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2004年11月29日 (月)

監督交代



 先週の山形戦の時に号外が出た通りの発表がありました。



J2最終節(27日、仙台)J2ベガルタ仙台・名川良隆球団社長(62)は今季最終戦となった横浜FCに1-1で引き分けた試合後、ズデンコ・ベルデニック監督(55)=写真右上=の解任を正式発表。後任には元日本代表・都並敏史氏(43)=東京Vユース監督、写真右下=の就任が内定したことを明らかにした。1年でのJ1復帰を期待された仙台だったが、結果は勝ち点『59』の6位。あと1年の契約期間を残しながらも、ベルデニック監督でのチーム再建を断念した(28日サンスポ)。



 これについては、いろいろな意見があるかと思います。


先週の山形戦時点でこの情報を聞いた時に感じたことは既に日記に書いてますが、


この1週間で冷静になってきました。


 それに、最終戦後に、いろんな方の話を聞いて、段々と事情が分かってきました。


それに伴い、自分の見方がガラリを変わっているのはご容赦をm(__)m



一言で簡単にまとめると、

『J2には合わない監督』


ってことのようです。


 前から言われていた「フロントと現場のコミュニケーション不足」について


以前の新聞報道では、ベルデニック側から、「フロントとのコミュニケーションがない」とのコメントがあったため、フロントが一方的に悪いとの認識が広がっていました。


 


 今回聞いたのは、フロントに近い方の話だったので、ある程度割り引いて聞く必要がありますが、


・予算及びJ2からみて過大な選手獲得要求


・選手起用方針について、フロント側の話を聞かない。


・選手を駒としてしか扱わない。


 というのがあったようです。


だから、フロントとしては、契約が残っているとはいえ、


このままではもう一年を棒に振る可能性が高いため、大ナタを振るったとのことです。


お互いの認識の差が大きすぎて、コミュニケーションが修復する見込みがないと判断したと。


その話の中で、端的に問題点を表していたのは、



『サッカー後進国の日本人なんかの話を聞けるか!』

という頑ななベルデニックの態度が一番の問題点だったようです。



 いろんな話を聞きましたが、一番愕然とした話を。


 


 ゴッツェは夏場の獲得以来、センターバックで起用され続けてきましたが、昇格がなくなった残り4試合の時点で、根引がセンターバックに入り、ゴッツェはサイドに移りました。それで、ディフェンスラインが安定したのは事実です。



 前半戦限りで退団したガスパルも1順目は目も当てられない戦犯でしたが、


2順目の最後に関しては、それなりにフィットして、失点も少なかったです(危なっかしいのは相変わらずでも、回りがそれなりにカバーして、結果的にディフェンスラインは安定していました)。


 ガスパルが退団し、ゴッツェが入った後半戦、かなりの期待がありました。


ゴッツェのプレー自体は安定していて合格点だとは思いますが、


チームの失点はガスパル時代よりも増えました。


ガスパルからゴッツェに変わって、明らかに安定してもいいはずなのに、


どうしてだろう?と感じてましたが、


何と、驚愕の事実が。。。



ゴッツェはマケドニア代表では本来サイドの選手って!!!!!!

フロントは、それを何度も指摘したそうですが、


ベルの”センターバックは柱となる外国人を”というポリシーのため、


全然聞き入れてもらえなかったって。。。


(ただ、前所属のザグレブではセンターバックやっていたようですが)。


 とにかく、ゴッツェには言葉の問題や”上がりたがり屋”のところがあり、


それを考えれば、真ん中以外で起用するという選択肢もあったのでは。


ベルの頑固なこだわりがなければ。。。とその話を聞いて、妙な脱力感を感じました。



 日本人に対しては「適材適所」と、実績のあるベテランも特別扱いせずに、


様々なポジションを試していた反面、この頑固さ。


 ベルには、理念があってやっていると信じていましたが、


結局、日本人選手は、”駒”としか扱われていなかったということなのでしょうか。


”たかが日本人”って扱いをされれば、選手と監督とのコミュニケーションもうまくいくはずはないですよね。


 それは、今年だけでなく、昨年の屈辱的な大敗(1-6)した9月の宮スタ浦和戦では


DFのファビアーノ(これは外国人ですが)を突然ボランチ起用し、大混乱。


 残留がかかった大一番の大分戦。左のスペシャリストテルを”右”で使い、


さらに前半30分で交代。。。


普通では、あり得ない!この大一番で奇策を使って失敗したのですから、


本当に悔いが残ります。


 


 確かに、今年の若手起用においては、様々なポジションで使われたことから、


適正の見極めと新たな可能性を見出す効果はあったと思います。


とはいえ、新人もベテランも一緒に”駒”としてしか扱われなければ、


チームがうまくいくはずはないでしょうね。


 「この監督の下ではプレイしたくない」って言う選手がいるっていうのも、


分かる気がする。



J2にふさわしい監督像


 


 また、今年のJ2では外国人監督はベガルタだけでした。


他チームは全て日本人監督で、昇格したのもそれぞれ交代1年目の監督でした


(大宮の三浦は復帰でしたが)



 それに、選手についても決定力のある外国人FWが足りなかったことを除けば、


ベガルタの選手層が他チームと比べて薄いとは決して思えません。


他チームは、若手もそれなりに活躍しており、また前チームを戦力外になった選手が


主力として活躍している例も多いです。


別に、お金をかければ。。。という訳でないのは、今年のベガルタ・京都の昇格失敗を見ると、切実に感じます。


 特に、ボランチは、シル、熊谷、石井、千葉、菅井、西谷(リャンもだっけ?)と


あまるほどいました。特に、西谷と石井というそれなりに高年棒の選手を飼い殺しにしたのは非常にもったいない。本来はJ2にいるような選手ではないはずだし。



 J2の戦いに必要なのは、選手層が薄いなりに戦術の訓練は必要ですが、


その前提として、選手と監督との意思疎通が絶対に必要だと感じました。


このチームは何を目指すのか、各選手にはどのような役割を求めているのかという


”共通認識”と”一体感”です。



 J2チームにいるような選手は、テクニックはJ1選手に比べれば劣る部分があるので、理論ずくめでガチガチに選手を縛ると、試合中にも考えすぎて判断が遅れることになったのでしょう(今年のベガルタを思い起こして)。


だから、ベルデニックや、昨年の札幌(ジョアンカルロス)のようなJ1で実績を残した理論派監督がJ2で成功できなかったのは、選手レベルの違いを認識せずに、


J1と同じようなやり方を監督がとったことが原因だと思います。



 それだったら、「若くて、選手とのコミュニケーションが取れる都並」に


任せてみてもいいやと感じるようになりました。



 ただ、違約金はどうなるのやら。。。一億って大きいよな。これは気がかり。


それに、監督だけに責任を押し付けるのではなく、フロントもかなり反省点はあるから、オフシーズンの改革を注視していこうと思います。


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