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2004年12月29日 (水)

五橋JT跡地に超高層マンション・ホテル決定



 大型の開発情報が飛び込んできました。


場所はココ



 日本たばこ産業(JT)が仙台市若林区五橋の旧仙台支店跡地約1万平方メートルを、ホテルなどを経営する「アパ(APA)グループ」(東京)に売却することが、28日までに決まった。同グループは「プロ野球の進出などで仙台の宿泊需要が増える」とみて、都市型ホテルなどの建設を計画している。



 アパなどによると、跡地は競争入札にかけられ、同社と三井不動産、住友不動産の3社が応札。アパが約30億3000万円で落札した。


 旧仙台支店跡地はJR仙台駅西口に近く、東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地・県営宮城球場からも約2キロと立地条件に恵まれている。同社は、400―600人収容の都市型ホテルと分譲マンションの建設を計画し、早ければ5月にも着工したい意向だ。ほかに集客力のある商業複合施設の建設も検討していくという(12/29河北)。




 以前から、様々な情報が飛び交っていた土地です。


JTの資産圧縮により、2ha弱の土地が処分されることになり、


手始めに、昨年南側の0.6haに三井不動産の「パークタワー仙台五橋」が


新幹線高架のすぐ脇に20階建て、200戸以上の規模で分譲が行われました。


 ここは都心に近いにも関わらず、比較的低価格の住宅供給となり(80㎡弱で3000万程度)、また駐車場も機械式でなく、自走式で月1.2万円と非常に魅力的な物件でした。


現在、残り数戸の状態のようで、完売も近いでしょう。



 今回、入札でアパが取得したのは、上記マンション北側の新寺通・愛宕上杉通のT字路に面した1haの土地で、ここに500室のホテル、700戸のマンションが建設されるようです。いろんな情報が飛び交いつつも、仙台の街が元気を無くしていた時期であり、昨年の入札参加者がゼロだった土地ですが、ようやく動き始めました。



以下には、アパのプレスリリースを。



アパグループ仙台初進出!



 この度、アパグループはJR「仙台駅」徒歩10分、地下鉄「五橋駅」徒歩2分、仙台市若林区五橋3丁目に、10、446㎡のJT(日本たばこ産業)の大型事業用地を取得しました。入札では大手不動産会社である住友不動産、三井不動産などとアパグループによる競争となりましたが、当該地は代表が3年越しに構想を練っていた用地でもあり、みごとにアパグループが獲得しました。


  仙台初進出の事業として、約500室規模のホテルと、約700邸のマンションとなる大規模都市開発に着手することとなります。


  東北の最大都市・仙台においての初事業に、今後の計画が期待されます。



 約1haの土地にマンションとホテルを組み合わせて開発するということは、


必然的に、複数のマンション棟と別途ホテル棟で構成することになります。


このボリュームであれば、200m級の超高層タワーでマンションとホテルを一つの建物に入れるということも可能かもしれませんが、管理の都合上、普通は、上層ホテル&下層マンションのように、別の用途を一つの建物に収めることはしません。権利関係が複雑になり建て替えの時にもものすごくもめることは確実だからです。



 ちなみに、支倉町(東北大学病院横)の高層マンション「ライオンズタワー仙台広瀬」は30階建で409戸のボリュームですから、今回のアパの物件も、700戸を単独のタワーに収めることはせず、40階程度のタワー(500戸)&15階程度の高層マンション(200戸)程度の配分になると読んでいます。それか、30階クラスを2棟ツインタワーで建てるのか?


 この場所は都心の商業地域ですから、日照確保の義務はありませんが、南側が三井の20階建マンションですから、ある程度は空間をとって、なるべくタワー型の高層にすることで日照確保を図るのがセオリーです。



 また、ホテルは北側の新幹線から良く見えるところに20階建程度になるのではと予想。ホテルで500室っていうのは、もちろん仙台最大級です。


以前青葉通にワシントンホテルが560室規模のホテルを運営していましたが(今は新館の220室をホテルレオパレスに売却し、340戸規模に縮小していますが)、それに匹敵する規模になりそうです。 



 10日ほど前にニュースになった、駅前円達再開発(大丸・そごうの争い)の方がごちゃごちゃしてなかなか進展していないのを尻目に、更地を取得した大型開発が動き出します。


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流れの変化?



 このように、アパグループの進出が発表されました。


アパグループ自体は、仙台進出を希望し土地を探しているという情報がH15年当初からありましたが、決定に至ったのはやはり楽天及びプロ野球の進出で、仙台の注目度が高まることが予想されるからでしょう。


 あの土地であれば、高層階東向きの部屋からは、宮城球場が見えるかも?



もちろん、プロ野球の進出は非常に大きな契機でしょうが、


それ以外にも、仙台の発展に向けた様々な動きの積み重ねであるといえると思います。



 やはり、「都市が変わることに対する期待感」が重要

 です。


ここ少なくとも、これから5~10年で、仙台はかなりの変化を迎えることになるはずです。東北新幹線開業(82年)から仙台市営地下鉄南北線開業(87年)を契機にした街の変化に匹敵するものが。


自分自身も、良い兆しは感じていたものの、ここまで一気に流れが変わるとは予想していませんでした。



今後10年間の仙台圏の開発スケジュール(ソフト面含み)です。

(確)2005年2月 クラックス(三菱地所開発ビル)オープン:ひらつか跡
(確)2005年3月 楽天イーグルス開幕戦、宮城球場リニューアルオープン
(予)2005年秋 バスケットボールbjリーグ開幕、仙台89ers参戦
(確)2006年夏 東一市場再開発ビル(飲食・アミューズ)オープン
(確)2006年秋 東北本線長町地区高架化完成、新長町駅移転開業
(予)2006~7年 アパホテル&マンション完成
(確)2007年3月 仙台空港アクセス鉄道開業、ダイヤモンドシティオープン
(確)2007年春 あすと長町第一期まちびらき(約40ha)
(確)2007年秋 パルコオープン:仙台駅前第一ビル跡再開発
(予)2008年春 JR東北本線(仮称)南長町駅暫定開業
(予)2008年頃 泉中央駅前専門店・シネコンビルオープン
(予)     花京院ツインタワー(大塚家具・マンション)オープン
(予)     仙台駅東口ミュージカル劇場オープン
(予)2010年頃?駅前円達再開発ビルオープン(丸井?、大丸?、そごう?)
(予)2012年頃 仙台北部道路開通で、仙台圏環状高速道路完成
(確)2014年頃 仙台市役所建て替え
(予)2015年頃?市営地下鉄東西線開業


(確)は確実なもの。(予)は見込まれるもの


その他、NHK建て替えによる複合施設、東口ヨドバシ再開発ビル、一番町3丁目の再開発商業ビル、
宮城球場周辺の再整備など、時期未定のものもあり。



 現時点でスケジュールが見えているものだけでも、


10年間でこんなにあります。これまでの空白の10年間を挽回するように、


様々なプロジェクトが目白押しのようです。


いろいろと期待して見守って生きたいです。


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なんちゃって大都市?



 今後、日本は少子化が進み、仙台では少子化による自然増の減少に加え、社会増も急減し始めたところです。


東北各県からの転入減少に加え、大手企業の支店撤退・縮小が続き首都圏に対しての転出増加が目立っています。



 これらの要因から、仙台の人口は停滞することが予想されていました。



 確かに、今後人口増で仙台をアピールするということは非現実的かもしれず、


100~110万人という人口を維持しつつ、都市の体質改善を行っていくことが現実的でしょう。



 これまで、仙台は合併で人口を増やした「なんちゃって大都市」という見方もありました。政令市になってからまだ15年で、まだ大都市にふさわしい街とはいえない面が大きいと思います。よって、今後10年の開発ラッシュが仙台の街の体質を贅肉たっぷりから筋肉質の街に変えてくれることを期待しています。



見た目だけの都心部


 仙台駅周辺の都心は、比較的綺麗に整備されており、他の大都市に見た目で引けをとらない面がありましたが、


中身は、保守的な地元資本のせいもあり、商業的にも娯楽的にも物足りない面が多かったと思います。



 例えば、郊外部にはあれだけシネコンが乱立しているのにも関わらず、今中心部ではまともに映画が見れません。従来の大手映画館は次々と撤退し、数は半減しました。山形資本のフォーラム系が頑張っていて単館系などの作品を上映していますが、シネコンが皆無であることに非常に疑問を感じていました。



 他にも、商業・アミューズメント複合型の大規模施設(札幌のサッポロファクトリー&JRタワー、福岡のキャナルシティー、ホークスタウン等のような、一箇所で色々と楽しめる複合施設)の不足を感じます。



 仙台では、これまで街に行っても「買物しか楽しめない」という意見が多かったのです。今後は、様々な選択肢を持つ都心部になって欲しいし、そうなる可能性が高まっています。



 買物はもちろん、カラオケ、ゲーセン、映画、ボーリング、野球観戦、ミュージカル観劇、
ライブ、食事、及び様々な祭り・イベント(また地下鉄乗れば、サッカー・バスケットボール観戦)

 というようになれば、少なくとも、「都心に行けばなんとかなる」という位

選択肢が広がる魅力ある街になるのでしょう。


見た目も機能も貧弱な郊外部


 郊外部は一部の地下鉄駅周辺(泉中央、長町南等)を除いて、住宅地がのっぺりと広がっているだけの、大都市とは言い難いような町並みです。


確かに、郊外型の店舗は充実していますが、正直車がなければ生活できません。



 大都市の条件として、中心駅だけでなく、郊外の駅周辺でも最小限の生活機能が集積していることが挙げられます。コンビニはもちろん、食品スーパー、ドラッグストア、飲み屋、レンタルビデオ、銀行、郵便局などが最小限のものとして思いつきます。


以前住んでいた首都圏の某私鉄小駅前では、大きなGMSスーパーこそはありませんでしたが、以上に並べた生活機能はもちろん完備されており、仕事帰りなど最寄駅周辺で一通りの用事が済みました。



 しかし、仙台の郊外駅前では、これらの機能が完備されているのは地下鉄の一部の駅


にすぎません。コンビニさえないような信じられないJR駅前もあります。


仙台を大都市と信じて引っ越してきた人で、仙台駅から数駅のところの駅前の悲惨ぶりに落胆する人も多いようです。



ざっとならべても、富沢、愛宕橋、台原、東仙台、岩切、東照宮、北山、国見、南仙台(東口)。。。




その理由として、
 -JRが全くやる気なく(ダイヤも電車も駅施設も)朝夕以外使い物にならない。
  遅れは年中茶飯事で利用者から信頼されていない。
 -地下鉄は本数も多く便利であるが、運賃の高さによる利用の少なさ、
  開業が新しいため駅周辺に街が形成されていない。
 -仙台の人口が急増した時期には、旧国鉄が信頼されていなかったので、
  開発しやすい泉方面の丘陵部に住宅団地が集積したため、鉄道が発達せず、
  他都市と比較しても車社会になってしまった。

 などが、挙げられると思います。

駅利用者が少ないことから、駅周辺が地域の中心になれず、

幹線道路沿いにスーパー等の郊外店だけでなく、銀行なども駐車場完備が前提で

駅前から離れて移転する方向です。


 これまでのような、郊外にのっぺりと広がる、車なしでは生活できない地域というのは、持続的な街とはいえないと思います。


 ガソリンに代わる燃料が開発され、車自体の優位性は変わらないと思いますが、


そこに住んでいる人たちは確実に車が運転できない高齢になっていきます。


ニュータウンは同じ世代が一度に入居するため、街全体が一度に高齢化を迎えます。


そのときに、街の購買力が減少することから、近所の身近な店も閉店が続くでしょう。


また、車が運転できても、車客を対象にした大型店・郊外店は競争が激しく、


10年以上のスパンで考えると、撤退も十分に可能性があります。


こうなったときに、どこで買物をするのでしょう?



 このようなニュータウン(将来のオールドタウン)は、坂が多く、自転車の運転も厳しく、車社会でバスも減便され、不便な生活を余儀なくされる可能性が高いでしょう。


こういうリスクを仙台という街の大部分で抱えていることが分かります。


【ex.現時点で、泉区南光台、太白区八木山周辺、青葉区中山周辺】



 また、開発当初は道路も広く、渋滞も少なく快適な通勤が可能ですが、


家が立ち並ぶにつれて、車の交通量も増え、「こんなはずじゃなかった」という


事例も多いと思います。


(例えば、新富谷のガーデンシティー、明石台などは、開発当初『泉中央駅から車で5~10分』との宣伝文句でしたが、住宅が増えた今は、もはやこの時間で行ける訳はないでしょうね)



 そういうところは、安価で広めの一戸建てが購入でき、自然環境もよく、車で通勤すれば不便ではないということで決めるのでしょうが。。。


車を使うことを完全に敵視しているわけではありません。


仙台規模の都市は鉄道が発達していないため、車を使うと非常に生活の選択肢が広がる街だと思いますが、車しか選択肢がない街ではなく、電車と車を行き先によって選択できる街の方が健全ではないでしょうか。



 個人的な意見としては、仙台市が進めている『コンパクトシティ』の方針のもとに、


都心部や地下鉄を中心とする鉄道沿線への市街地集積が図られるべきであると思います。また、駅を中心とするコミュニティづくりを図るべきだと思います。



 現時点で、郊外の様々な駅で駅舎の建て替えや駅前広場の整備が行われています。


駅前広場と街路整備が最近行われた駅は、岩切、愛子、陸前原ノ町、小鶴新田、名取。


今後も、南仙台駅、富沢、長町、陸前落合等で駅前整備が予定されています。


中でも長町、陸前落合は駅舎新築も同時に行われます。



 これらの駅では快適な駅前になります。これらの駅を中心にバスの接続がなされ、


コンビニ、スーパーなどが集積し、利便性が高まることでコミュニティの中心としての位置づけが高まることが理想です。



 これらの一連の整備が行われ、さらにJR路線の増発、新駅設置、バス路線の再編、地下鉄東西線の開業が実施された時に、仙台の郊外部も大都市としてふさわしい街にだんだんとなっていくのではないかと思っています(JRについては期待薄かも・・・)。



 今後10年間に行われるプロジェクトでも、泉中央駅周辺、長町駅周辺の開発が引き続き進展します。特に、将来像が不透明ですが長町のヤード跡地再開発は将来の仙台にとって非常に重要なプロジェクトです。地下鉄・JRが使い分けできる地点であり、仙台空港アクセス鉄道も開業、南部道路のインターも近く、H19年のまちびらき以降に大化けすることは間違いないと思います。


 


 車と電車の使い分けと共に、都心と副都心及び地元拠点との使い分けが容易に出来る街になることが求められます。


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2004年12月18日 (土)

仙台百貨店戦争?

 仙台の都心部では、長年、仙台商人の殿様商売&排他的な姿勢により、新たな大型店が進出出来ませんでした。

 意外かもしれませんが、75年に現フォーラス(旧ジャスコ仙台店)が進出して以来、外部資本の大型店の新規立地は何と殆んど皆無でした。仙台駅ビルのエスパルがあった位?

 78年のams西武は、近隣にあった旧緑屋を再開発で継承したもの。87年の141、98年のアエルは地元中心の再開発ビルであり、外部資本の専門店も入居していますが、ビル自体は地元資本で運営されているものです。

 VIVIRE⇒さくら野は地元資本、ロフトはamsの後継テナントであり、新規の出店は本当になかったのです(ただし、東口に限っては、家電量販店の新規立地はありました)。

 仙台都心部は、バブル期まではライバルは皆無の状態で、大店法による調整を用いて外部からの進出をことごとく潰してきました。

昔、東口へそごうの出店の噂があり、また西口正面の現円達パーキング付近に進出を目論んでいた西武百貨店が、大店法で店舗面積を削られ(当時最大の藤崎店舗面積を超えないように)、出店調整が長期化しているうちにバブルが崩壊し、西武百自体も余裕がなくなり、四半世紀もの間駅前の一等地が駐車場としての利用に甘んじるという結果になっていました。


 ところが、99年に大店法が改悪され、郊外に無秩序な大型店の出店が可能になった超ザル法「大店立地法」のため、今頃になって、利府、富谷へ巨大ジャスコの出店により、都心空洞化が叫ばれ、2年後の名取ダイヤモンドシティの出店を控え、今頃になって”都心部に人を集めよう”とあたふたしているのは滑稽に感じます。

 最近、自慢のアーケードは、外部資本のブランドショップ、カフェ、ドラッグストアに一等地を譲り、老舗自体は2階に引っ込んで不動産業で食べている所も多いところを見ると、本当に結局自己保身だけだったのかと呆れてしまいます。

 その外部資本の専門店の出店により、仙台都心部の商業が若者の街として競争力を保っているのは皮肉ですが。

 そして都心部が危機感を抱き、外部資本の出店やむなしの姿勢に転じても、

バブル崩壊後の仙台の成長停滞、大手百貨店のリストラ優先により、仙台へ出店をしようとする企業は現れなかったのも当然です。さらに、ams西武は駅正面の好立地にも関わらず、中途半端な規模が災いして業績が伸び悩み、リストラで閉店となってしまいました。

 

 本来であれば、仙台・札幌のような100万都市の都心部はジャスコなどの郊外店とは住み分けがなされ、競合しないと言われていましたが、他都市とは違い仙台は都心部が安閑として量的魅力拡大に及び腰になっていたせいで、「利府(富谷)のジャスコで用事がすむから、まちには殆んど行かない」なんていっているファミリーが多くなってしまっています。

 仙台商人よ!情けないく思わないか?
あんな、昔は梨しかなかった利府に負けそうになるなんて!(利府の人失礼)

 こんな状況が長く続いている中、2007年の駅前再開発ビルへパルコ出店情報に続き、同じく調整が続いている、駅前再開発事業地区(円達・Ebeans地区)への大手百貨店出店に向けての情報がマスコミに流れました。この話は、地元誌「仙台経済界」では継続的に流れていた情報ですが。

百貨店「群雄割拠」へ 仙台駅西口

 

 JR仙台駅西口の再開発地区に、大手百貨店の大丸、そごう、丸井が相次いで出店を計画していることが16日わかった。

 

地権者らは複合商業施設を建設し、二つの百貨店を入居させる方向で検討中。07~08年ごろの開店とみられ、店舗面積はともに4万平方メートル級。既存の藤崎やさくら野百貨店を上回る地域最大規模の大型商業施設になる。07年秋にはパルコも出 店する計画で、仙台駅西口は百貨店の一大激戦地になりそうだ。

  再開発が計画されているのは、仙台市青葉区中央3、4丁目の約1万6500平方メートル。現在はビデオレンタルのTSUTAYA仙台駅前店やファッション専門店のイービーンズ、東北電力仙台営業所、駐車場などがある。

  地権者は西武や大成建設、日本通運、東北電力など7社で、99年9月に「中央南地区まちづくり協議会」を設立した。建設する 商業施設には、二つの百貨店を核に、専門店や複合映画館などが入居する方向で検討されているという。

  西武の持ち株会社ミレニアムリテイリングによると、昨年11月、そごうで出店する意向を協議会に伝えたという。ミレニアムは、 05年9月に開店予定のそごう心斎橋店(大阪市)の運営手法を、仙台でも生かしたい考えだ。

  関係者によると、大丸は昨年12月に出店を打診した。関西を地盤とする同社は今年4月に発表した中期経営計画で、全国の主要 都市で4万平方メートル規模の都心型百貨店を展開すると表明。東京以東では昨年3月、札幌に出店したが、東北には店舗がない。仙台で開店すれば11店目の直営店になる。

  丸井も出店の意向を協議会に伝えているが、具体的な計画については「現時点で詳細は決まっていない」(同社広報)としている。 (12/17 朝日新聞宮城県版)

 

 個人的には、丸井で決まりだと思っていましたが、大人気のようです。

現時点での丸井の出店戦略では、仙台駅前は外せない土地であり、

あそこの社長は、ココだ!と狙った土地にはものすごい執着を示し、競合してでも絶対に出店するという熱意を見せているからです。東京では、TX(つくばエクスプレス)が来年開業し、ターミナル性が格段に上がる北千住駅再開発ビルへの出店を果たしています。

 しかし、仙台では最後と思われる地下鉄東西線事業がH27年開業を目指し事業が始まりました。この再開発地は、現南北線と東西線が交差し仙台駅が設置される将来的にも一等地と考えられる場所で、丸井のほかにも、大丸とミレニアムグループが名乗りを挙げ、また、現地権者である専門店ビルE-beansも、新ビルでの営業継続をアピールしています。

 贅沢な悩みのようですが、とにかく早くオープンできるように、協議を急いで欲しいと思っています。 


 以下は、今回の報道に対しての、個人的な感想です。

1.大丸のアピールの目的  

途中から割り込んで、そごうの出店を主張してきたミレニアムグループへのけん制の意でしょう。大丸としては、今後の人口減少社会に向けて、従来の大都市圏での店舗展開への限界を感じ、成功した札幌に続いて、仙台や広島レベルの街への基幹店出店で、経営基盤の確立を図ることが目的なのでしょう。  そこに、地権者であるミレニアムが割り込んできたことから、マスコミを使って市民へ大丸をアピールしたいということで、意図的なリーク情報を流したと思っています。  

2.これが最後のチャンス

 仙台には、従来は大手百貨店は三越のみでした。しかし、地元一番店の藤崎は伊勢丹グループで、経営再建中のさくら野は、今年高島屋ハイランドグループ入りしたことから、提携を破棄してまで伊勢丹・高島屋が出店する可能性はほぼ皆無だと思っています。  ですので、残る可能性は、今回名前が挙がっている大丸、ミレニアム、丸井で打ち止めになります。松坂屋はリストラ&名古屋集中を打ち出しているのでまずないでしょうし。  このような状況で、好立地の再開発事業へ、複数の大手百貨店が競合している構図になります。  

3.開業時期は2007年?  

2007~8年の開業を想定とのことですが、これは無理でしょう。大丸側の意気込みを示したいための意図的なものだと思います。 また、2007年は駅前パルコ、名取ダイヤモンドシティの開業が続くことから、話題性もありその時期に間に合わせたいという希望的要素もありかな。  最近決まったパルコを中心とする第一ビル再開発も、ビルテナントの扱いが解決し、来年からの着工で2007年開業とのことですが、 円達再開発は、E-beansのテナントの扱いなどはまだ決まっていないようです。 これから設計を行うとしても、2010年にも間に合うかは疑問だと思います。 仙台経済界では、円達再開発は2014年完成か?と報じていましたし。  可能性があるとすれば、E-beansは残し、日通P,円達P用地のみを用いての先行開業というところでしょうか。これであれば2007年は不可能ではないと思いますが、 都心部再開発地最大の約1.6haのスケールメリットを生かすためには、部分的ではなく、総合的なプランニングとオープンが求められるのではと思います。      

4.そもそもそこは好立地なのか?  

というのも、仙台では、鉄道移動が都市圏の交通に占める割合は低い都市です。 地下鉄は頑張っていますが運賃の高さが敬遠され、またJRが利用者不在の”運んでやる”ダイヤの為に、仙台駅のどの隣駅でも昼間で3~40分空くような、大都市交通機関としては”あってはならない”時間帯が存在するほどです。  また、東西線が開業すると、南北線と合わせて、10数万人もの乗降客が集まってくるような皮算用がなされているようですが、 現時点でも地下鉄南北線仙台駅とJR仙石線あおば通駅がクロスしている地点があり、そこには計11万人(南北線7万人、仙石線4万人)もの乗降客が発生していますが、クロス地点のさくら野や十字屋へ好影響が生じているようにはとても思えません。これは店舗自体の魅力というのもありかもしれませんが。    また、東西線沿線からは、全てが仙台駅で降りる訳ではありません。目の前に一番町駅の設置が予定されている藤崎への利便性も高まることになります。  だから、ちょいとバラ色過ぎる予測なのではという気がします。 とにかく、その現実に気づく前にさっさと出店して欲しい。。。

5.他の土地の可能性は?

 現時点では、2つの枠に百貨店2社と、丸井、Eーbeansの4社が入り込もうとしているようです。ただ、ここ以外にも開発予定の大型土地が2箇所あるので、今回の円達再開発へ参入できなくても、他に有力候補地があり問題はないのでは。ただ、その2箇所は現在暫定商業施設での活用中であり、すぐ使えるわけではありませんが。  その場所は、「仙台駅東口駅舎&駅ビル」、「ヨドバシの建て替え」です。 仙台駅の東口駅舎計画は、5年前に延期が発表され、01年よりZEPP仙台とゲーセンで10年間の暫定利用の予定なので、本格施設への建て替えはまだ先ですが、ヨドバシは97年オープンで約10年が暫定利用の目安であることから、そろそろ計画が動きはじめています。  近隣の旧農協会館の買収も仮店舗としての活用と目されていますし、劇団四季を中心とするミュージカルの誘致を目指す「劇場建設構想」もヨドバシと絡んでいます。 以前のヨドバシは、他のテナントを入れない店舗純化主義でしたが、最近は、大阪梅田の新店舗は複合店舗で開発しているし、横浜上大岡店は京急百貨店の最上階のテナント、川崎店は丸井が入居する駅前再開発ビルのルフロンへの西武百貨店の後継テナントとして入居など、複合店舗であることに対するアレルギーは消えています。  なので、ヨドバシだけでなく、百貨店1つ分が入れるような床面積は十分に確保できるので、ここも考えられるのではと思います。  それに、楽天誕生で注目されている仙台駅東口であり、近隣に地下鉄東西線新寺駅も開業予定であるなど、将来性が見込まれるエリアです。

 

 

 とにかく、ここから実現までが長いのが、仙台でよくあることです。

企業の気分は移り気です。早く決めないと逃げられますよ。

 仮に、今考えられている企業が全て進出した場合は、過当競争が避けられませんが、

この競争の過程で、都心部の体質や競争力が強化され、対郊外との戦いを優位に進めることができると思います。

 また、東北各県からの集客が高まることで、仙台都心全体のパイを広げる役目を果たすものと考えています。仙台はこれまでの怠慢のためか、東北の中心というポテンシャルを生かしきれていない部分がありました。その分、低成長社会で人口増が見込めない時代ですが、まだ成長できる余地はあります。

 ひさしぶりの都心部大型プロジェクトであり、失敗は許されないし、期待してます。

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2004年12月12日 (日)

住まい探し




新居探しが本格化 楽天選手は奔走 仙台(12/12河北)



 プロ野球東北楽天ゴールデンイーグルスの各選手の仙台市内の家探しが本格化している。中には10件以上を回った選手もいて、理想の新居探しに奔走している。


 京都府出身で独身の森谷昭人外野手(25)は11日午前に仙台入りすると、早速部屋探しを開始。6件目で本拠地・県営宮城球場(仙台市宮城野区)近くのマンションに決めた。前所属の近鉄時代は本拠地の大阪ドームまで車で30分以上かかっていただけに、「日当たり、場所、間取りなどすべての面で完ぺき」と満足そうだった。


 宮崎県出身の福盛和男投手(28)は今年1月に結婚したフジテレビアナウンサー福元英恵さん(28)が妊娠中ということもあり、「病院などが近くて住環境が良く、室内がリラックスできる雰囲気」の青葉区のマンションを選んだ。


 人気の物件は一戸建てよりはマンション。単身者は1LDK―2LDKで10万―12万円クラス、家族連れは3LDK以上で15万円以上、子どもの通学圏や公園の近さなどを条件にしている。希望の地域は単身者が青葉、宮城野両区で、家族連れは自然が豊かな郊外を望んでいるという。


 選手の家探しは今月中に完了する見込みだ。




 こういうニュースを見ると、地元へプロ野球チームが誕生するという実感がわいてきます。選手が続々きまってきても実感があまりわかない部分がありましたが、


仙台に新居を構え、同じ街で生活していくことを考えると、嬉しく感じます。


 福森は、東北大病院の近くでしょうね。おそらく妊娠中の奥さんがフジテレビアナだから、仙台放送関係者からアドバイスを受けて決めたのでしょう。



 選手の住居選択ですが、高級取りのプロ野球選手であり、 10~20万/月の家賃が標準だと思うので、 そういう物件が供給されている場所は限定されてますね。



 選手は車移動が当たり前だから、鉄道沿線にはこだわらなそうですが、 奥さんや子供のことを考えると、地下鉄沿線中心かと。


 そうすると、マンションでは都心一帯、榴ヶ岡、長町、北仙台、泉中央。


戸建で有名人が住めそうなところだと、ベガルタ関係者も住んでいるし、パークタウンは可能性あるかも。 ただし、球場の場所、遠征への便を考えると、泉は多くはないと思う。


 予想では、球場に近い榴ヶ岡が多そう(森谷も球場近くとか)。


福岡、関西、札幌と飛行機移動も多いから、空港に近い長町も人気だと思う。


酒好きや2軍行きの可能性ある選手は、都心部とか(国分町に近い、山形へ高速乗りやすい)。


 そいえば、家族連れで「静かなところを希望」という選手が多いようだけど、


関西で静かなところ=芦屋 みたいな高級住宅地を考えているのか?


仙台で静かなところって希望したら、恐ろしく田舎を勧められること間違いない!


都心部であれば、上杉あたりがベストだと思いますが。



 ところで、やはり気になる点がいくつか。。。



・2軍落ちした選手はどうするの?
 ~合宿所に入るのか、山形まで車で通うのか?
・新人選手はどうするのか?
 ~普通2軍寮に入るのでしょうが、一軍でも即戦力として考えているようだから、
 山形から試合のたびに通うの?仙台でもマンション借りるんだったら
 強制入寮の意味がない。

 日ハムみたいに、鎌ヶ谷と札幌で完全に分離されているのであれば、割り切ることもできるだろうが、仙台と山形という微妙な距離。ちょっと気になります。


ナイター後の疲れた状態で、真っ暗な中、山形まで車を運転というのは危険じゃない?


と邪推してしまう。


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寿人よサヨナラ!



 微妙な話題です。


サンフレッチェ広島への移籍が決定的だとか。



 選手としては、J1でやりたい気持ちは分かるし、チームも予算削減であまり出せないのは分かる。


 だけど、別にびっくりはしない。彼の態度を見ていれば。


すっきりはしないし、チームにとっては痛いけど。



1.口だけですね。調子良すぎ


2.市原が怒るよ



の2点。


1.口だけ~


 というのは、以前から「サポーターの為に、ベガルタをJ1昇格させるのが僕の使命」


と、口を開けばインタビューでコメント出していましたが、


彼のコメント。前から一貫して、目が笑っていません。気づいている人は気づいていたでしょうが。


また、カメラに目を合わせません。全然気持ちが感じられないと思いませんでしたか?


市原とかセレッソという不人気チームから移籍してきて、


ベガルタのサポーターの多さに感激しているところはあるのでしょうが、



寿人よ。『サポーターをおだてておけば万事OK!』

 って思ってないか?。なめられているような気がしてた。


本当にベガルタの為にって気持ちがあるのであれば、来年も残留するのが当たり前。


今月初めの”残留宣言”も、嘘っぱち。



 今季20点とったのは評価するけど、俺が見た限りでは肝心な試合で「ここで決めてくれ!」という場面で、決めた記憶がありません。印象的なのは8月の川崎戦でのロスタイム2点のみ。水戸とか横浜FC、札幌、鳥栖などとの試合で勝ちきれなかったことが今季J2残留が決まった主要因だけど、そういう試合でお前が1点でも決めていれば全然違った結果が出ていたかもしれないぞ。


 だから、個人的には「フーン、やっぱりね」って感想。


チームの評価が。。。というのもあると思うが、残りたい気持ちがあれば、断ればよい。出て行きたいのであれば、勝手に出て行ってくれ。



2.市原ブチ切れ間違いない!


 一年前、「サポーターの為に、ベガルタをJ1昇格させるのが僕の使命」


と彼はのたまり、「市原からのレンタルのままでは、帰る場所があることになり、


サポーターに失礼」と、ベガルタへの完全移籍を両チームに直訴し、


その結果、ベガルタへの完全移籍を勝ち取ったはずです。



 それも、レンタル移籍後の完全移籍であり、格安の5千万の移籍金と言われていました。市原はレンタル継続を求めており、かなり怒っていたはずです。


 それなのに、あれから1年での移籍。


それに、広島への移籍金は1億6千万といわれる。そんなことやって大丈夫なの?


とチームに言いたい。今回の契約半ばでのベル解任騒動で、フロントの無能ぶりをさらしたばかりなのに、その違約金をカバーする為に選手売ると思われてもおかしくない。



 本当に、信頼なくしますよ。寿人も、フロントも。


本当にいいニュースがない。チーム崩壊、楽天に不戦敗しかねない。


楽天とは共存していって欲しいと思っているが、自爆するなよ。もう。。。 


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2004年12月 9日 (木)

日程発表



 日程みて、ちょっとびっくり。


 http://www.npb.or.jp/schedule/index.html


 ホーム68試合のうちわけが、



宮城球場:63試合


山形県 : 2試合


福島県 : 2試合


岩手県 : 1試合



 参入当時は、宮城球場で良くて50試合程度かなと思っていたから、


あまりの試合数の多さにびっくりした。


東北他県での開催には、興行権・球場問題とか色々と課題はありますが、


初年度は、地元仙台での人気固めに出たのか?


真相は、経費節減のため、自前で改修した宮城球場をなるべく使いたいとのことなのでしょう(球場使用料は定額で年5千万だし)。



 その宮城球場での63試合ですが、 



4月 12試合


5月 13試合(うち交流試合12試合)


6月  8試合(うち交流試合 6試合)


7月  9試合


8月 13試合(その他巨人主催1試合)


9月  8試合



 4,5、8月は、月の半分近くの日で開催があるようです。


4月は、ものめずらしさでそれなりに入ることを見越して。


5月は、交流戦での集客を見越して。


6,7月は、梅雨時期で、中止可能性を見越して少なめに(他のドームで多めに開催)


8月は、夏休みでの集客を見越して(オープン球場であり、一番観戦に適した季節) 


9月は、予備日を考えれば、10試合は超えてくるでしょう(消化試合でしょうが)



 平日の集客(特に春先のナイター)は大丈夫?と心配になりますが、


これは、仙台市民・宮城県民の頑張りにかかってくるでしょう。


選手も、他球団からリサイクル選手ばかりで、正直「どうやって戦っていくの」と心配ですが、弱くとも地元に野球チームがあることの喜びを感じて、応援していくしかない。


 


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2004年12月 4日 (土)

続 楽天2軍本拠地問題



 やっぱり、ほぼ決まりのようですね。


イースタンリーグの理事会でも説明したようですし。


 昨日見つけた、毎日宮城版の記事で、信じられない内容が。。。


一番下のJT側のコメントに注目





 仙台市の藤井黎(はじむ)市長は30日の定例記者会見で、プロ野球の楽天イーグルスの2軍本拠地について「幾つかの候補地を打診したが、いずれも最終的には(選ばれるという)結果にならなかった。今のところ手の内はない」と述べ、事実上の誘致断念を明らかにした。浅野史郎知事も仙台にこだわらない考えを示しており、山形県に2軍本拠地が置かれる可能性が一層強まった。


 藤井市長によると、本命視されていたJT球場(仙台市宮城野区)は、JT側が球場や屋内練習場などの一括売却を希望したのに対し、楽天側が賃貸を望んだため折り合いがついていない。仙台市は並行して、名取市の愛島球場を楽天側に提案したが、所有者の東北電力と名取市との間に「市民向けの球場にする」との合意があるため、断念せざるをえなかった。


 さらに、第三の候補の泉パークタウンスポーツガーデン(同市泉区)内の野球場も、グラウンドが狭く楽天の賛同を得られるに至っていないという。


 市長は「(本拠地決定に当たっては)地元を優先すべきだが、東北全体の活性化も大事。仙台と山形は一体の圏域だし、『準地元』と考えられる」と誘致を進める山形への理解を示した。一方、JTの石澤良一仙台支店長は「楽天とは全く交渉していない。難航するも何も、楽天から何の提案もない」と市長の発言を否定している。



 かみ合っていませんね。訳わかりませんよ。


楽天側は、宮城との交渉に嫌気を差して、山形側のラブコールにのった形なのかと邪推もしたくなる。



 球団運営業務も、東京のスカンジナビアというスポーツマネジメント会社にほぼ運営委託するようで、地元に落ちる金も減るのは確実。NAVISにできる楽天新事務所内での勤務であればいいけど、まさか東京から遠隔操作みたいな形であれば、地元への経済効果もへったくれもなくなりそう(雇用面では)。うん千倍と言われていた球団職員の募集がありましたが、ではめでたく雇われた彼らは何をすることになるのでしょう?チケット売りだけ?


 


 宮城県といえば、"球場命名権”問題で、浅野知事が「宮城を残すなら」と、前向きな方向性を示しました。前々から決まっていた落としどころに落ち着いたという感があります。


 最初に、知事が命名権に後ろ向きな発言をした時に、”宮城を残す”件について、


県民の反応を見るために、探りを入れているのはばればれでしたので。


 もちろん、どこの企業が命名権を買うかによって、


印象は大分変わってくるのでしょうが、命名権の譲渡は当然でしょうね。



 とにかく、これは、ビジネスです。


その感覚がなく、流されるままにやっていると、


楽天側のペースで物事が進められてしまいます。


交渉の上で、お互いの妥協点を探りあうことが重要。


双方にメリットがある形で結論がでるのが、交渉ってもんでしょ。


 命名権については、30億出して改修してもらうんだから、渡すのが当然。


ただし、県にも一定の利益があるように、収入を分配することを要求した


今回の交渉は、GJ!だと思う。


 同じように、2軍問題、アマの球場使用問題なども、真摯に交渉し、落としどころを探るべきであって、なあなあで決まるのは非常に問題。



 もしかしたら、山形2軍の件は、楽天があまりに金がかかりすぎるのを憂慮してけちけち路線に走り、


2軍のJT施設の賃貸料もけちって、山形側の提案にのったのかも。


球団業務の委託も同じ路線。


 膨大な赤字は出して欲しくないけど、何か複雑です。


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球場広告料大幅UPに地元企業困惑



 さすが、仙台商人です。


12/3河北より。



プロ野球パ・リーグの東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地・県営宮城球場(仙台市宮城野区)で企業名をPRする場合の広告看板料が、現行に比べ最大で約110倍の金額になることが分かった。球場の大規模改修を進める楽天側が料金設定した。他球団並みの水準とされるが、一部の地元企業は「われわれにはとても手が届かない」と困惑している。(途中略)


 各球団とも広告契約料を公表していないが、甲子園球場などに広告看板を出している企業によると、「楽天の価格はほぼ他球団並み」という。首都圏のある球団も「われわれとほぼ同じ。商標使用権などがセットの分、割安感もある」と話す。


 現球場に広告看板を出している地元大手企業は「年間2、3試合しかプロ野球の試合がない今と比べると、露出が格段に増え広告効果も高い。単純に高いとは言えないし、商標使用権の使いようによってはメリットも多い」と理解を示す。


 これに対し、現球場のスポンサーでもある地元老舗企業は「高すぎて地元で広告を出す企業がどれだけあるか。全国展開の一流企業しか見ないで、地元からかわいがられないような球団では駄目」と苦言を呈する。


 楽天は「他球団を参考に決めており、うちがことさら高いという認識はない」(グループ広報)と話している。



 甲子園に看板出しているという企業は、カ●トップの某社でしょうか?


全国に目を向けている企業にとっては、別にびっくりすることのない話。


 宮城球場への看板設置による広告価値は、今年までとは比べ物にならないくらいあがるため、この価格設定は妥当でしょう。それでも安いくらい。


今年までは、アマチュアの使用がほとんどだし、地元民に対して今更アピールしてもしょうがないような会社ばかりが看板を出していたのだから、安いのは当然。


(河北とか東北電力とか白松が最中とか)。


 それが、シーズン中はほぼ毎日のように、全国ニュースに球場の広告看板が映り、


毎試合1~2万人の客に対してもアピールでき、球場内での商売にもメリットがある。



 それを、「全国企業にしか目を向けていない」とか言っている時点で、


その会社は全国で有名になろうとは考えていない、チンケな会社であることを証明していることになります。


特に、みやげ物業界などは、PRのチャンスですよ。



極端な成功例ですが、サッカーJ2コンサドーレ札幌の胸スポンサーをしているのが、「白い恋人」で有名な石屋製菓。
ここは、毎年億単位の広告費をチームに出し、またチーム練習場まで自費で建設したりしていますが、この会社の売り上げはチームに関わる前と比較すると倍にも伸びており、J1時代にはテレビでの露出度かなりのもので、本州での知名度も向上しました。


 今年まで格安の広告料で宣伝看板を掲げていた企業にとっては、この秋の新球団狂想曲のさなか、宮城球場が毎日のようにテレビに映ることでかなりのPR効果を享受したはず。それなのに、相応の金も出さずに、おいしいところだけ持って行こうとしていたのがみえみえで、浅ましさを感じざるを得ません。



 大体、そんなことを言っている老舗企業は想像つきますけどね。


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2004年12月 2日 (木)

楽天2軍本拠地



 ここ10日間ほど、連日のように「2軍の行方」が河北新報の紙面を賑わせています。


現時点の流れとしては、”2軍は山形”がほぼ決定しつつある流れのようです。


この件については、いろいろと賛否があります。


最近緊密化しているといわれる仙山圏を考えると、


『仙台だけがいいとこ取りをするのでなく、お互いが役割を分担して相互に行き来できるような都市圏が理想』ですので、


チーム名からみても、東北全体で支えるという姿勢が大切です。その点で、山形に決まれば支持層の広がりなど1軍にもメリットは生じてくるでしょうね。



仙台:野球(楽天1軍)、サッカー(J2ベガルタ)、バスケ(89ers)
山形:野球(楽天2軍)、サッカー(J2モンテ)、バレー(東北パイオニア)

 と、仙山圏は全国有数の(プロ)スポーツクラブが集積する圏域になり、


サッカーはダービーマッチでライバル意識を持つにしても、


野球やバスケ、バレーは、お互いに応援していける環境になればいいと思います。


パイオニアも仙台で試合するとかね。



ただ、楽天2軍の検討過程で不可解なこともあり「はい、そうですか」と単純には言えない気分です。


3つの点で疑問があります。




1.決定プロセス


2.山形で2軍運営面での課題


3.仙台側のスタンス




1.決定プロセス


時系列的に追ってみます。



これまでの流れは、3つの時期に分けることができます。



a.プロ野球機構への新規参入申請(10月)


b.楽天の参入決定後(11月前半)


c.最近(11月後半)



 楽天は、新規参入の申請時には、「1軍、2軍とも仙台本拠」としていました。


それに対し、ライブドアは「2軍は仙台にはこだわらず、秋田や岡山などの可能性も」とのことで、


地域密着の観点から楽天の方がポイントが高かったはずです。



 もちろん今回の新規参入決定には、2軍本拠地以外にも様々な要素を総合して決定されたものですが、


楽天が2軍も仙台に本拠を置くという前提で申請を認められたのに、それを変更するとなると問題ではないでしょうか。


申請ではうそを書いてもOKということになります。


それじゃ、落選したライブドアにとったら納得がいかないでしょう(別にライブドアを支持しているわけではないですが)。



 新規参入の申請時には、仙台に2軍本拠を置く前提として、「JT球場及び練習設備の利用」を前提としていたわけであり、


楽天は「賃貸で」という前提で想定していたようですが、JT側は最初から「野球場部分も含めた敷地全体の一括処分」を希望していたわけであり、


楽天側の見通しが甘かったといわざるを得ません。


また、それだったら当面の間賃貸、5年後に取得など、代替案などの提案はなかったのでしょうか?



 また参入決定後の、11月5日のパリーグ理事会では、「2軍も仙台本拠で」という方針が、他のイースタンリーグに所属する球団から攻撃され、


「移動費がかかるから仙台ではなく、関東にしてくれ」という方針があったにも関わらず、「仙台でお願いします」という話で了承を得たばかり。



 それが11月下旬に入り、JT及び宮城県内他球場との交渉が難航し、山形からの熱烈なラブコールがあり、



・仙台からの近接性(高速道路で1時間以内)


・球場周辺設備の改修、合宿所の建設など、設備面でもサポート



を売り出し、宮城・仙台側も自治体としては容認ムードで、このまま山形に落ち着きそうです。


ただ、楽天側としても、苦肉の策で迷走しているという雰囲気はあり、運営面を考えたら、仙台が優位なのは確かです。


確かに、最終的には楽天野球団側が決定することであり、山形県も球団に対して誘致活動をしていますが、


本来であれば、「球団・宮城・山形」がひとつのテーブルについて、お互いの役割や運営面での課題・連携面などを話し合って決めないと、将来に禍根が残る原因にもなりかねません。


球場の2軍は、工場誘致とは違うんですよ。



宮城の対応は、大人の対応という評価を得たがっているようですが、単に策が尽きただけの行き当たりばったり。


山形の対応は、球団誘致と工場誘致を一緒にしている面があり。ただ、改修費の負担を行うという覚悟は宮城側よりもえらいですが。



2.山形で2軍運営面での課題



 イ.首都圏・仙台との交通手段の貧弱さ


 ロ.気候の厳しさ


 ハ.選手の生活面


 ニ.1軍(仙台)との有機的な連携



 以上の課題を認識しているのでしょうか?


イ.交通の貧弱さ


 『山形は、仙台から車で一時間!』というアピール。


周辺県は、仙台をどんどん利用すべきだと思うので、


こういう姿勢はいいと思うのですが。。。



 すべての移動は車が前提になりますね。


1,2軍の入れ替えや、1軍スタッフの2軍視察も。


首都圏を考えれば、普段は渋滞はないも同然なので、あまり支障はないと思いますが、


車で一時間っていっても、間に奥羽山脈をはさんでいるので、天候も違うし、


道路は、国道48号と、山形道の実質2本しかないので、通行止めもあります。


道路が少ないことから、観光シーズンは週末を中心に大渋滞がありますし、そのリスクをどう考えるか。。。



 公共交通機関も、対仙台では貧弱すぎます。


新幹線や特急があれば、一般客ともあまり交わることなく移動できますが、


選手が一時間に一本の仙山線快速に乗るとは考えられない。


高速バスも本数は多いものの、選手が乗るような交通手段ではない。


それに、練習場も球場も山形駅から離れているから、車で山形駅まで行くしかない。


そうすると、車で仙台までということになるでしょうね。



 また、首都圏との移動についても、山形新幹線はありますが、


本数も1時間に1~2本と少なく、また編成が短いことから恒常的に混雑しています。


練習場が予定されている天童駅ではさらに少なく2時間に一本程度。


急な出発となると、指定席が取れないことが多いなど、仙台と比べるとかなりの制約が発生してきます。


それに、在来線区間が悪天候に弱く、よく遅れます。


(仙台であれば、1時間に3~4本新幹線が出ており、混雑時でも仙台始発であれば確実に座れるなど、


首都圏との移動にストレスは感じないのと比較すると厳しい面はあります)


 イースタンの他球団の選手の移動面でも、指定席の確保面で困難が生じる可能性があります。


仙台まで新幹線で、そこから貸切バスで移動という形でしょうか?



 また、来年のメンバーは関西方面出身が多く、関西・九州方面との飛行機での行き来が多くなりそうですが、


その選手たちにしてみると、山形空港は貧弱で、仙台空港を使わざるをえない。


その点で、仙台に二軍がある場合と比較して、空港が遠く感じます。



ロ.気候の厳しさ


 車の一時間の距離とはいえ、気候は大分違います。


冬なんて、仙台は快晴、山形は吹雪なんて日があるくらい。


山形は、夏は暑く、冬は寒いという盆地型気候。夏は日本最高気温を記録したことがある。


冬は、日本海側であり、雪の量もかなりのもの。


仙台は、暑さは大分ましで、数年に一度やませ等の影響で極端な冷夏になることもある。


冬は、確かに寒いものの、雪はあまり降らず、積もっても通常は10cm程度。



 基本的に、選手たちは冬は実家帰省や春季キャンプなどで不在にしていることが多いので、


影響は少ないのかなとも思いますが。



ハ.選手の生活面


 2軍は若手、及び独身者中心で、選手寮への居住が中心になるでしょう。


とはいえ、家族持ちのベテランもいるでしょうし、彼らはどこに住むことになるのでしょうか?


他球団時代は、大都市に住んでいたわけですから、仙台でも不安なのに、山形の可能性がある時点で奥さんが嫌がったりして。


1、2軍を行ったりきたりの選手は特に(日ハムとかはどうなっているのでしょうか?)。


仙台、山形の中間ということであれば、愛子*


あたりが中間点になるのかもしれませんが、


あそこに野球選手が住むというのは想像できない。。。



 また、1,2軍関係なく若手向けの選手寮は必要であり、在京の他球団は1,2軍一緒に寮を設置し、


入寮を義務付けていることが多いようです。


楽天の場合は、仙台にも1軍向けの寮を設置することになるのでしょうか?


まさか、基本的に2軍山形の寮に入り、1軍の試合には山形から毎試合車で通う形になるのか?



 まぁ、2軍が山形の方が、1軍にあがるというモチベーションがあがるのは間違いない!


山形は遊ぶところはないし、野球に打ち込めるかも(国分町に溺れることもなし)?


ただ、最初は山形生活が前提となると、入団を避ける新人選手が現れたりして。。。


 


ニ.1軍との連携


 交通面や生活面での課題とオーバーラップしますが、


新球団で、フロントや現場のコーチ等が選手のことを把握し切れていない段階だと思うので、


なるべく、1,2軍は近くに居たほうがいい気がします。



 1軍との入れ替えが機動的にやりにくくなります。


それに、1,2軍がまったく別なところで活動していると、


例えば「2軍の若手が1軍コーチの目に留まる」ということがあまりないのかなと



 これは、試行錯誤でやっていくしかないのでしょうが。


日ハムもなんとかやっているようだし。



3.仙台のスタンス


 確かに、「東北の中心都市としての自覚から、東北の他県への配慮を」というスタンスを実行した形です。


もちろん、山形からの宮城球場への集客は確実に増えるでしょう


(ただ、11/20の仙スタでのみちのくダービー。山形は昇格がかかっている状況なのに、たった1000人程度しか来なかったというのにはびっくり。それを考えるとあんまり集客増は見込めないのかも)


ただ、もろもろの条件を検討尽くして、2軍は山形でというのであれば納得できますが、ろくな交渉もせずに、「金もないし、1軍さえあればいいや」というように感じるのが引っかかります。


「愛島が遠い」とのことですが、山形よりは近いはず。


今回交渉したJT,愛島、パークタウンのほかにも、あまり使われていない名取のNTT球場や、利府の野球場など、代替案はあったはずで、JTにしても、すぐに交渉をあきらめるのは疑問。


せっかくの立派な施設を生かすことができずに、取り壊されてしまうのは、JT側としても不本意でしょう。



 それに、どちらにしても、1軍の練習場は必要なのではないでしょうか?


仮に宮城球場で練習するにしても、雨天練習場は必要だし、そう考えると、JT球場に1,2軍の練習場を設けるという選択肢がベストに思える。


宮城球場もアマの試合もあるし、練習でそんなに使えない。そうすると、1軍の練習場はどこに確保するの?



 実際に、球団が成功するためには、球団自体の魅力を高めることが必要です。


1,2軍が仙台にあることで、市民にとっては普段の練習を見学することで、若手選手への愛着を高め、


その若手が1軍に上がるというプロセスを楽しむことができます。


その可能性を放棄したことへの、市民への説明がないように感じます。


まだ、藤井市長の説明は努力をしたという誠意が感じられましたが、いつものように、浅野知事の説明は言葉が軽いというか、


「民間の選択に、公共は口を出せない。だから、楽天さん勝手に決めて」という、投げやりな感じでした。


「楽天が勝手に来た」というスタンスかもしれませんが、県のそういう態度が続けば、球団側も愛想を尽かしかねません。


 


 都市間競争が激しくなる時代に、このような態度をとることは、非常に疑問を感じます。


また、二軍とはいえ高年棒の野球選手たちが宮城県内、仙台市内に住めば、その分所得税や住民税が自治体に入ってきます。


(例えば、宮里藍は賞金やCM出演料にかかる所得税や住民税を仙台市に納めるのでしょうし。・・・後日追記:納税者ランキングより、宮里藍は沖縄の出身の村に納めたようです。仙台の地下鉄沿線に住んでるのに、なぜだ?。)


選手の住居選択にしても、球団の運営にしても、仙台に1,2軍があるのが理想のはずで、


イースタンの他球団にしても、それを望んでいたはずです。



 とにかく、決まったのならば、仙台・山形連携して、東北の球団としてがんばってほしいと思いますが。


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