市営のリムジンバスが長町1丁目に停車していましたが、


それよりも時間が正確で早い鉄道で結ばれることになります。



 そうすると、空港向けの中継拠点としての役割も出てくることになります。


(札幌での「新札幌」と似た役割:千歳空港と札幌都心との中継点で、JRと地下鉄が乗り入れ)。ホテルの立地などの効果が見込まれると思います。



 また、新幹線が通っていても駅こそありませんが、仙台駅へは1駅5分です。


泉と比較すると、新幹線&空港へのアクセスは比べ物になりません。



●JR沿線の後背圏の広さ


 仙南方面に行くときでも、電車を使っての移動が容易です。


また、仙南の住民が集まってくることができる立地ですので、現時点では、長町は素通りしていますが、徐々に商業施設などができ、拠点性が高まるにつれて、変わってくると思います。



●高速道路へのアクセス


 車で5分の南部道路長町ICより、東北道へのアクセスも良好。また三陸道で松島・石巻へ、東部道路で仙台港、仙台空港へもスムーズです。



 将来的には、東部道路が常磐道に接続し、東京方面へ2つの選択肢をもてるようになります。逆向きに考えると、観光客のアクセスも優れていることになります。



<その他>


●長町商店街の存在


 ショッピングセンターだけって味気なくないですか?


買い物に時間かかるし、仕事帰りにちょっと本を買うとか、足りない食品を買うっていう場合には昔ながらの商店街にある店の方が楽だし、好き。


 長町駅と、長町1丁目の駅を結ぶ、この商店街。モールが出来て苦戦しているといわれていましたが、ところが、最近は商店街にマンションが出来て、活気が出てきています。


 ケースバイケースで、モールと商店街を選んで使えるっていうのは本当に便利だよ。


泉中央は、近くに七北田の街道沿いの商店街はありますが、道路も狭いし、大型店に押されて店の数も少ないです。


●フラットな地形


 自転車使えるっていうのもいい。神奈川では、自転車が全く機能しませんでした。


泉中央はまだ使えるけど、ゆるやかな傾斜はけっこうありますね。


 長町だったら、商店街にもモールにも、図書館にも自転車で行ける。富沢や西多賀のあたりまでも移動できる。


(高校の時には、仙台駅から長町、西多賀までは自転車で当たり前のように移動してたなぁ。)


老人にとっても、商店街があることとあわせて、住みよい街だと思います。



 以上のような強みがあります。


確かに、転勤族も多く、垢抜けた印象の泉中央に対し、


地元民がメインを占め、垢抜けない印象の長町ですが、


利便性は長町の方が上です。



 あすと長町は、開発方針の見直しにより、就業人口:居住人口=1:1の


都市型居住をメインにした街として、開発が行われようとしています。


居住人口は1万5千人を予定しています。マンションが立ち並ぶ街になるでしょう。


 仙台の都心近郊では、小鶴新田で現在マンションラッシュです。


その他、仙台駅東口第二土地区画整理事業地区で、将来的にマンションが集積する街になるでしょうが、


駐車場料金、物件の高さから、学校の環境から、どちらかというと高年齢向けであり、


ファミリー向けとしては、長町の方がマンション街としての可能性は高いでしょう。


 


 現在の長町は、モールオープン以来変わり続けていますが、もうちょっとってところ。


あすと長町のプロジェクトの完成の折には、本当に便利な街に変わると思います。



仙台がメリハリのある街に生まれ変わるためには、


都心部の再開発と強化とともに、泉中央や長町のようなターミナルの機能の強化が必要であり、


その観点から、長町を”イチオシ”してみました。


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